お中元の時期が近づいてきました。贈ったり贈られたりとやりとりも多くなる時期ですね!
そこで疑問が。。
もしお中元を頂いたらお返しは必要なのか?マナーはしっかり守ってお互い気持ちよく過ごしたいですもんね。
お中元のお返しに関する疑問にお答えしたいと思います。
お中元のお返しをするのはマナー?
お中元は本来、いつもお世話になっている方や目上の方に日頃の感謝を込めて贈る物なので
お中元の「お返し」は本来「不必要」とされています。
贈られた側は、電話やお礼状で「お礼」をすれば品物を贈らなくてもマナー違反ではありません。
電話であれば、お中元が届いた当日(特に生ものなどの場合には送り手側も手元に届いたか心配なはず)、
お礼状であればなるべく早め、できれば3日以内がいいとされています。
ただ、最近は贈り合う人同士の間に特に差がない場合も多々あります。
例えば、友達同士や親族の間でのやり取りなどがそうです。
そういう間柄でお中元やお歳暮を頂けば
電話やお礼状だけでなく、品物もお返しするのが常識となります。
親族間で暗黙のルールがある場合はそれに従うのが一番ですが。
ややこしいですね。
また、たまにありますが疎遠だった方から挨拶代わりにお中元を頂いたような場合も電話やお礼状と共にお返しを贈るのが無難です。
お中元のお返しの金額は?
お中元のお返しをする場合は、一般的に同等の金額の物を贈るのがよいと言われています。
気張って高額なものを贈っても、ケチって安いものを贈っても相手方に不快な思いをさせてしまうからです。
特に高額な物を贈りすぎた場合は、相手に気を使わせるだけでなく、
「今後はお中元はいりません」という意味にもなるとか。
大体、贈り物の価格は察しが付くと思うので、それに見合ったものをお礼状と共にお返しすると
とても感じがよく、相手方にも喜ばれます。
ただ品物だけが届くより、「気持ち」が伝わりますからね!
ちなみに、お中元の一般的な相場は、3000円から5000円なので、その辺りで検討をつけると外れが少ないかもしれません。
お中元のお返し のしはどうする?
お中元のお返しののしは「御中元御返し」か?
そんなわけはありません(笑)
お中元のお返しののしは「お中元」または「御中元」です。
ここで、もう一つややこしいマナーがあります!それは、
一般的に
「お中元」が使えるのは7月15日までなんです!(関西、中国、四国、九州、北海道、沖縄は異なります)
7月16日~8月7日(立秋)までが、「暑中お見舞い」または「暑中御伺」(目上の方に対して)
それ以降は「残暑お見舞い」または「残暑御伺」(目上の方に対して)となります。
なかなか、手ごわいルールです。
お店でやってもらえば自動的に、時期に見合った熨斗を用意してくれますが♪
ちなみに、地域ごとの御中元の時期はこちらにまとめました。
失礼のないようにしたいものです。
まとめ
お中元のお返しは必ずしも必要ありませんが、送り手との関係によってはお返しをするのが常識ともなります。
お礼はどんな場合でもするのがマナーです。
お返しする場合は金額やのしにも気を配ると、相手側も気持ちよく受け取ることができますね!