栗きんとんは秋~冬にかけて大人気のお茶請け。金運や勝負運アップの縁起物としておせち料理にも必ず入れる一品です。
今回は、お正月に食べる栗きんとん&栗100%の栗きんとんの作り方、賞味期限をまとめてみました。
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栗きんとんの作り方
まずは、おせち料理に入っている栗とさつまいもの栗きんとんをご紹介します。
材料
- さつまいも:中サイズ2本
- 栗の甘露煮:お好みの個数
- くちなしの実:2個
- 砂糖:100~150g(お好みで調整)
- みりん:大さじ2
- 栗の甘露煮の汁:大さじ3
- 塩:少々
クチナシの実は色付けのための物で、スーパーの乾物コーナーに置いてあります。これがあるときれいな黄色になりますが、見つからなかったらなしでもできます。(味には影響なし)
砂糖なしや砂糖をガッツリ減らして甘さ控えめにしてもOKですが、日持ちは短くなります。(すぐ食べたり、冷凍するならOK)
栗の甘露煮は手作りでも市販の瓶詰めでもOK。手作りならこちらを参考にしてみて下さい。↓
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- クチナシの実を割ってお茶パックに入れる。
- さつま芋の皮を厚めに剥いて輪切りにし、水につける。
- クチナシの実とさつま芋を鍋に入れ、さつま芋が浸かる量の水で茹でる。
- さつま芋が柔らかくなったらザルにあける。
- 熱い内に漉し器or目の細いザルで裏ごしする。
- ⑤を鍋に戻して砂糖を混ぜ込む。
- みりん、甘露煮の汁、塩を加えて弱火にかける。
- 少しゆるめのマッシュポテト位の固さまで木べらで練り続ける。
- 汁を切った甘露煮の栗を入れて練り、温まったら火を止める。
- バットに広げて冷ましたら完成。(ツヤ出しのため)
工程⑤の裏ごしが面倒な時は、さつまいもをマッシャーや木べらで潰して工程⑥に進めばOK。フードプロセッサーにかけてもいい感じです。(かけ過ぎはNG)
裏ごしした場合は繊維が取れて口当たりがよく、マッシャーなどで潰した場合は自然なお芋の食感が楽しめます。
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栗だけで作る素朴な味わいの栗きんとんは、秋に食べたくなるお茶菓子ナンバー1。
甘さ控えめで栗の味がしっかり味わえるので栗好きにはたまりません。
材料
- 栗:好きな量
- 砂糖:皮を取った栗の15~20%程度
- 塩:ひとつまみ
作り方
- 栗をよく洗う。(栗拾いの栗なら虫止め*をする)
- 栗とひたひたの塩水(味噌汁くらいの濃さ)を鍋に入れて、弱火でコトコト50分~1時間程度茹でる。(じっくり茹でると甘みがアップ)
- ザルにあけて水を切る。
- 栗を半分に切って身をほじくり出す。
- 漉し器で少しずつ栗の実を濾す。
- 濾した身の重さを量り、その15~20%の砂糖を用意する。
- 鍋に栗の実と砂糖と塩を入れて弱火にかける。
- 砂糖のジャリジャリ感がなくなるまで木べらでしっかり練る。(焦げに注意)
- 火から下ろして粗熱を取る。
- ラップで好きなサイズに包んで、クルクルっとひねり、茶巾絞り風にしたら完成。
*栗拾いや自家栽培の栗は中に虫がいることが多いので最初に虫止めが必要。その後チルド室で熟成させると甘みが増します。詳しくはこちらにまとめてあります。↓
参考栗の保存方法と下処理(虫止め)のやり方[このひと手間で長持ちします]漉し器がなかったり面倒な時は、皮から取り出した身をすりこぎで潰し工程④に進めばOKです。
栗きんとんの保存と賞味期限
自家製の栗きんとんは常温でも冷蔵でも冷凍でも保存できます。
常温保存
栗きんとんを作るのは秋から冬にかけての寒い時期なので、常温でも2~3日ほど日持ちします。(砂糖が多いほどよく持つ)
ただ、室温が高い時や砂糖をガッツリ減らした場合は冷蔵が無難です。
冷蔵保存
タッパーなどに入れたり、ラップして冷蔵庫に入れた場合は5日前後持ちます。
砂糖を入れなかったりガッツリ減らした場合は、早めに食べきるか冷凍した方が安心です。
冷凍保存
栗きんとんを食べる分ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍すれば1ヶ月程度保存できます。(バッグ内の空気はしっかり抜く)
食べる時は、半日くらい前に冷蔵庫に入れて自然解凍すればOK。急ぎなら少しずつレンジにかけても大丈夫です。(一気に加熱はNG)
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栗だけの栗きんとんも、おせち料理の栗きんとんも少し手間がかかりますが簡単に作れます。
冷凍保存で1ヶ月程度保存できるので残ってもOK。季節のおやつやお正月にぴったりなので、ぜひ挑戦してみて下さい。
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