冬の御在所岳は白銀の世界!春のお花、夏の緑、秋の紅葉に続く冬の景色はおとぎ話の世界に迷い込んだような浮世離れした絶景です。関西や東海地方の平野部ではお目にかかれないような樹氷や氷瀑も見れますよ。
今回は、御在所岳の樹氷の見頃と氷瀑、冬の間数日間だけ行われるライトアップ情報をまとめてみました。
御在所の樹氷の見頃は?
御在所岳は標高1212m。鈴鹿山脈の中でも有名な山の一つで日本二百名山にも選ばれています。百じゃなくて二百ってところがいいですよね(笑)冬はスキー客だけでなく樹氷や氷瀑を見に来る人で賑わうお山です。
御在所で樹氷が見られるのは例年11月末位から3月の中旬位まで。ただ、一般的に樹氷がよくみられる時期は1月~2月です。もちろんその年の天候に大きく左右されます。今年2018年だと初樹氷は11月22日だったそう。山頂の方で雪が降り始めるのも11月中旬~下旬ですもんね。
樹氷の正確な見頃情報を知る手立てとしてベストなのは御在所の公式ツイッター。リアルタイムで御在所岳の情報を見ることができるので重宝します。
そもそも樹氷とは樹木に付着した水蒸気が凍ったもの。寒い時期ならいつでも見れると思ったら大間違い!条件が整わないと見ることができないちょっと貴重な存在です。
条件とは、
☆その水分を木々に運ぶ風
☆その水分を凍らす気温(0度以下。マイナス)
これらのバランスが整って初めて出来上がります。
最新の樹氷情報をチェックしながら、ベストタイミングで見に行きたいですよね。真っ白の木々と地面に真っ青な空のコントラストが見られたら気分も晴れ晴れです。
御在所岳では氷瀑も見れる?
氷瀑(氷瀑)とは本来は滝が凍った物。しぶきをあげて落ちる滝が凍ったとしたらなんとも芸術的ですよね。日本各地には冬になると凍る滝もいくつかありますが、御在所岳の氷瀑は氷点下の時に水しぶきを吹き付けて作るオブジェ。
北海道支笏湖の氷濤まつりもこの方法で巨大な氷のオブジェを作ってますよね。
御在所の氷瀑は1981年から毎年作られているもので、高さ10メートル、幅20メートル、厚さ3メートル程。山上駅付近にパイプや枝などを設置して氷点下の時(12月末~2月末頃)に霧状の水を吹きかけて作るそう。ホントに轟轟と流れる滝のようで迫力満点です。これも青空に映えますね。
御在所の樹氷ライトアップはいつ?
毎年恒例の樹氷ライトアップ。お昼の青空に映える真っ白の樹氷とは違ったミステリアスな顔を見ることができます。ライトアップは冬の間の数日のみ。見逃すわけにはいきません!
2019年の日程は
2月2日(土)、2月3日(日)、2月9日(土)、2月10日(日)、2月11日(月)
時間は
暗闇に浮かび上がる見事な樹氷をお楽しみください^^
御在所ロープウェイは普段、上りの最終が17:00、下りが17:20まで。ナイター営業の数日間はロープウェイからの夜景も楽しめますよ!
冬は昼間でも氷点下の御在所岳なので、夜間はもっと気温が下がります。刺さるような風の強い日も多いので温かくしてお出かけくださいね!
おわりに
御在所岳の冬は極寒ながら雪と氷のワンダーランドと言った感じですね。日中と夜間両方を堪能してみたいものです。2019年は湯の山温泉開湯1300年を記念して近鉄湯の山線で臨時特急「樹氷ライナー」も運転される予定。日にちと時間が決まっているので合わせてチェックしてみて下さいね!