秋の果物と言えば柿。柿はビタミンCやビタミンA、カリウムなどを豊富に含み、「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざもあるほどです。
そのまま食べるのもおいしいですが、たくさんゲットした時は料理に使うのもあり。意外と色んな食材と合うので重宝するフルーツです。
今回は、柿のおすすめレシピと柔らかくなった時の食べ方、鮮度や固さを保つための保存方法をご紹介します。
記事の内容
固い柿のおすすめレシピ
シャキシャキの柿はサラダや前菜にピッタリ。柿の甘さがいいアクセントになるのでおすすめです。
柿と大根のサラダ
シャキシャキ感が絶妙な柿と大根のサラダは大好きなサラダの一つ。柿と大根の甘みとツナの旨み、カラムーチョの辛味が混じり合い絶妙の美味しさです。
- 柿と大根を細切りにする。
- 油を切ったツナ缶で和える。
- 上からカラムーチョ(スティック状の)をたっぷりかけて完成。
カラムーチョがあればドレッシングなしでも美味しいですが、青紫蘇ドレッシングや和風ドレッシングとの相性もバツグンです。
柿と生ハムのサラダ
柿の甘みと生ハムの塩味は相性バツグン。小洒落たレストランで出てきそうな映える一品です。
- 柿を好きな形に切る。
- 水菜やかいわれ、サラダミックスなど好きな葉物と混ぜ合わせる。
- 生ハムを食べやすい大きさに切ってサラダの上に散らす。
- イタリアンドレッシングと黒胡椒(お好みで)をかけて完成。
生ハムの代わりにスモークサーモンを使っても美味しいです。
柿とチーズのサラダ
柿とチーズは名コンビ。クリームチーズやモッツァレラチーズ、カッテージチーズなどいろんなチーズとよく合います。
- 柿を好きな大きさに切る。
- サラダミックスなどのリーフ系と混ぜる。(野菜は好きな物でOK)
- 好きなチーズを適当にちぎって混ぜ合わせる。
- イタリアンドレッシングで和えて、黒胡椒をかけて完成。
これに生ハムやスモークサーモンを加えるのもおすすめ。くるみやレーズンを加えると秋らしさ全開です。
柿のマカロニのサラダ
マカロニサラダにリンゴを入れることはよくありますが、リンゴをシャキシャキの柿に変えても美味しいです。
- マカロニを茹でる。
- きゅうりを薄い輪切りにし、塩もみする。
- 柿を食べやすい大きさのスライスにする。
- ハムを食べやすい大きさに切る。(ツナ缶に変えても◯)
- 適量のマヨネーズで和える。
- 塩コショウで味を整えて完成。
柿なます
なますはおせちの定番。大根とにんじんの組み合わせが普通ですが、人参を柿に変えても彩りがきれいです。
- 大根と柿を同じ長さの千切りにする。
- 大根と柿に軽く塩をして数分おく。
- 酢と砂糖を3:2の割合で混ぜる。
- 水気を絞った大根と柿を③で和えて白ごまをふったら完成。
柿のカプレーゼ
カプレーゼはトマトとモッツァレラチーズを交互に並べた料理ですが、トマトを柿に変えることもできます。
ワインともよく合うのでパーティーの前菜にもぴったりです。
- 柿とモッツァレラチーズを同じような大きさにスライスして交互に並べる。
- 上から適量のエキストラバージンオリーブオイルを振りかける。
- 塩とブラックペッパーをかけて完成。
柔らかい柿の食べ方
「柿が知らない間にどろどろ~。」
柔らかい柿をそのまま食べるのが好きな人もいますが、私は柔らかい柿が苦手…。
そんな時でもこうすれば美味しく食べられます。
柿ジャム
柿ジャムは、ジャムとこしあんが混じったような食感でシナモン風味が最高です。
作り方は簡単なので、柿が柔らかくなったら作ってみて下さい。
- 柔らかくなった柿のヘタを包丁でくり抜き種を取る。
- くし切りにしてから皮を剥く。
- 鍋に柿を入れて潰す。(潰せない固さなら細かく切っておく)
- 好みの量の砂糖を入れて弱火にかける。
- 煮詰まってきたらレモン汁少々とシナモンパウダーを入れる。
- ペースト状になったら火から下ろす(冷めると少し固くなるので少しゆるめでOK)。
- 消毒した瓶に入れて冷蔵保存する。
うちのは砂糖が少なめなので冷蔵保存で2週間程度を目安に食べ切っています。(ガッツリ砂糖を入れて脱気してから保存したものならもっと持ちます。)
参考手作りジャムの保存の仕方3パターンと賞味期限の目安柿トースト
柔らかくなった柿は柿トーストにする手もあります。
- 柔らかくなった柿を剥いてスライスする。
- 食パンにクリームチーズを塗る。
- ②の上にスライスした柿を並べる。
- トースターで数分焼く。
- 好みでシナモンをふって完成。
ホットサンドメーカーがあれば、柿とクリームチーズでホットサンドにしてもいい感じです。
柿シャーベット
柿シャーベットは柿を冷凍庫に入れるだけの簡単さ。シャリシャリ食感で美味しいです。
- 熟した柿を洗ってラップで包む。
- 冷凍庫に2時間程度入れる。(完全に凍らせない)
- 冷凍庫から出して上の部分をカット。
- 実の部分をスプーンですくって食べる。
普通に冷凍しておいて、食べる前に自然解凍してもOKです。
柿のスムージー
柔らかくなった柿はスムージーにピッタリ。柿は栄養の宝庫なので朝食にもぴったりです。
- 柿の皮を剥いて適当に切る。(1個)
- バナナの皮を剥き、適当に切る。(1本)
- 柿、バナナ、ヨーグルト(100g程度)、牛乳(1/2カップ程度)、はちみつ(お好みで)をミキサーに入れる。
- ギュイーンとやったら完成。
柿とバナナを冷蔵庫で冷やしておくと氷なしでもひんやりスムージーができます。
柿の保存
柿の保存方法は常温、冷蔵、冷凍の3通りがあります。
常温保存
買ってきた柿が自分の好みより固い場合は常温2~3日置いておくと柔らかくなります。
リンゴの隣に置いておくと、リンゴから発生するエチレンガスの影響で熟すスピードがアップ。柿をビニール袋に入れておいても同じような効果が得られます。
冷蔵保存
固くてシャキシャキの柿が好きなら迷わず冷蔵庫へ。このようにすると2週間ほど固い状態で保存できます。
- 水で濡らしたティッシュをヘタに当てる。(柿のへたが乾燥すると柔らかくなるから)
- 1つずつビニール袋に入れる。
- ヘタを下にして野菜室で保存する。
冷凍保存
柿はシャーベットにするなら丸ごと、ジャムやスムージーにするなら適当に切ってフリーザーバッグに入れてから冷凍できます。
シャキシャキ感はなくなりますが、1~2ヶ月保存できるので使いみち次第ではありな方法です。
おわりに
柿は普通に剥いて食べるのが一般的ですが、こんな風に料理にも使える万能フルーツです。
旬の柿が手頃に出回り始めたら、ぜひ試してみて下さい。