新幹線チケットは当日に駅で購入できますが、乗車日が決まっていて確実に押さえておきたい場合には予約することもできます。予約と言っても同時に購入をする必要がありますけどね。
予約の方法はみどりの窓口、駅の券売機、インターネット、旅行会社でする方法のいずれか。ここではそれぞれいつから予約ができるのかとその特徴、便利な空席状況のチェック方法をまとめてみました。
記事の内容
新幹線の予約 窓口
JRの主要駅にある「みどりの窓口」で予約をする方法。希望の区間や日時を言えばベストな列車を検索してもらえるので慣れていない人には安心です。
例えば「名古屋発で成田空港にX時までに到着したい」というリクエストを出しても新幹線とJRの成田エクスプレスを繋げてスムーズに現地入りできるように手配してくれます。
「自由席or指定席」「車両」「窓側or通路側」など必要事項を向こうから聞いてくれるのでそれに答えていくだけ。席が決まれば支払いをして完了です。
新幹線の予約は窓口だといつから?
みどりの窓口で指定席やグリーン席の予約ができるのは乗車日1か月前の10時から。
例えば、1月1日に乗るなら12月1日の10時から事前購入開始です。
ただし乗車日が31日で前月に31日がない場合などはこうなります。↓
乗車日 | 売出し日 |
3月29日 | 2月29日(閏年)or3月1日(閏年以外) |
3月30日・31日 | 3月1日 |
5月31日 | 5月1日 |
7月31日 | 7月1日 |
10月31日 | 10月1日 |
12月31日 | 12月1日 |
自由席は席が確保されないので予約という概念がありませんが、売出しは指定席と同じで乗車日1か月前の10時からです(当日分を発券されることがあるので乗車日を必ず伝えて下さい)。
新幹線の予約 券売機
JRの指定席自動券売機で事前購入する方法。窓口のように並ぶことが少なく、窓口が閉まっている場合にも使えて便利です。
「指定席or自由席」を選択してから「乗車駅と降車駅」と「人数」「乗車日時」を指定。その後候補の中から列車と車両、座席を選びクレジットカードか現金で支払いをして完了。
画面に沿ってやっていくだけなので初めてでもとてもわかりやすいです。
新幹線の予約は券売機だといつから?
券売機の場合、事前購入ができるのは乗車日の1か月前の10時10分から。
乗車日の1か月前の計算の仕方は窓口の時と同じですが、窓口より10分遅れてのスタートになります。
新幹線の予約 えきねっと
えきねっとはネットでのチケット予約サービス。JR東日本のサービスですが全国の新幹線の予約ができます。
えきねっとを利用するには会員登録(無料)とクレジットカードの登録が必要ですが、JR東日本・JR北海道の指定区間で「えきねっとトクだ値」や「お先にトクだ値」などの格安チケットが利用できます。条件付きですが変更や払い戻しの際の優遇特典もありますよ。
また、えきねっとの対象サービスを利用することでポイントを貯めることもでき、SUICAカードやびゅう商品券に交換することもできます。
ただし、えきねっとで予約をした場合は乗車前に受取が必要。受け取りができる場所はJR東日本・JR北海道・JR西日本の北陸エリアに限られているので要注意!
名古屋や大阪、九州などえきねっと受取エリア外へ旅行をする時は、旅行前に帰りの切符も受取ってからお出かけくださいね。
新幹線 えきねっとの予約はいつから?
えきねっとの発売開始日も窓口と同じで乗車日1ヶ月前の午前10時から。
さらに事前受付という便利なサービスも使えます。
これは発売開始日のさらに1週間前(同曜日)の午前5時半から乗車日1ヶ月前の午前9時54分まで事前の申込みができるシステム。
申し込んでおいても実際に手配が始まるのは乗車日1か月前の10時からなので100%席の確保が保障されているわけではないですが(繁忙期の日にちや時間によっては取れないことも)、売出し日に手配する時間がない人には便利なサービスです。
新幹線の予約 e5489
e5489=「いいご予約」。えきねっとがJR東日本のサービスだったのに対して、こちらはJR西日本のネット予約サービス。JR西日本エリアだけでなく日本全国の新幹線の指定席&自由席の予約ができます。
ただ乗車前に切符の受け取りができるのはJR西日本・JR四国・JR九州・JR東日本(北陸新幹線・東京都区内各駅)・JR東海の駅のみなので注意が必要です。
会員登録が必要で会員の種類はこの2種類。
※J-WESTカードはベーシックカードの年会費が初年度無料、2年目以降は前年にカードを1度も利用していない時のみ千円(税別)、エクスプレス予約ができるエキスプレスカードは年会費千円(税別)です。
予約はどちらの会員でも出来ますが、ネット会員よりもカード会員の方が購入できる割引チケットの種類が豊富です。
e5489の予約はいつから?
発売開始は他と同じで乗車日1カ月前の10時から。(※e5489の受付時間は5:30~23:30)
発売開始日の1週間前の5時半から発売開始日の9時59分まで事前申し込みも可能です。(手配が始まるのは発売日の10時から。満席で予約が取れないこともあり。)
新幹線の予約 スマートex
東海道新幹線と山陽新幹線(東京⇔博多間)のネット予約サービス。
値段は窓口より若干安い程度(シーズンによって違う)ですが早得商品もあり。年会費無料でパソコン・スマホ・アプリから簡単に予約ができ、予約の変更は手数料無料で何回でもOKです。
使い方はスマートEXのページから会員登録して、クレジットカードと交通系ICカード(SUICAなど10種類から選択)を登録。その後スマホなどから予約(予約時に登録したクレジットから決済)して、当日は登録してあるICカードでチケットレス乗車できます(※2名以上の予約は切符で乗車)。
スマートexの予約はいつから?
予約の開始日は乗車日1か月前の10時から発車時刻の4分前まで。
受付時間は5:30~23:30ですが、23:30~5:30までの間は夜間申込みが可能。夜間申込みの時点で予約は成立しませんが第2希望まで選択でき、翌朝5時半からメールで回答が送られてきます。
事前申し込みサービスも使う事ができます。
新幹線の予約 エクスプレス予約
エクスプレス予約は1年中お得に新幹線が利用できる会員制のサービス。年会費1100円が必要ですが、シーズンに限らず約1000円~2000円程の割引が受けられます(割引率は区間や片道・往復などで違う)。
対象区間は東海道・山陽新幹線(東京~博多間)。入会登録後はスマホ・パソコン・アプリで簡単に予約でき、変更も何度でも可能。チケットレスで乗車できます(2人以上は切符が必要)
エクスプレス予約を利用する場合はエクスプレス予約のページから入会申し込みをして、EX予約専用ICカードが届いたらクレジットカードや個人情報の登録をし、ログインしてから予約開始です。
エクスプレス予約はいつから?
予約の開始日は乗車日1か月前の10時から発車時刻の4分前まで。
スマートexと同じく夜間申込みや事前申し込みサービスが使えます。
新幹線の予約 JR九州のネットサービス
九州・山陽新幹線を中心にJR九州・JR西日本の特急列車の切符を24時間予約できるサービス(23時以降の予約の回答は翌朝5:30以降)。
九州内や九州⇔関西のネット限定早割切符やポイントサービスもあり、九州から西日本方面の新幹線を利用するにはお得です。
ただ、予約した切符の受け取りはJR九州かJR西日本の主要駅に限るのでご注意を。
ネットサービスを利用するには会員登録が必要です。
JR九州のネット予約はいつから?
予約開始日は他のサービスと同じで乗車日1か月前の10時から。
事前申込は予約開始日の1週間前の10時からとなります。
新幹線の予約 旅行代理店
JTBなど大手の旅行会社でも新幹線のチケットを買うことができます。値段はみどりの窓口で買うのと同じで、手数料なども取られないことがほとんどです。
ただキャンセルや変更などの扱いがどうなるかはしっかり確認しておくといいでしょう。
新幹線の予約状況
新幹線を利用する日がなかなか決まらず空き状況を確認したい場合は、予約時にも確認できますが、JRサイバーステーションのページからも簡単にチェックすることができます。
サーバーステーションのページにアクセスして、乗車日時・列車の種類・乗車駅・降車駅を選ぶだけで空席が一発検索できるのでとても便利です。
乗車日の1か月前の10時から乗車日の出発時刻までの空席状況を毎日6時半~22時半までチェックすることができます。
おわりに
新幹線の予約方法には色々ありますが、どれも発売時期はほぼ同じ。ネットなら事前受付のサービスもあるので時間がない場には便利です。ネットでの予約に慣れていない場合は窓口の方が安心できるかもしれませんね。