新生姜は期間限定食材なので、店頭に並ぶのを心待ちにしている人も多いですよね。
今回は、こんな新生姜が出回る時期と保存の仕方、選りすぐりの新生姜レシピをご紹介します。
記事の内容
新生姜の時期
新生姜がお店に出回るのは6月〜8月頃。ちょうど暑い夏の時期ですね。
この時期に売られている新生姜はハウス栽培の物がほとんどで、露地物の旬は9月〜11月頃です。
ただ、夏にはたくさん売られている新生姜も秋になるとお店から姿を消すことが多いので、新生姜=夏のイメージが強いです。
ちなみに、年中売られている普通の生姜(ひね生姜)は新生姜を貯蔵したもの。新生姜よりも繊維が多く、辛味が強いのが特徴です。
新生姜の保存方法
新生姜は生のままでは日持ちしません。
買ったら早めに料理に使うか、後で紹介する甘酢漬けや紅生姜などに加工して保存するのがベストです。
そのまま長期保存したい場合は、洗って水分を取り、用途に合わせてカットしてから1回分ずつ小分けにして冷凍保存する方法も。
食感は損なわれますが、煮物などに使うなら冷凍でも問題なしで、長持ちします。
おろして料理に使う場合は、洗って水分を拭いてから、丸ごとラップに包んでジップロックに入れ冷凍庫へ。使う時は凍ったままおろして下さいね。
冷凍すれば何ヶ月か持ちますが、霜がついてまずくなるのでなるべくお早めに。
新生姜のレシピ
それでは新生姜のレシピを見ていきましょう。
新生姜サラダ
新鮮な新生姜は生でもおいしく食べられます。
食べ方は、新生姜を千切りにして氷水にさらし、サラダやおつまみを作るだけです。
例えば、千切りにした生姜に鰹節と醤油をかければいいおつまみに。
きゅうりの千切りや水菜、カイワレ、豚の薄切りなどと合わせて冷シャブサラダにするのも美味しいです。
新生姜ご飯
新生姜レシピで外せないのが炊き込みご飯。生姜の風味が最高で何倍でもいけちゃいます。
作り方も簡単です。
- 米:2カップ
- 新生姜:50g
- だしの素:小さじ1
- 薄口醤油:大さじ1.5〜2
- みりん:大さじ1.5〜2
- 酒:大さじ1
<作り方>
① 米を洗って炊飯器にセットし、いつもの分量の水を入れる。
② 新生姜の皮をスプーンでこそぎ取って、千切りにする。
③ 新生姜と調味料を入れて炊き込む。
生姜と調味料の量はお好みで調節を。油揚げやタコ、キノコを入れるとさらに美味しくなりますよ。
新生姜の甘酢漬け
お寿司屋さんでよく出てくるガリを作ることもできます。
新生姜に塩をして、ざっと茹でてから甘酢につけるだけなのでとても簡単です。
詳しい作り方は新生姜の甘酢漬けの作り方と保存の仕方,漬けた液の使い道を紹介をご覧ください。
新生姜の梅酢漬け
ピリッと辛い紅生姜も新生姜と梅酢で簡単に作れます。
梅干しを漬けている人は梅酢の再利用に最適。自家製梅酢がなくても市販の梅酢を使えばいいので問題なしです。
長期保存することができるので、お料理のトッピングとして重宝します。
参考紅生姜の作り方,保存の仕方と使い道[梅酢がしょっぱい時の対処法も解説]新生姜の天ぷら
ちょっと意外かもしれませんが、新生姜の天ぷらは定番です。
作り方は千切りにした新生姜に天ぷらの衣をつけて揚げるだけ。見た目はごぼうの天ぷらのようです。
新生姜の刺激と衣のバランスが絶妙で、ご飯にもお酒にもよく合います。
他の野菜や魚介とかき揚げにしたり、千切り生姜を豚バラの薄切りで巻いて天ぷらにするのもおすすめです。
新生姜の佃煮
生姜の佃煮は甘辛さと生姜の風味が癖になる御飯のお供です。
作り方はこちらです。
- 新生姜:500g
- 塩:小さじ1
- *醤油: 100ml
- *砂糖:150g
- *みりん:大さじ2
- 白ごま:適量(オプション)
- じゃこ:適量(オプション)
- かつお節:適量(オプション)
<作り方>
① 新生姜の皮をこそぎ取って洗い、千切りかスライスにする。
② 塩をまぶして数分置く。
③ 鍋で2〜3分茹でてザルにあける。←1~3回(辛味取りのためなので、回数はお好みで)
④ 絞った生姜と調味料(*)を鍋で弱火で煮詰める。
⑤ 好みでオプションの材料を投入。
⑥ 水分がなくなったら完成。
冷蔵保存で1週間を目処に食べて下さいね。
新生姜シロップ
生姜シロップは生姜風味の濃厚シロップ。水で割ったりソーダで割ってジンジャーエール風にして楽しめます。
- 新生姜:500g
- 砂糖:500g
- レモン汁:大さじ2
- シナモンスティック,クローブ、カルダモンなど(オプション)
新生姜はお好みの量で。砂糖と新生姜は同量が基本。
シナモンなどの香辛料はスパイシーにしたい場合のオプションです。
<作り方>
① 新生姜の茶色い固めの皮をこそぎ取って洗う。
② 新生姜をスライス(or千切り)にして、砂糖をまぶし30分ほど置く。(水分が出てくる)
③ ②を水分ごと鍋に入れてアクを取りながら15〜20分ほど煮る。(香辛料を入れるならこの時)
④ 火からおろしてレモン汁を入れて混ぜる。(色がピンクに)
⑤ 冷めたら液を濾して消毒した保存容器に入れる。
残った生姜は上で紹介した佃煮に加工することもできるし、冷凍しておけば煮魚などに使えるので捨てないで下さいね。(香辛料を入れた場合は和食には合わないけど…)
冷蔵保存で1ヶ月を目安に飲んで下さい。
おわりに
新生姜は夏に採れるハウス物と秋に採れる露地物がありますが、お店で手に入れやすいのは夏の新生姜です。
常温や冷蔵庫では日持ちしないので、加工するか冷凍して早めに使うのがベスト。おいしい食べ方もたくさんあるのでぜひトライしてみて下さい。