インドカレー好きの方なら一度はこう思ったことがありますよね。
私もインドカレーが大好きで、試行錯誤しながら作ってますが、スパイスを使ったカレーは意外と簡単に作れます。
今回は、インドカレーに必要なスパイスとお気に入りのレシピを2つご紹介したいと思います。
記事の内容
インドカレーのスパイス
最初に揃えたいスパイス5種
インドカレーのスパイスはたくさんありますが、最初に用意したいのはこの5種類。これだけあればいろんなレシピに対応できます。
- クミンパウダー:クミンシードを挽いた物(香りと風味付け)
- ターメリックパウダー:ターメリックの粉(色付け)
- コリアンダーパウダー:コリアンダーシードの粉(香りと風味付け)
- ガラムマサラ:数種類のミックススパイス(香りと風味付け)
- カイエンペッパー:チリパウダー(辛味づけ)
インドカレーのスパイスは全て辛いわけではなく、辛いのはカイエンペッパーだけ。スパイスは日本のカレーに加えても深みが出ます。
クミンパウダーやコリアンダーパウダーはタコスやチリコンカン、パスタにも使えて便利です。
追加するならこのスパイス
もっとカレーを探求しようと思ったら、これらのスパイスを買い足すのもありです。
- カルダモン(香りと風味づけ)
- クローブ(香りと風味づけ)
- シナモン(香りと風味づけ)
- フェヌグリーク(香りと風味づけ)
- カレーリーフ(香りと風味づけ)
これらはガラムマサラに入っていますが、さらに追加して味を深めたい時に使えます。(どれも風味がキツイので入れすぎに注意)
カレーパウダーを使うのもあり
カレーパウダーは上で紹介したスパイスなどがバランスよく配合されたパウダー。これを使えばたくさんのスパイスを揃えなくても簡単にインドカレーが作れます。
カレーパウダーは配合次第で辛さや風味が違い、これをベースに好みのスパイスを追加して香りや味を深めるのもおすすめです。
スパイスはどこで買える?
スパイスは小瓶に入ったものがスーパーや100均などに売っています。ただ、近所のお店では揃わない種類は外国食品のお店や通販を覗いてみるといいでしょう。
頻繁に使う場合は小瓶よりも50g~100g程度の袋入りを買った方がコスパがいいです。
スパイスは目に見える所に置いておく
カレーのスパイスは毎日使うものでもないので、戸棚の奥に入れておくと忘れてしまいます(笑)
塩コショウのように目に入る所に置いておけばサッと使えるので、外に出しておくことが大事です。
スパイスラックにまとめておけば使いやすくておしゃれなのでおすすめです。
インドカレーを作る流れ
スパイスからインドカレーを作るざっくりとした流れはこんな感じです。
- 玉ねぎを炒める。
- にんにくと生姜を加えて炒める。
- スパイスを入れて香りを出す。
- 具材を入れて炒める。
- トマト缶、牛乳、水、ヨーグルト、ココナツミルク、クリームなどで煮込む。
バターチキンのレシピ
ここからは、インドカレーの中でも人気のバターチキンのレシピをご紹介します。
うちでもよく作りますが、簡単でおいしいのでおすすめです。
バターチキンの材料(4食分)
鶏の漬け込み
- 鶏もも肉:大2枚or小~中3枚
- ★プレーンヨーグルト:1/2カップ
- ★レモン汁:大さじ1
- ★おろし生姜:大さじ1
- ★おろしにんにく:2片分or小さじ2
- ★クミンパウダー:小さじ2
- ★ターメリックパウダー:小さじ1
- ★ガラムマサラ:小さじ2
- ★カイエンペッパー:小さじ1/2〜1(多いほど辛くなる)
スパイスの配合は★を合わせてから味を見て調整してみて下さい。(自分好みの味になってから鶏肉を漬け込む)
カレー本体
- バター:大さじ2
- 玉ねぎ:大1個(みじん切り)
- おろしにんにく:3片分(小さじ3)
- おろし生姜:小さじ2
- ガラムマサラ:小さじ1
- クミンパウダー:小さじ1
- コリアンダーパウダー:小さじ1/2
- トマトピューレ:1.5カップ
- 生クリーム:1カップ
- 砂糖:大さじ1
- 塩:小さじ1
- カイエンペッパー:小さじ1/2〜1(お好みで)*
※カイエンペッパーは唐辛子なので辛さの好みに合わせて調節して下さい。
バターチキンの作り方
- 鶏肉を1口大にカットする。
- 鶏肉と★の材料をジップロック入れて揉んでから冷蔵庫で1晩寝かせる。(3時間程度でもOK)
- 鍋にバターを入れて熱する。
- 鶏肉を入れ、両面を3分ほど焼く。
- 鶏肉を取り出してお皿に置いておく。
- オイルを敷き、玉ねぎが茶色っぽくなるまで炒める。
- にんにくと生姜を加えて少し炒める。
- スパイス類を加えて少し炒める。
- トマトピューレと塩を加えて時々混ぜながらフタをして10分ほど煮る。
- ⑨をフードプロセッサーにかける。【オプション】
- 生クリームと砂糖、焼いておいた鶏肉を加えて10分ほど煮て完成。
※フードプロセッサーにかけると滑らかになりますが、やらなくてもOK。私は飛ばします(笑)
盛り付けてから生のコリアンダーを散らすといい感じです。(嫌いじゃなければ)
ひよこ豆のベジタブルカレー)
うちで人気のカレーをもう一つ紹介します。
こちらはココナツミルクを使ったマイルドなベジタブルカレーです。(カイエンペッパーの量次第で辛くもできます)
※好きなお肉を入れてもOKです。
材料(6食分)
- オイル:大さじ2
- 玉ねぎ:大1個(スライス)
- じゃがいも:4個(一口サイズにカット)
- ひよこ豆の水煮缶:1缶(400g)
- 野菜(にんじん、ブロッコリー、カリフラワーなど)
- おろしにんにく:大さじ1.5
- おろし生姜:大さじ1.5
- ★クミンパウダー:大さじ1
- ★ガラムマサラ:大さじ1
- ★コリアンダーパウダー:大さじ1
- ★ターメリック:大さじ1
- ★カイエンペッパー:小さじ1〜1.5(唐辛子なのでお好きに調節)
- 塩:小さじ2
- トマト缶:1缶(400g)
- ココナツミルク:1缶(400ml)
スパイスは最初に大さじ1ずつ入れたら、塩コショウをふる時のように味を見ながら調整すればOKです。
カイエンペッパーは辛さを調節するスパイスなので小さじ1程度から徐々に増やしていくといいでしょう。
ココナツミルクの代わりにココナッツクリームを使うと濃度が上がります。
作り方
- 野菜をカットし、ひよこ豆の水を切る。
- 鍋にオイルを入れて火にかける。
- 玉ねぎが黄金色になるまで炒める。
- にんにくと生姜を加えて少し炒める。
- ★のスパイスを加えて1分ほど炒める。
- じゃがいもとひよこ豆を加えて少し炒める。(他の野菜もここで入れる)
- トマト缶と塩を加えて弱火で煮る。
- ココナツミルクを加えて具材が煮えるまで煮る。
- 味を整えて完成。
おわりに
スパイスから作るインドカレーは思っているほど難しくなく、紹介した5種類のスパイスがあればいろんなカレーを作ることができます。
スパイスは香りや風味付けのためのものなので、塩コショウを使う感覚で好みの味に仕上げてみて下さい。
スパイスの世界は奥深いのでシェフになったつもりで深く探求してみるのもおもしろいですよ。
参考[フィンガーライム]高級レストランで珍重される森のキャビアを詳しく紹介