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冬キャンプの服装と寝る時の格好[ベストな素材と重ね着の仕方]

投稿日:2018年9月29日 更新日:

冬キャンプ 服装

「冬キャンプって何着ればいいの?寝る時も寒いよね?」

冬キャンプには暖かい服装が必須。特に夜間は冷え込みが厳しいので万全な寒さ対策が必要です。

今回は、冬キャンプに重宝する服装についてまとめてみました。

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冬キャンプの服装

「寒い時は着込めばいいよね。」

それは間違いないですが、冬キャンプの服選びはこれらの4つの点も大事。

  • 温かさ
  • 吸湿(吸水)・速乾性(汗で体が冷えないように)
  • 防水・防風性
  • 動きやすさ

全てハイスペックな装備で固める必要はありませんが、素材とレイヤリング(重ね着の仕方)を工夫した方が快適に過ごせます。

アウトドアブランドの衣類は質も値段も高いですが、リーズナブルに揃えるならワークマンやユニクロを覗いてみるのもおすすめ。

ここからは、どんな素材の衣類をどう重ね着するといいかについてご紹介していきます。

ベースレイヤー(下着・肌着)

冬キャンプ 服装 下着

直接肌に当たる衣類は、汗を吸いやすく速乾性のある素材がベスト。

冬キャンプでも設営や薪割り、散策など意外と汗をかく場面は多いので、汗で体を冷やさないようにしましょう。

おすすめの素材はこちらです。

メリノウールのインナー

メリノウールは保温性に優れ、吸湿速乾性と天然の抗菌防臭効果を持つ高品質ウール。

手触りがよくて温かいので、冬のアウトドアでは大人気の素材です。

速乾性は化学繊維に比べて劣るので、アクティブ派にはメリノウールとポリエステルの混紡も人気。

メリノウール製品は「スマートウール」や「アイスブレーカー」などのブランドが人気で、コスパのいいワークマンのシャツもいい感じです。



化学繊維のインナー

ポリエステルなどの化繊は速乾性に優れ、スポーツウェアに多用されている素材。

汗をかいてもすぐに乾くので、登山やハイキングなどの汗だくになる場面におすすめです。

※化学繊維の中でもレーヨンは乾きにくいので避けた方が無難。

ジオラインのインナー

「ジオライン」はアウトドアメーカーの「mont-bell(モンベル)」が開発した高機能素材。

保温性、速乾性、吸水拡散性が高く、伸縮性や防臭効果にも優れた機能的な下着です。

ヒートテック

お馴染みのヒートテックは体から蒸発する水分を熱に変える仕組み。

普段から愛用している人も多く、温かくてお手頃なので冬キャンプにも役立ちます。

ただし、発汗が多いと蒸れて体が冷えるので、山登りやアクティブ派のキャンプには不向きです。

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ミドルレイヤー

冬キャンプ 服装

ミドルレイヤーは下着とアウターの間の層。保温性が高くて動きやすい服がベストです。

分厚いものを1枚着るよりも、気温に応じて着脱できるように重ね着した方が快適。ミドルレイヤーにピッタリの衣類はこちらです。

フリース

フリースは保温性バッチリ。軽くて着心地がよく、乾きが早いのでミドルレイヤーの定番です。

厚さはいろいろあり、気候によってはアウターとして使うにも便利。(焚き火の時はNG←火の粉で穴が開く)

「ザ・ノース・フェイス」、「パタゴニア」、「モンベル」、「LLビーン」などのブランドが人気ですが、ふつうの冬キャンプならユニクロやワークマンのフリースも活躍します。



ダウンジャケット

ダウンはフリースよりも保温性が高くて軽量。厚手、薄手、ダウンベストを使い分けるのもおすすめです。

水に弱いので雨や雪、汗だくになる場合には向きませんが、抜群の温かさでアウターにも使えます。(焚き火には注意)

ダウンで人気のアウトドアブランドは「ザ・ノース・フェイス」「モンベル」「パタゴニア」など。普通のキャンプならユニクロダウンも重宝します。

アウター

冬キャンプ 服装

アウターは上着のことで、雨風や雪、冷気から体を守るためのもの。冬キャンプに活躍するアウターはこちらです。

ソフトシェルジャケット

ソフトシェルは撥水性、防風性、保温性があるミドルレイヤーとアウターの中間的な存在。

伸縮性があって動きやすく軽い素材なので、設営などの作業時や散策する時などに重宝します。

人気のブランドは「ザ・ノース・フェイス」「アークテリクス」「マムート」「パタゴニア」「ミレー」など。日常でも使いやすいジャケットです。



ハードシェルジャケット

ハードシェルはレインウェアの性質とバツグンの耐久性を持つ素材。

ソフトシェルのような伸縮性はないですが、厳しい雪山にも耐えられる仕様になっていて外部からしっかり体を守ってくれます。

高額ですが機能的でかっこよく、冬登山にも向いているジャケットです。



レインウェア

レインウェアは防水性・防風性バツグン。上下セットで着ておけば、雨や風、雪からしっかり体を守ってくれます。



難燃性アウター

難燃アウターは、燃えにくい素材でできた焚き火に強いアウター。(火の粉は払う必要あり)

化学繊維だと火の粉で穴があくので、焚き火をする時は難燃アウターを着るのがベストです。(難燃パンツもある)

人気のブランドは「グリップスワニー」「スノーピーク」「ナンガ」「カナディアンイースト」など。お手頃な難燃性アウターはワークマンでも売られてます。


冬キャンプのボトムス

冬キャンプ 服装 ボトムス

ボトムスはダウンパンツ、難燃パンツ、裏起毛や裏ボアのパンツなどが温かくて動きやすいものがベスト。

寒さに応じて下にメリノウールなどのタイツを履くと保温力がアップします。

アウトドアブランドのボトムスの他に、ワークマンのマイクロウォームパンツやユニクロの暖パンなども人気です。


冬キャンプの靴下

冬キャンプ 服装 靴下

足元は結構冷えるので、保温性と抗菌消臭性を兼ね備えたメリノウールがおすすめ。ポリエステルとメリノウールの混合ならさらに使い勝手がいいです。

寝る時は厚手で締めつけ感のない靴下とモコモコ靴下が重宝。テント内でくつろぐ時はダウンソックスも使えます。

寒さに応じて重ね履きできるように薄手と厚手の靴下を持っていくのがおすすめです。

冬キャンプの靴

冬キャンプ 靴

冬キャンプは足元もジンジンしてくるので、防寒性と保温性、防水性を兼ね備えた靴がベスト。

私はムートンのアウトドアブーツ(ふくらはぎ下丈)を履いていますが、温いし散策中に雪や水が入ることもないのでおすすめです。(長時間歩くとムレるけど)

その他の衣類

冬キャンプ 服装

その他には、首元を温めるマフラー(首元は重要)、耳や頭をカバーできるニット帽、手袋が必須。

手袋は防風の温かい手袋の他に、指なし手袋と作業用のゴム手袋があると便利。スマホをいじる時や食器洗いなどに役立ちます。

冬キャンプの寝る時の服装

冬キャンプ 服装 寝る時

暖房がない所で寝る場合は、十分なスペックの寝袋とマットを用意するのが先決。

寝具を整えた上で、寝やすい格好で眠ると快適です。(それでも寒かったらガンガン着込むしかないけど)

私のお気に入りの組み合わせはこちらです。

  • メリノウールの下着(上下)
  • フリースの上着
  • 裏起毛やフリースの温かいパンツ
  • 締め付けない厚手の靴下とモコモコ靴下の重ね履き(足元は冷える!)
  • 首元にタオルやブランケット(首の保温は大事!)
  • 頭にニット帽

これにプラスして寝袋内にブランケットを入れたり、湯たんぽやカイロで温めておくと快適度がアップ。(低温やけどに要注意)

暑ければ調節できますが、寒いと辛すぎるので少しオーバーな位でちょうどいいです。

ちなみに、セラミックファンヒーターや電気毛布を使う場合は、家で着ているパジャマで快適に眠れます。

参考冬キャンプの寝袋を選ぶ4つの重要ポイントと人気のアイテム5選

参考キャンプの暖房 7選 [秋・冬キャンプに温まれる道具と注意事項]

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おわりに

冬キャンプはキャンプ地の最低気温や天候をチェックして、寒さから身を守る準備が必須。

快適なテントや寝具選びをした上で、効率的に重ね着をし、必要なら暖房器具を活用するのもあり。

冬キャンプを甘く見ると凍えるので、少しオーバー気味に準備するのがベストです。

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