りんごの旨みがたっぷり詰まったジャムは家で簡単に作れます。
手作りなら、りんごや砂糖の種類を変えたり、砂糖の量を調節したり、バターを加えてりんごバターにしたりとアレンジ自在です。
今回は、りんごジャム&りんごバターの作り方と保存期間をまとめてみたので、ぜひ挑戦してみて下さい。
記事の内容
りんごジャムのレシピ
りんごジャムはトーストやヨーグルトに添えるだけでなく、お菓子作りや肉料理にも使えてとても便利です。
さっそく作り方を見ていきましょう。
りんごジャムの材料
- りんご:好きなだけ
- 砂糖:りんごの重さの30%~50%
- レモン汁:普通サイズのりんご1個に対して大さじ1程度
- シナモン(オプション):好きなだけ
- 消毒した瓶
りんごの種類
りんごはどの種類をつかってもOK。いろんな種類を混ぜても大丈夫です。
ちょっとハズレのリンゴや少し置きすぎたりんごを使っても作れます。
砂糖の種類
砂糖は素材の色や風味を邪魔しない上白糖やグラニュー糖を使うことが多いですが、ザラメやキビ糖、黒糖などでも作れます。
砂糖の種類によってはジャムの色が黒ずんだり、砂糖の風味が素材の風味に勝つこともありますが、家で使う分には問題ありません。
砂糖の量
昔ながらのジャムは果物の重さと砂糖の重さを1:1にするのが基本。
ただ、りんごは元々甘いのでりんごジャムにはりんごの重さの30%~50%程度の砂糖を使うことが多いです。
甘いりんごなら砂糖なしで作ってもおいしいですが、日持ちが短くなります。
りんごジャムの作り方
- 瓶を消毒して乾かす。
- りんごを洗う。
- りんごの皮を剥いて芯を取る。
- いちょう切りにする。(食感の好みで角切りなどでもOK)
- りんごの重さを量り、砂糖を用意する。
- 鍋にりんごと砂糖、レモン汁を入れて混ぜ合わせる。
- 中火にかけ、グツグツしてきたら弱火にする。(アクが出たら取る)
- 木べらでかき混ぜながら煮る。
- 好みの固さより少しゆるめで火を止める。*
- シナモンを加えて混ぜる。[オプション]
- 消毒した瓶に保存して完成。
*ジャムは冷めると少し固くなるので、お好みの固さよりも少しゆるめの所で火を止めます。
瓶の消毒や保存の仕方はこちらです。↓
参考手作りジャムの保存の仕方3パターンと賞味期限の目安りんごジャムに皮を入れると色がきれい
りんごジャムに皮を入れて煮ると、ほんのりピンクに発色してきれいです。
作り方は剥いた皮をりんごジャムと一緒に煮込み、ある程度したら取り除くだけ。
紅玉のような真っ赤なりんごほどきれいなピンクになり、それほど濃くない赤だと薄いオレンジ系に。(王林など赤くないりんごでは色付かない)
皮の食感が気にならないなら、皮を剥かずにジャムにしたり、皮を細かく刻んでから一緒に煮込んでもOKです。
りんごジャムの保存期間
りんごジャムの保存期間は保存の仕方と砂糖の量によって変わりますが、目安としてはこんな感じです。(実際はこれより持つ印象)
- 脱気して保存:常温(冷暗所)で半年~1年程度
- 脱気せずに保存:冷蔵庫で2週間~1ヶ月程度
- 砂糖なし:冷蔵庫で1週間程度
- 冷凍:半年~1年
脱気の詳しいやり方はこちらです。
りんごバターのレシピ
長野のお土産として有名なりんごバターは、りんごとバターの風味が絶妙。アップルパイを思わす風味で、トーストやホットケーキとの相性バツグンです。
りんごバターの材料
材料はジャムの材料にバターが追加するだけです。
- りんご:好きなだけ
- 砂糖:りんごの重さの30%~50%
- レモン汁:普通サイズのりんご1個に対して大さじ1程度
- 無塩バターor発酵バター:普通サイズりんご1個に対して50g程度
- 消毒した瓶
りんごバターの作り方
りんごバターはレンジでも鍋でも作れますが、個人的には鍋で作る方がおいしい気がします。
- 瓶を消毒して乾かす。
- りんごを洗う。
- りんごの皮を剥いて芯を取り、いちょう切りにする。
- りんごの重さを量り、砂糖を用意する。
- 鍋にりんごとレモン汁、砂糖を入れて混ぜ合わせ、中火にかける。
- りんごが柔らかくなったら火を止める。
- 粗熱がとれたらミキサーでピューレ状にする。
- フライパンに戻して木べらで混ぜながら弱火にかける。
- バターを加え、溶けたら火を止める。
- 消毒した瓶に保存して完成。
ミキサーがない場合は、りんごをすりおろしてから砂糖とレモン汁で煮て、最後にバターを入れても大丈夫です。
りんごバターの保存期間
りんごバターは消毒した瓶に入れて冷蔵庫に入れておけば1ヶ月程度、小分けして冷凍すれば半年以上持ちます。
冷蔵の場合、砂糖なしや砂糖をガッツリ減らした時はもう少し早めに食べきるのがベストです。
参考ゆずの旬と使い方8選 [ゆず料理は香りと酸味がたまりません!]おわりに
りんごジャムもりんごバターも思った以上に簡単に作れます。
朝にトーストを食べるのが楽しくなるので、りんごがあったら作ってみて下さい。