インドカレー好きの方なら一度はこう思ったことがありますよね。
私もインドカレーが大好きで、試行錯誤しながら作ってますが、スパイスを使ったカレーは意外と簡単に作れます。
今回は、インドカレーに必要なスパイスとお気に入りのレシピを2つご紹介したいと思います。
記事の内容
インドカレーのスパイス
インドカレーのスパイスはたくさんありますが、最初に用意したいのはこの5種類です。
- クミンパウダー:クミンシードを挽いた物(香りと風味付け)
- ターメリックパウダー:ターメリックの粉(色付け)
- コリアンダーパウダー:コリアンダーシードの粉(香りと風味付け)
- ガラムマサラ:数種類のミックススパイス(香りと風味付け)
- カイエンペッパー:チリパウダー(辛味づけ)
これらは日本のカレーに加えて使うこともできるし、ドライカレーを作る時にも重宝します。
これだけあればほとんどのレシピに対応できますが、もっと探求しようと思ったらカルダモンやシナモンスティック、クローブ、カレーリーフなどのスパイスを買い足すのもありでしょう。
スパイスはどこで買える?
これらのスパイスは小瓶に入ったものがスーパーなどに売ってます。(一部のスパイスは100均にもあるし)
ただ、小瓶の物は量が少ないので、よく使うなら50g~100gの袋入りの物の方がコスパがいいです。(100g以上は多すぎると思うけど)
最初はバラで買うよりセットになったものの方がお得だったりするのでチェックしてみて下さい。
セットだとクミンパウダーじゃなく、クミンシードが入っている事が多いですが、シードをミルや乳鉢で挽いてパウダーにすればOK。挽き立ての香りは格別です。
クミンシード自体もクミンライスや炒めものなどに使えますよ。
ただ挽くのが面倒ならパウダーの方が便利です。(うちも最初はシードを挽いてましたが今はパウダーを使ってます。)
クミンパウダーはタコスやチリコンカン、炒め物、シチュー、パスタ、オムライスなどにも使えて重宝します。
スパイスは目に見える所に置いておく
スパイスは戸棚の奥に入れておくと忘れてしまうので、外に出しておくことが大事。
うちはいろんなスパイスをスパイスラックに並べて、塩コショウのような感じで色んな料理に加えてます。
瓶に入れて保存しておけば使いやすいし、アウトドアに持っていく時にも便利です。
カレーを作る流れ
ざっくりとインドカレーを作る流れを見るとこんな感じです。
- オイルを敷いて茶色っぽくなるまで玉ねぎを炒める。
- にんにくと生姜を入れて香りを出す。
- スパイスを入れて香りを出す。
- 具材を入れる。
- トマト缶、クリーム、水、ココナツミルクなど好きなもので薄めて煮込む。
スパイスの量は味を見ながら調整すればOKです。
インドカレーレシピ(チキンカレー)
ここからは、インドカレーの中でも人気のバターチキンのレシピをご紹介します。
うちでもよく作りますが、簡単でおいしいのでおすすめです。
材料 4食分
- 鶏もも肉:大きめ2枚or小さめ3枚
- ★プレーンヨーグルト:1/2カップ
- ★レモン汁:大さじ1
- ★おろし生姜:大さじ1
- ★おろしにんにく:2片分or小さじ2
- ★クミンパウダー:小さじ1
- ★ターメリックパウダー:小さじ1
- ★ガラムマサラ:小さじ2
- ★カイエンペッパー:小さじ1/2〜1(多いほど辛くなる)
-
<カレーソース>
- バター:大さじ2
- 玉ねぎ:1個(みじん切り)
- おろしにんにく:2片分(小さじ2)
- おろし生姜:小さじ2
- ガラムマサラ:小さじ1
- クミンパウダー:小さじ1
- コリアンダーパウダー:小さじ1/2
- トマトピューレ:1.5カップ
- 生クリーム:1カップ
- 砂糖:大さじ1
- 塩:小さじ1
- カイエンペッパー:小さじ1/2〜1(お好みで)
※カイエンペッパーは唐辛子なので辛さの好みに合わせて調節して下さい。
作り方
- 鶏肉を1口大にカットする。
- 鶏肉と★の材料をジップロック入れ、揉んでから冷蔵庫で1晩寝かせる。(3時間程度でもOK)
- 鍋にバターを入れて熱する。
- 鶏肉を入れ、両面を3分ほど焼く。
- 鶏肉を取り出してお皿に置いておく。
- オイルを敷き、玉ねぎを加えて茶色っぽくなるまで5分ほど炒める。
- にんにくと生姜を加えて1分ほど炒める。
- スパイス類を加えて1分程炒める。
- トマトピューレと塩を加えて時々混ぜながらフタをして15分ほど煮る。
- 9をフードプロセッサーにかけるか濾して鍋に戻す。(オプション)
- 生クリームと砂糖、焼いておいた鶏肉を加えて10分ほど煮て完成。
※10の工程をするとなめらかになりますが、やらなくてもOK。私は飛ばします。
盛り付けてから生のコリアンダーを散らすといい感じです。(嫌いじゃなければ)
インドカレーレシピ(ポテトとひよこ豆のカレー)
うちで人気のカレーをもう一つ紹介します。
こちらはココナツミルクを使ったマイルドなベジタブルカレーです。(カイエンペッパーの量次第で辛くもなります)
材料 6食分
- オイル:大さじ2
- 玉ねぎ:1個(スライス)
- じゃがいも:4個(一口サイズにカット)
- ひよこ豆の水煮缶:1缶(400g)
- お好きな野菜(にんじん、ブロッコリー、カリフラワーなど)
- おろしにんにく:大さじ1.5
- おろし生姜:大さじ1.5
- クミンパウダー:大さじ1
- ガラムマサラ:大さじ1
- コリアンダーパウダー:大さじ1
- ターメリック:大さじ1
- カイエンペッパー:小さじ1〜1.5(唐辛子なのでお好きに調節)
- 塩:小さじ2
- トマト缶:1缶(400g)
- ココナツミルク:1缶(400ml)
- コリアンダー:トッピング(オプション)
スパイスは最初に大さじ1ずつ入れたら、塩コショウをふる時のように味を見ながら調整すればOK。難しく考えることはありません。(インド人の友人もそうしてました)
カイエンペッパーは辛さを調節するスパイスなので小さじ1程度から徐々に増やしていくといいでしょう。(結構カライです)
ココナツミルクの代わりにココナッツクリームを使うと濃度が上がります。
作り方
- 鍋にオイルを入れて火にかける。
- 玉ねぎが黄金色になるまで炒める。
- にんにくと生姜を加えて1分ほど炒める。
- クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパーを加えて1分ほど炒める。
- じゃがいもとひよこ豆を加えて少し炒める。(他の野菜もここで入れる)
- トマト缶と塩を加え、煮立ったら弱火でフタをして煮る。
- 具材が煮えたらココナツミルクを加えて10~15分ほど煮る。
- 味を整えて完成。
- オプションで生のコリアンダーをトッピングしてサーブ。
おわりに
スパイスから作るインドカレーは思っているほど難しくなく、紹介した5種類のスパイスがあればいろんなカレーを作ることができます。
スパイスは香りや風味付けのためのものなので、塩コショウを使う感覚で好みの味に仕上げてみて下さい。
とは言え、スパイスの世界は奥深いのでシェフになったつもりで深く探求してみるのもおもしろいと思います。
参考[フィンガーライム]高級レストランで珍重される森のキャビアを詳しく紹介