キャンプ動画を見ていると必ずと言っていい程登場するシェラカップ。マグカップと鍋のハーフのようなあの不思議な物体は何?果たしてこれはキャンプに必要なのか?
今回はシェラカップを持って行く利点とその使い方、どんな料理ができるのかについてまとめてみました。
シェラカップとは
シェラカップとは金属でできた直火OKのカップの事。特徴は持ち手がついていて、口の方が底面よりも大きく重ねるのに便利な構造になっていること。キャンパーや登山者、バックパッカーに人気の一品です。
オリジナルはアメリカの環境保護団体Sierra Club(シエラクラブ)が作った「シエラクラブカップ」で底面にSIERRA CLUBの文字も刻まれていました。ただ使い勝手の良さが人気でどんどん製造されるようになり、オリジナルに似た製品はみんなシェラカップと呼ばれるようになったんです。
ジョンソン・エンド・ジョンソンが製造しているバンドエイドが絆創膏の代名詞になっているのと同じような感じですね。
元祖のサイズは10オンス(約300ml)ですが、今は各メーカーが色んなサイズや材質のシェラカップを出しているので用途に合わせて選べます。素材で多いのはステンレスやチタンですが、アルミや真鍮製の物もありますよ。
シェラカップは手放せない!!というファンも多い定番のキャンプギアです。
シェラカップの利点
愛用者が多い中、シェラカップなんてなくてもいいんじゃない?と思う人がいるのも確か。
それでもシェラカップが人気なのはこんな利点があるからです。
・シェラカップ同士を重ねてコンパクトに収納できる。
・クッカーに重ねられればもっとコンパクトに収納可能。
・軽くて丈夫。
・食器と調理道具両方の役目をしてくれる。
・ザックに引っかけられる。
・かっこいい。
結局のところ・・・
その収納性と携帯性、荷物を減らせるという点とカッコよさが最大の利点です。
オートキャンプのファミリーキャンパーならそこまで必要性を感じることはないかもしれませんが、荷物を少しでも減らしたい登山者やツーリングキャンパーには欠かせないギアと言っても過言ではないでしょう。
シェラカップの使い方
で、シェラカップってどんなことに使えるの?ここが一番重要ですよね。
ええと・・・いろんな使い道がありますが具体的な例を出すとこんな感じです。
・食器として使う。→作って直に食べられるし、取り皿にもなる。
・計量カップとして使える。(目盛がついていれば)
・お玉代わりになる。(小さいサイズの物は)
・鍋やフライパン替わりになる。→簡単な料理ができる。
・小物入れになる。
・オブジェになる。→引っかけとくだけでかっこいい。
シェラカップでできる料理
シェラカップで料理ができるといいましたが、サイズ次第で煮る・茹でる・炊く・焼くなどの調理法が楽しめます。どんなものが作れるかというと・・・
・和えもの→シェラカップの中で和えるだけ。
・鍋→大きめのシェラカップがベター
・アヒージョ→一人分にちょうどいい。
・ご飯を炊く→300mlのシェラカップでも約半合のご飯が炊けます。※要フタ
・焼肉
・チーズフォンデュ
・クスクス→小さいサイズでも余裕。
・揚げ物→少量の油で済むのでちょっとだけ作る時に便利。お弁当用にも◎
・インスタントラーメン→小さくても600ml以上のカップがベター
・湯せんで調理できるレトルト系(それに見合ったサイズのカップが必要)など
早い話、サイズさえ合えば万能調理器具です^^
おわりに
見た感じはこんなにいろんなことができる感じがしませんが、シェラカップはなかなかやり手です。特に荷物を極力減らしたいキャンパーには使い勝手が良すぎる一品です。
家庭でも一人分の料理をサッと作りたい時に使えるし、カッコいい計量カップとしてぶら下げておくのもありですね。