最近ちらほら見かけるようになったバターナッツかぼちゃは、ちょっとレアな野菜。
カボチャとは言え、見た目が違いすぎて試すのに勇気がいりますよね(笑)
今回は、こんなバターナッツかぼちゃの特徴と、おすすめレシピ3選をご紹介します。
記事の内容
バターナッツかぼちゃとは
バターナッツは日本かぼちゃの一種でアメリカ大陸原産。(普段よく食べているかぼちゃは西洋かぼちゃ)
ベージュのひょうたんのような見た目で、 「バターナッツ スクワッシュ」と呼ばれたりもします。
バターナッツは普通のかぼちゃと比べて皮剥きとカットが格段にラク。皮はピーラーで剥くこともでき調理しやすいです。
バターナッツの食感
バターナッツの食感は水分が多めでねっとりした感じ。普通のかぼちゃのようなホクホク感はありませんが、微かにナッツの風味がします。
繊維が少なくパンプキンスープに最適で、ローストやグラタンにするのもおすすめです。
バターナッツかぼちゃの旬
バターナッツの旬は9月〜11月頃。収穫後に1~2ヶ月置いたほうが甘みと風味が引き立つと言われています。
ちょうどハロウィンの時期なので、ジャック・オー・ランタンを作るのにもぴったりです。
バターナッツかぼちゃはどこで買える?
バターナッツは今の所まだ珍しい野菜ですが、大型スーパーやデパ地下、道の駅、直売所などには置いてあることもあります。(季節による)
残念ながら、小さめのスーパーに置いてあることはまれ。通販では季節になると売られています。
バターナッツかぼちゃの保存
バターナッツかぼちゃは丸ごと保存するなら常温で2ヶ月程度持ちます。(風通しのいい涼しい場所)
カットした場合はラップで包んで冷蔵庫に入れ、1週間以内に食べるのがベスト。スープにしてから冷凍しておくのもおすすめです。
バターナッツかぼちゃのレシピ3選
ここからはバターナッツを使ったおすすめレシピをご紹介していきます。
バターナッツかぼちゃのスープ
バターナッツのスープは口当たりが良くてとてもなめらか。パンプキンスープはバターナッツで作って欲しい料理ナンバー1です。
ここではめちゃくちゃ美味しいうちの定番レシピをご紹介します。
※ミキサーorブレンダーorフードプロセッサーが必要です。
材料(たっぷり6食分)
- バターナッツかぼちゃ:1キロ
- じゃがいも:大1個
- 玉ねぎ:大1個
- バター:50g程度
- おろしにんにく:2かけ分(小さじ2)
- *クミンパウダー:小さじ1~2(適量)
- *ナツメグパウダー:小さじ1/2~1(適量)
- *コリアンダーパウダー:小さじ1/2(適量)
- チキンストック:1L(チキンコンソメのスープでもOK)
- 牛乳:1/2カップ
- 塩・黒コショウ:適量
*スパイス類は味を見ながらお好みで。スパイスが嫌いなら入れなくてもOKです。
かぼちゃの量は目安として書きましたが、手元にあるバターナッツのサイズに合わせて適当に調節してみて下さい。
作り方
- バターナッツをタテ半分に切り、種とワタを取る。
- ヘタと底の部分を切り落とす。
- ピーラーで皮を剥き、角切りにする。
- じゃがいもの皮を剥き、角切りにする。
- 玉ねぎをスライスする。
- 鍋にバター入れて溶かし、玉ねぎをしんなりするまで炒める。
- にんにくとスパイスを加えて軽く炒める。
- バターナッツ、じゃがいも、チキンストックを入れて一度沸騰させ、弱火に戻す。
- フタをして具材が柔らかくなるまで煮る。
- 火からおろして粗熱をとる。
- ミキサーに入れてスープ状にする。
- 鍋に戻して牛乳を加えて温め直し、塩・黒胡椒で味を整える。
- お好みで生クリームやクルトン、ハーブをトッピングして完成。
もし皮が剥きにくかったら、ラップしてレンジで2~3分加熱してからピーラーで剥くと剥きやすいです。
余ったスープをすぐに食べない時は冷凍保存すると長持ちします。
バターナッツかぼちゃのロースト
バターナッツのローストはお肉の付け合わせやおつまみにぴったり。サラダに加えても美味しいです。
材料
- バターナッツかぼちゃ:好きなだけ
- オリーブオイル:適量(バターナッツ全体に絡む程度)
- 塩・コショウ:適量
- スパイス・ハーブ(クミンパウダー、ナツメグ、シナモン、ミックスハーブ・ローズマリーなど):適量【オプション】
作り方
- オーブンを200度に予熱する。
- バターナッツをタテ半分に切り、種とワタを取る。
- ヘタと底の部分を切り落とす。
- ピーラーで皮を剥き、好きな形に切る。
- ④をボールに入れて、オリーブオイルと塩コショウ、スパイス類と混ぜ合わせる。
- オーブントレイにオーブンシートを敷いて⑤を並べる。
- 予熱したオーブンで串が通るようになるまで焼いて完成。(20~30分程度)
オーブンがない時は、少しレンジにかけてからフライパンでバター炒めにしても美味しいです。(少し醤油を垂らして食べると◎)
バターナッツかぼちゃのグラタン
グラタンはバターナッツを丸ごと使えて味も見栄えも抜群。ハロウィン料理にもぴったりです。
材料
- バターナッツかぼちゃ:1個
- 玉ねぎ:1個
- ベーコン:適量
- きのこ類:適量
- 小麦粉:大さじ3
- バター:大さじ3
- 牛乳:2カップ
- オイル:適量
- とろけるチーズ:適量
- パン粉:適量
- 塩・コショウ:少々
具材はベーコン&きのこ類としましたが、鶏肉やマカロニなど好きなものを入れればOKです。
味にパンチが欲しい時はコンソメを1つ足してもおいしく出来上がります。
作り方
- バターナッツをタテ半分に切り、種とワタを取る。
- ラップに包んで2~3分ほどレンジにかける。(中身をかき出しやすくなればOK)
- 皮から5mm程度残してスプーンで中身をかき出す。
- 玉ねぎをスライスし、ベーコンときのこを食べやすい大きさに切る。
- フライパンにバターを敷いて、玉ねぎ、ベーコン、きのこ、バターナッツの中身を炒める。
- 塩・コショウで軽く下味をつける。
- 小麦粉を全体にかかるように入れ、具材にまぶしながら炒める。
- 牛乳を3回に分けて入れ、ダマにならないようにその都度かき混ぜる。
- かき混ぜながら弱火でとろみが付くまで煮込む。
- オーブンを200度に予熱する。
- いい感じのとろみがついたら、塩コショウで味を整える。
- バターナッツの皮の器に流し込み、とろけるチーズとパン粉をのせる。
- クッキングシートを敷いたオーブントレイにのせ、オーブンに入れる。
- 焼色が付くまで15分前後焼いたら完成。
面倒な時はグラタンの素を使えば簡単。オーブンでなくオーブントースターで焼いても大丈夫です。
バターナッツの器に入り切らない時は、普通のグラタン皿で焼いてみて下さい。
参考ぜんざいの作り方4パターンと日持ち[小豆からでも餡からでも簡単です]おわりに
バターナッツかぼちゃはちょっとユニークですが、スープなどにピッタリの美味しいカボチャです。
今の所、ちょっとレアな野菜ではありませんが、見つけたらぜひ食べてみて下さい。