七五三の着物は色や柄だけでなく素材も色々。せっかくだからいい物を着せてあげたいのは親心ですが、その後のケアや値段も気になります。
晴れ着を選ぶ時は生地の特徴を知っておくのも大事。
正絹の着物かポリエステルかで悩むことも多いので、決める時のヒントをまとめてみました。
記事の内容
七五三の着物は正絹
正絹(しょうけん)の着物は絹100%でできた着物。昔から祝い事の席には正絹がふさわしいと言われてきた質の高い一品です。
正絹の着物を選ぶ理由
七五三と言えば女の子が3歳と7歳、男の子は5歳にお祝いするのが一般的。
着物や袴選びに正絹が選ばれる理由はこちらです。
- 昔から晴れ着と言えば正絹だから。
- 品がある。
- 質がよく、肌触りがいい。
- 色・ツヤがいい。
- 見栄えがいい。
- しなやかで体に沿う。
- いい物なら代々着れるから。など。
正絹の着物を避ける理由
逆に正絹を避けたい理由はこちらです。
- 他の素材よりケアが大変。
- 洗濯機で洗えない。
- 値段が高い。
- クリーニング代が高い。
- 食事や参拝中に汚さないか気が気でない。(特に3歳)など。
ちなみに、表地が正絹、裏地がポリエステルで作られた着物もあります。
七五三の着物はポリエステル(化繊)
昔と違い、今は化学繊維で作られた着物もたくさん出回っています。
ポリエステル(化繊)の着物を選ぶ理由
化学繊維の着物にはこんな利点があり、扱いやすさが人気です。
- ケアしやすくて軽い。
- デザインが豊富。
- 洗濯機で洗えるものが多い。
- 保管するのがラク。
- 正絹に比べて安い。
- ケアが楽なのでいろんな行事に着回せる。
ポリエステル(化繊)の着物を避ける理由
「それでもやっぱり化学繊維は…」という方の意見はこちらです。
- 安っぽい。
- 正絹と並べると見劣りする。
- 上品さに欠ける。
- 質のいい物を子供に着せてあげたい。
- おじいちゃん、おばあちゃんが正絹派。
- 特別感がない。など
正絹の着物かポリエステルの着物か?
正絹にも化学繊維にも長所と短所があるので、どちらを選ぶかは本当に迷うところです。
ただ、大雑把にまとめるとこうなります。
- 扱いやすさと価格重視⇒ポリエステル
- 質と見栄え重視⇒正絹
ただやっぱり、その子に合う色味や柄があるのが大前提。
ポリエステルでも安っぽいものばかりではないし、目利きでなきゃわからないレベルの物も多いとか。
正絹だって予算内に収まる着物も多いし、安くて信頼できるクリーニング店もあります。
どんな着物でも似合わなかったり、お子さんが着たがらなければ意味がないので、お子さんも交えて選ぶのも大事です。
おわりに
正絹にするかポリエステルにするかは悩んだら、実際に着物を見に行って実物に触れてみるのもいい方法。
「素材の違いってこんな感じなんだー」とか「お値段ってこれくらいなんだー」とか実際に知ることができます。
通販ならお店に質問したり、レビューをしっかり読むこともお忘れなく。