アイシングクッキーって簡単だって聞いたのに全然うまくいかない!
適当に作ったアイシングを適当に塗るとこういうことになりますよね。(体験済)
そう。クッキー用のアイシングの作り方や塗り方にはコツがあるんです。今回はその辺をじっくり見ていきましょう。
参考:型抜きクッキーの基本レシピ 均等に伸ばす方法とくっつく時の対処法
クッキーのアイシングの作り方
クッキーのアイシングはアイシングパウダーを使えばホントに簡単。
だって、水を入れてツヤが出るまで混ぜるだけ。
しかも水の量は袋に書いてあるので間違えようがありません。
ただですね…クッキーのアイシングには2種類あって用途によってアイシングを使い分ける必要があるんです。その2種類とは…
スプーンで落とした時に糸を引き跡が残る固さ。又はスプーンで持ち上げた時に角が立つ感じ。(先端が少しお辞儀する程度)
コルネで絞るとしっかりしたラインができる。
⇒ゆるめのアイシング:べた塗り用スプーンで持ち上げた時にサラサラ落ちて5秒前後で跡が消えるゆるさ。
固めのアイシングを先に作ってから、その2/3量程を別のボールに移して水を加えながら緩める。
私が失敗した時はこの辺が曖昧で固めとゆるめの中間1種類しか作ってなかったので、べた塗の時に伸びず、字が上手く書けないという事態が起こりました…。(説明書読まない性格)
でも2種類を使い分けるんだということがわかってれば大丈夫♪
固さを調節するポイントは水量の目安が書いてあっても一気に入れずに少しずつ投入する事。
環境が違うと分量の水を入れても異常に柔らかくなったりすることがあるので、水を少しずつ入れてかき混ぜながら固さを調整していくと上手にできます。
もし分量の水を全部入れても粉っぽい時は様子を見ながら水を足せばOKです^^
クッキーのアイシングの塗り方
アイシングを塗りはじめる前にクッキーがしっかり冷めていることを確認。土台のクッキーが温かいとアイシングが溶けてしまうので要注意です。
クッキーのデコレーションの仕方は縁取り⇒土台のべた塗り⇒乾燥⇒文字や模様描きの順番です。
それぞれのコツを順番に見ていきましょう。
固めのアイシングをコルネに入れてクッキーの縁から1mm程内側を縁取ります。
慣れないとゆがむこともありますがそこはご愛嬌です(笑)
2土台のべた塗り縁取りと同じ色のゆるめのアイシングを使用。
アイシングをコルネに入れて、縁取りした部分から少しずつ埋めるように塗っていきます。凹凸ができたら小筆や小さなヘラで均せばOKです。
又は、ゆるめのアイシングを絵具のように絞り出してから小筆で塗っていく方法も。やりやすい方法でどうぞ。
バターが多いクッキーの場合、ゆるめのアイシングが黄ばむこともあるので一度薄く筆などで塗って乾燥させた後に二度塗りすると黄ばみ防止になります。
3乾燥もしラテアートのように流れるような模様が描きたい場合は、乾燥前に固めのアイシングで描いてから爪楊枝でぼかして下さい。
それ以外の模様や文字はしっかり乾燥させた後で♪
4デコレーション土台に塗ったアイシングがしっかり乾いたら固めのアイシングやデコペンを使ってデコレーションしていきましょう。
もし動物の目の部分などのように色が重なる部分があれば、下の部分が乾いてから上を描いていきます。
色と色の境目も一つの色が乾くのを待ってからの方がベターです。(境界が滲むから)
アクセントにトッピングシュガーやアラザンを乗せる時は固めのアイシングが乾く前に乗せて下さいね。
クッキーのアイシングを乾かす時間
アイシングを乾かす時間は部位や厚さによって違ってきます。
べた塗りした土台の乾燥時間は6時間以上、逆に細い文字や細かい模様などは2~3時間前後が目安です。
実際、もっと早く乾燥することも多いですが一度触ってしまうと跡がついてしまうので長めに待った方が無難。(作り直すのはキツイ!)
特に厚塗りした場合は表面だけ乾いて中はまだということも多いので注意が必要。できれば土台を塗った後は一晩置いておく位の余裕を持つと完璧です。
乾かす時は変色防止のため直射日光を避け、ふた付きの容器に入れて置いておくのがベスト。
昔、お皿の上で乾燥させてたらアリだらけになってゾッとした思い出があるので蓋があるに越したことはありません。ハエがアイシングの上で固まってても嫌ですしね…。
おわりに
アイシングクッキーはコツさえ押さえれば超簡単。絵心がなくてもそこそこ見栄えのするクッキーが出来上がります(絵心があればもっとすごいんだろうけど)。
固いアイシングと柔らかめのアイシングを作りしっかり乾燥させてからデコレーションすることだけはお忘れなく(←私の教訓。笑)。