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七五三の着物は3歳と7歳でかなり違う!兼用するならこの方法!

投稿日:2019年10月9日 更新日:

七五三 着物 3歳 7歳 違い

「3歳の七五三で着た着物って7歳でも使える?」

女の子の七五三は3歳と7歳。せっかく着物を買うなら、同じ着物を長く着られると嬉しいですよね。

今回は、3歳と7歳の着物の違いと兼用するための方法をご紹介します。

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3歳と7歳の着物の違い

七五三 着物

まず、子供の着物はざっくり分けて4種類あります。

  • 一つ身(小裁ち)の着物
  • 三つ身(小裁ち)の着物
  • 四つ身(中裁ち)の着物
  • 四つ身(本裁ち)の着物

一つ身(小裁ち)の着物

お宮参りなどに着る初着で、0歳〜2、3歳頃まで使えます。仕立て直せば3歳の七五三に着ることも可能です。(子供の体格にもよる)

三つ身(小裁ち)の着物

身長の3倍の布で作る着物。一つ身よりもかなり着物らしく、2,3歳~4歳頃の子が着ます。

四つ身(中裁ち)の着物

身長の4倍の布を使い、子供用の裁ち方(中裁ち)で仕立てる着物。4,5歳~7歳頃の子供用です。 

四つ身(本裁ち)

大人の着物と同じ裁ち方(本裁ち)で作られた四つ身の着物。主に7歳~10代前半の子が着ます。

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3歳の着物

七五三 着物 3歳

3歳の七五三には三つ身の着物or仕立て直した初着(一つ身)を着ることが一般的。

兵児帯(へこおび)を結んだり、着物の上から被布(ひふ)を着ることも多く、小さい子ならではの可愛らしさが際立ちます。

三つ身の着物や仕立て直した初着は、肩上げや腰揚げなどの調整をすることで4~5歳位まで着られることが多いです。


7歳の着物

七五三 着物 7歳

背丈が伸びた7歳の七五三には、大人の振り袖に近い雰囲気の四つ身の着物を着ます。

7歳の七五三は室町時代に始まった「帯解の義(本格的な帯を締める儀式)」にも関係しているので、しっかり帯を結ぶのも大事なポイント。着物の色柄が少し落ち着いて小物も増えるので、お姉さんらしい印象になります。

7歳の七五三用に新調するなら、中裁ちではなく本裁ちの四つ身にした方が長く着られます。


七五三の着物を3歳と7歳で兼用する方法

ここからは3歳と7歳で同じ着物を着せたい場合の方法をご紹介します。

3歳と7歳で同じ着物は無理がある

まず、3歳の時に三つ身の着物や仕立て直した初着を着た場合、7歳の七五三で同じ着物を着るのはムリがあります。

大丈夫そうに思えても身幅が狭くて着物がはだけてきたり、着ていて窮屈に感じることも多々。小さい時の派手目の色柄は、7歳にしては幼く見えることもあります。

ただ、最初から3歳と7歳兼用で着られるように作っておけば同じ着物を使うことも可能です。

四つ身なら兼用できる

3歳と7歳で同じ着物を着る場合、3歳の着物は三つ身でなく四つ身を購入します。(初着から四つ身で作ることも可能)

もちろん、3歳児に四つ身は大きすぎるので3才サイズへの仕立て直しが必須。そして7歳の七五三前には7歳サイズへのお直しが必要です。着物の色柄は3歳でも7歳でも合いそうな物を選んでおくといいでしょう。

ちなみに、節約のために兼用したい場合は仕立て直しや小物の購入で出費が大きいので、レンタルしたりリーズナブルな着物セットを買った方が安いです。

仕立て直しの費用

仕立て直しは着物を買った呉服店に依頼するのがベストですが、他店で頼んだり、和裁ができれば自分で直すこともできます。

着物の仕立て直し費用は2万円前後が相場(長襦袢のお直しは追加料金)。着物を買ったお店やネットで頼むともう少し安くなることが多いです。

着物のお直しは時間がかかり、特に七五三の時期は混み合うので、1~2ヶ月前に問い合わせておくといいでしょう。

3歳と7歳では揃える小物が違う

七五三 着物 小物

3歳と7歳では着物が違うだけでなく、必要な小物も変わるので要チェックです。

3歳の小物

3歳で使う主な小物はこちら。セットの着物を買ったり、レンタルをすればついて来ることが多いです。

  • 肌着と裾よけ:着物用の下着上下
  • 長襦袢(ながじゅばん):着物の下に着る着物丈のインナー
  • 半襟(はんえり):長襦袢につけるアクセント用の襟
  • 腰ひも:長襦袢と着物の着付けに使うひも
  • 伊達締め(だてじめ):襟合わせの崩れを防ぐ幅広のひも
  • へこ帯:子供用の帯
  • 被布(ひふ):着物の上に着る羽織(着るなら)
  • 足袋(たび):靴下
  • 草履(ぞうり)
  • 髪飾り
  • 巾着
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7歳の小物

7歳になると必要な小物がグッと増えます。いろんな小物があって大変そうですが、こちらもセットになったものが沢山あります。

  • 肌着と裾よけ
  • 長襦袢・半襟
  • 腰ひも・伊達締め 
  • 帯:大人の帯に近い帯
  • 帯板(おびいた):帯の前に挟んで形を整える道具
  • 帯枕(おびまくら):結んだ帯を支える道具(作り帯ならいらない)
  • 三重紐(みえひも):凝った帯結びをする時に便利なひも(作り帯ならいらない)
  • 帯揚げ(おびあげ):帯の上側に巻く布(帯枕のひもを隠す役目も)
  • 帯締め(おびじめ):帯の真ん中に巻く飾りひも
  • 志古貴(しごき):帯の下側にリボン風に巻く布
  • 足袋と草履
  • 筥迫(はこせこ):胸元に入れる小物入れ
  • びらかん:筥迫につける飾り
  • 末広(すえひろ):帯と帯締めの間に挟む扇子(縁起物)
  • 髪飾り
  • ハンドバッグ
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おわりに

3歳と7歳では体格が全く違うように着物もかなり違います。

今は気軽なレンタルや一式揃ったリーズナブルなセットも多いので、年齢に応じて準備するのも簡単。

ですが、記念に質のいい着物を購入して長く使いたい場合は、3歳(or初着)の時点で四つ身の着物を調達することもできます。

七五三の時期は超繁忙期なので、購入にしてもレンタルにしても仕立て直すにしても早めに手を打つのがベストです。

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