パッションフルーツは見た目と味が個性的。一瞬「なんじゃこりゃ?」と思うかもしれませんが、クセになるフルーツです。
今回は、こんなパッションフルーツの旬と食べ頃、美味しい食べ方をご紹介したいと思います。
記事の内容
パッションフルーツとは?
パッションフルーツはトケイソウの仲間でツル性の常緑多年草。時計っぽい花と恐竜の卵のような実が特徴です。
実の中は黄色〜オレンジ色のゼリー状になっていて種がたっぷり。もちろん、種ごと食べられます。
熱帯〜亜熱帯の地域でよく見かけますが、本州でも栽培可能。育てやすいので家庭菜園でも人気です。
パッションフルーツの旬
パッションフルーツの旬は夏。
本州産の露地物だと7月~9月頃、沖縄産なら3月頃〜6月頃に多く出回りますが、ハウス栽培や輸入品も多いので年中販売されてます。
パッションフルーツには紫系と黄色の品種がありますが、黄系は寒さに弱いので国産はほぼ紫の品種です。
パッションフルーツの栄養
パッションフルーツはカリウムや葉酸、ビタミンcなどをバランスよく含むヘルシー食材。
特にβカロテンの含有量が果物の中でもかなり高く、可食部100g中に1100μg含まれています。
βカロテンは体内でビタミンAとして働き、皮膚や粘膜、目の健康に関わる栄養素。免疫力を高めたり、抗酸化作用があるとも言われています。
参考:文部科学省「日本食品標準成分表(2015年版七訂)」
パッションフルーツの食べ頃と味
パッションフルーツの味は熟し具合によって変わってきます。
皮が緑っぽく表面がツルツル | かなり酸味が強い |
皮が紫で表面がツルツル | 酸味が減って甘みが増す。もう少し待った方が甘い |
皮が紫で表面がシワシワ | 甘みが更に増して芳醇。マイルドな酸味 |
どの段階を食べ頃とするかは好みにもよりますが、一番おいしいのは皮が紫で表面がシワシワになった頃。
シワシワの実をカットするとこんな感じでジューシー。甘い香りが漂い、甘みとマイルドな酸味のバランスが絶妙です。
買った時に皮が緑っぽかったり、表面がツルツルだったら常温で放置して追熟させることもできます。
自家栽培なら、実を軽く引っ張って簡単にとれる頃に収穫するか、自然落下するのを待てばOKです。
パッションフルーツの食べ方
ここからはパッションフルーツの美味しい食べ方をご紹介します。
そのまま食べる
パッションフルーツの一番オーソドックスな食べ方は半分に切ってスプーンですくって食べる方法。種の食感もいいのでクセになります。
ヨーグルトとアイスのトッピング
パッションフルーツはヨーグルトやバニラアイスクリームとの相性が抜群です。
酸味が気になるなら甘めのヨーグルトを選んだり、ハチミツを加えると美味しさが増します。
マンゴーのパッションフルーツがけ
甘いとろけるような食感のマンゴーと甘酸っぱくて種の食感がいいパッションフルーツは絶妙の組み合わせ。
マンゴーがなかったらマンゴープリンと合わせても十分美味しいです。
スムージー
パッションフルーツはスムージーにもピッタリ。
マンゴーやバナナと組み合わせて、ヨーグルト、バニラアイス、ハチミツを加えるとたまりません。
ジュース
マンゴーやパイナップル、オレンジ、グァバなどのジュースにパッションフルーツを加えるとトロピカルさが増します。
市販の100%ジュースにパッションフルーツを入れるだけでも美味しいです。(種がイヤなら濾す)
ジャム
パッションフルーツがたくさんある時はジャムにすると長持ちします。
このように作り方も簡単です。
- パッションフルーツを切って中身を取り出す。
- 取り出した中身の重さの半量の砂糖を用意する。
- パッションフルーツと砂糖をホーローの鍋に入れて弱火にかける。
- かき混ぜながら煮詰める。(アクが出たらとる)
- 好みのとろみが付いたら完成。
- 清潔な瓶で保存。
ジャムはトーストだけじゃなく、ヨーグルトに使っても美味しいです。
ケーキ
パッションフルーツをパウンドケーキやカップケーキに入れると爽やかな味になります。
チーズとも相性がいいのでレアチーズケーキの上にトッピングするのもおすすめです。
参考さくらんぼの品種ごとの特徴と旬の時期 [出回る期間が超短いです]おわりに
パッションフルーツはなかなか個性的なフルーツですが、食べ頃を見極めれば甘酸っぱく芳醇な味が楽しめます。
マンゴーなどのトロピカルフルーツや乳製品、焼き菓子などとの相性もバッチリなので、いろんな味わい方をしてみて下さい。