虫除けを選ぶ時はどんなものを選びますか?
効果大でなるべく害も少ないものを選びたい。
子供にも安心して使いたい。
そんな人はディートではなくイカリジン配合の物を選ぶかもしれませんね。
でもこのイカリジンってどんな成分なんでしょう?
ホントに副作用はないんでしょうか?その濃度についてもまとめてみました。
イカリジンとは
イカリジン又はピカリジンとも呼ばれるこの成分は、英語名も同じでIcaridin又はPicaridin。(←海外で虫除けを買うとこう書いてあります。)
日本で使用され始めたのが2015年なので新しい物質かと思いきや、1980年代にドイツで開発されてた虫よけ剤で、1998年に初めてヨーロッパで市販薬が発売されたそう。アメリカでも2005年から使われています。
虫よけ剤として有名で強力なディートと同等の効果を持つとして、今では世界50カ国以上で使われ中です。
イカリジンとディートの違い
ここで一つ疑問。ディートとの違いは何?
決定的な違いはその適用害虫です。
蚊、ブヨ、アブ、マダニに加えてサシバエやヌカカ、ノミ、ナンキンムシ(トコジラミ)、イエダニなど
安全性が高いと言われ子供から大人まで使いやすいイカリジンですが、熱帯地方や海外旅行で不衛生な場所に行く時はディート方が効果的です。
実際不衛生な国の安宿なんかに泊まるとナンキンムシとか普通にいますからね。
ちなみにどの虫に効くかはラベルを見れば書いてあるので、用途に合わせて選んでください。ディートには年齢による使用制限もあるのでそこの所も要チェックです。
イカリジンにも副作用はあるのか?
イカリジンは今まで副作用の報告もなく、米国疾病予防センターも「ディートに並ぶ標準的な虫よけ剤」と評価しています。
まぁ、60年近く研究が繰り返されているディートと比べれば歴史が浅いんですけどね。
評価の見直しは適宜されてますが、今のところディートのように赤ちゃんから12歳の子供までの使用制限もないので、子供にはイカリジン配合の虫よけスプレーの方が安心して使えるのは確かです。
効き目がなくなってきたら塗り直しも効きますしね。
ディートよりも皮膚への刺激が少なく、服の上からかけても繊維を痛めることがないのも利点。刺激臭がほとんどないのもいい所です。
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イカリジンの濃度
今のところ日本国内のイカリジンの最大の濃度は15%。
濃度が高いと効き目が強力になるわけではなく、効果の持続時間が長くなくなります。
そこはディートと一緒。
イカリジンは少量でディートと同等の効果が出ると言われているので、スーパーでイカリジン配合の虫除けの時速時間を物色してきました。
(※オーストラリアなのでイカリジン15%以上もあります。)
結果は・・・
イカリジン9.5%前後で約4時間の効果
イカリジン16%で6時間までの効果
イカリジン19%で8時間までの効果
こんな感じになっていました。
結果は同濃度のディートより若干長めかなぁ位でしたが(笑)
メーカーによっても違いはあるのでこれは目安。
虫によっても効果の持続時間は違うようです。
とりあえず選ぶ時はラベルに従うのが一番ですね。
効果がなくなってきたときはディートのように子供への回数制限がないので塗り直せばOK。
塗り斑があると刺されるので、スプレーしたらまんべんなく伸ばすか、ジェルやロールオンタイプを使うと塗り残しが少なくなります。
イカリジンは服の上からでもいいので、露出の少ない服装で上から防御するのもありですね。
おわりに
イカリジンって新顔で得体がしれない所もありましたが、効果的にはディート匹敵するそうです。確かに、私も両方持ってるけどディートとイカリジンでそんなに差を感じたことはなかったかも。
副作用の報告がほとんどなく、子供への使用制限がないのも安心材料になりますね。ただ、イカリジンではカバーできない虫もいるので、必要時はディート配合の物も賢く使って病気を防ぎましょう。それでは楽しいアウトドアライフを♪