新生姜が出回る時期になると作りたくなるのが紅生姜。自家製なら安心の国産でコスパよし!余った梅酢の再利用にもバッチリです。
今回は、紅生姜の作り方と保存の仕方、賞味期限と使い道をご紹介。梅酢がしょっぱい時の対処法もご紹介します。
記事の内容
紅生姜の作り方
先っぽのピンクが目印の新生姜が出回るのは6月下旬から真夏にかけて。梅干しの赤梅酢が準備できるのもこの時期です。(市販の赤梅酢は年中売ってます)
役者が揃ったところで紅生姜の作り方を見ていきましょう。
用意するもの
- 新生姜(お好きなだけ)
- 粗塩(生姜の重さの3%)
- 赤梅酢(新生姜が浸る量)
- 消毒した容器(金属以外)
例えば、500gの新生姜を使うなら、15gの粗塩が必要。赤梅酢は新生姜がしっかり浸かる量があればOKです。
梅干しを漬けていない場合、赤梅酢はスーパーや通販などで買えるので心配ありません。
梅干しを漬けている人で梅酢が余って困るという人もいるので、家族や友達に聞いてみるのもありですよ。
作り方
- 新生姜の皮をスプーンでこすり落として洗う。(茶色い少し固めの皮が取れればOK)
- 傷んだ部分があればカットする。
- 繊維に沿って2~3mmにスライスor千切りにする。(切り方は用途次第)
- ボウルに入れて塩と混ぜ合わせ1時間ほど置く。←新生姜から水分が出る。
- 水分を切って、半日ほど風通しのいい場所で陰干しする。(プラスチックのざるやペーパータオルを使って干せばOK)
- 消毒した保存容器に新生姜とひたひたに浸かる位の赤梅酢を投入。
- 冷蔵庫で1日寝かせたら完成。(色は半日位でつきます)
味は新生姜よりも辛くてインパクト強め。歯ごたえも強めですが、好きな人は好きかも。
紅生姜の保存
完成した紅生姜は保存容器に入れて冷蔵保存するのがベストです。
もし冷凍するなら食べる分ずつラップで包んでジップロックに入れておくと使う時に便利です。
ただ、冷凍の場合はある程度すると霜がつくし食感が損なわれるので、冷蔵庫での保存をおすすめします。
紅生姜の賞味期限
紅生姜は生姜を塩で処理してから昔ながらの辛い梅酢でつけた場合、冷蔵庫1年ほど持ちます。
減塩梅酢の場合は、液の状態と匂い、味をチェックしながら半年を目処に食べ切るのがベスト。
生の新生姜をそのまま赤梅酢に漬けこんだ即席紅生姜は日持ちしないので、冷蔵庫に入れて数日以内に食べるか冷凍してみて下さい。
▷生産者から直接届く【食べチョク】で新生姜を見る紅生姜を漬ける梅酢がしょっぱい時は?
赤梅酢がしょっぱすぎる場合はお酢や煮切りみりん、煮切り酒、砂糖などで調整すると少しマイルドになります。
赤梅酢を水で薄めてしまうと日持ちしなくなるのでNGです。
煮切り酒や煮切りみりんは、煮立たせてアルコールが飛ばしてあるのでアルコールっぽい味はほとんど残りません。
お酢の場合は酸味が強くなるので、砂糖を加えて沸騰しない程度に数分煮てから混ぜると少しマイルドになります。
ただ、生姜を漬けた後には修正しづらいので、漬ける前に赤梅酢の味をチェックしておくのがベストです。
参考新生姜の甘酢漬けの作り方と保存の仕方,漬けた液の使い道を紹介紅生姜の使い方
完成した紅生姜はお料理のトッピングにぴったり。
例えば、焼きそば、たこ焼き、とんこつラーメン、チャーハン、お好み焼き、牛丼などとの相性は抜群。紹介するまでもないほど定番です。
少し変わり種としては、こんなものもありますよ。
紅生姜サワー
サワーや酎ハイの中に好みの量の紅生姜を突っ込んだ変わり種ドリンク。実際にメニューに入れている居酒屋さんもあり意外と人気です。
インパクト大ですが、さっぱりしていて飲みやすいのが特徴。ソーダだけで割ってもいい感じです。
紅生姜串カツ・紅生姜天ぷら
大阪を中心に関西で定番なのが紅生姜の揚げ物。紅生姜のしょっぱさと衣がよく合い人気です。
紅生姜を豚肉やササミ、アジやイワシなどと一緒に揚げるのもおすすめですよ。
参考新生姜の時期と保存の仕方,選りすぐりの新生姜レシピ7つを紹介 参考らっきょうの漬け方(塩漬け・甘酢漬け)と出回る時期のまとめおわりに
紅生姜は簡単で保存期間も長めなので常備しておくのにばっちり。梅干しを漬けている人にとっては余った赤梅酢を使い回せるところも魅力です。
自家製なら安全でコスパもいいのでぜひ試してみて下さい。