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冬キャンプの寝袋を選ぶ4つの重要ポイントと人気のアイテム5選

投稿日:2018年9月11日 更新日:

「冬キャンプの寝袋って何がいい?」

冬キャンプは快適で楽しいですが、夜の寒さはハンパありません。

適当に安いシュラフ(寝袋)を選ぶと凍えるので、キャンプ地の環境にあった物を選ぶ必要があります。

今回は、冬用の寝袋の選び方と人気のモデル5選をご紹介します。

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冬キャンプの寝袋の選び方

冬キャンプ 寝袋

まず、冬用の寝袋選びに重要なポイントはこの4点。

  • 寝袋の使用温度
  • 寝袋の種類
  • 寝袋の素材
  • 寝袋のサイズ

プラス、値段や色などを考慮して選ぶことになります。

寝袋の温度

メーカーにもよりますが、寝袋にはこんな温度表記がされています。(温度表記がなかったら買わない方が安心)

  • 快適温度(快適使用温度/コンフォート温度)
  • 下限温度(リミット温度)
  • 限界温度(エクストリーム温度)

この温度表記には「ヨーロピアンノーム(欧州統一規格)」が使われることが多く、独自の規格を使っているメーカーも。

仮に大きく「0度」と表示してあっても「快適温度」か「使用限界温度」かでは雲泥の差です。

ヨーロッパノームの基準

気になるヨーロッパノームの基準はこちら。

※マネキンに長袖・長ズボンの下着を着せて、寝袋の下にマットを敷いた状態で測定されています。

  • 快適温度

    標準体形の一般的な成人女性が快適に眠れる温度域。
  • 下限温度

    標準体形の一般的な成人男性が寝袋の口をしめて丸まり、8時間眠れる温度域。
  • 極限温度

    一般的な女性が寝袋の口をしめて膝を抱えて丸まり、6時間耐えられる温度域。

※一般的男性=身長173cm体重73kgの25歳、一般的女性=身長160cm体重60kgの25歳

快適温度で選ぶのがベスト

こんな基準に沿った寝袋が多いので、寝袋は快適温度で選ぶのがベスト。

ただし、現地の最低気温が0度の場合に快適温度0度の寝袋を選ぶのは寒すぎてNG。

快適に使うなら最低気温よりも5度~10度低い温度の寝袋を選びましょう。(例:最低気温0度なら快適温度−5~−10度の寝袋を選ぶ)

※マットや暖房の有無にもよリますが、寒がりの人なら10度低い寝袋の方が快適です。

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寝袋の種類

寝袋の主な種類はこの3つ。

  • 封筒型
  • フード付きの封筒型
  • マミー型

封筒型は長方形でゆとりがあるタイプ。ファスナーを開けて広げればブランケットのように使うこともできます。

フード付きの封筒型は頭部が少し絞れていて、足元は封筒型と同じ。足元はゆとりがあり、首元が少し守られている感じです。

マミー型はミイラの包帯のように体に密着するタイプ。少し動きにくいですが、温かく、寒い場所でのキャンプや登山向きです。

寝袋の素材

寝袋に使用されている中綿や生地によっても性能が違ってきます。

寝袋の中綿

寝袋の中綿は化繊とダウンに大別され、それぞれの特徴はこちらです。

化学繊維 ダウン
保温性 ダウンには劣る 高い
ふかふか度
収納サイズ 嵩張る コンパクト
重さ ダウンより重い 軽い
強い 弱い
洗濯 OK 注意が必要
ケア ラク 保管の仕方に注意
値段 安い 高い

これらは中綿の量や質によっても変化。

ちなみに、ダウンはフィルパワー(FP)という数値が高いほど軽くて温かいのが特徴。フィルパワーが600~700で良質、700以上で高品質ダウンと呼ばれます。

寝袋の生地

寝袋の表地と裏地には、ポリエステルやナイロンが使われていることが普通。

外側と内側で同じ素材を使っている寝袋もあれば、別々の素材を使っている場合もあります。

質はピンキリで、素材によって強さや軽さ、伸縮性、通気性などが変化。

撥水加工や制電加工などの特殊加工がされた生地もあるので、チェックしてみるといいでしょう。

寝袋のサイズ

忘れがちですが、寝袋の長さや横幅の確認も大事。足元が詰まったり、幅が狭くて窮屈だと寝苦しいので程よいサイズを選びましょう。

車以外でのキャンプや登山などでは、収納時のサイズと重さの確認もお忘れなく。

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冬キャンプにおすすめの寝袋5選

ここからは、冬キャンプで人気の寝袋をご紹介していきます。

コールマン エクストリームウェザー マミースリーピングバッグ

コールマンのエクストリームウェザーは温かくコスパのいい化繊の寝袋。

重めで嵩張リますが−18度(何温度かは不明)まで対応し、安定の温かさが人気です。(袋が小さいから収納は大変)

サイズや重量は気にせず、温かくてコスパのいい寝袋をお探しの方に向いています。(売り切れが多いですが、コストコでも安く買えます)

サイズ:約208×81cm 重さ:約2.63kg 材質:ポリエステル 中綿:ポリエステル 温度:−18度まで対応


コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ

マルチレイヤーはアウトレイヤー、ミッドレイヤー、フリースの3層構造になった化繊の寝袋。レイヤーはバラして単体で使えるので、冬以外にも使い回せます。

かなり嵩張り重いですが、布団のように温かく肌触り・寝心地ともに良好。3層重ねた場合の快適温度は−5度で、バラして洗濯機で洗うことも可能です。

嵩張ってもいいから保温力と寝心地の良さを重視する人、他の季節にも使いたい人に向いています。

サイズ:約90×200cm 重さ:4.9kg 材質:ポリエステル 中綿:ポリエステル 快適温度:−5度(3層合わせた状態)


イスカ スーパースノートレック1500

イスカは大阪で創業した寝袋・シュラフ専門メーカー。

スーパースノートレックはたっぷりの中綿入りで保温性が高い冬用モデル。

冷えやすい足元に多めの保温材が入っていたり、首元に起毛素材が使われていたりと保温のための細い工夫もされています。

ダウンではないので収納サイズは大きめですが、温かく、値段も2万円を切るのでコスパのいい寝袋です。

サイズ:85☓220cm 重さ:2760g 材質:表地:ナイロン/裏地:ポリエステル 中綿:ポリエステル中空わた(1500g) 最低使用温度:−15度


 

モンベル ダウンハガー800 #1

ダウンハガー800は高品質ダウンと、撥水加工した超軽量シェル素材を組み合わせた寝袋。

軽量・コンパクトでストレッチ性もあり、快適温度は−3度。国内の2000m級の山でも使えるモデルです。

ちなみに、ダウンハガーには900、800、650シリーズがあり、数字が大きいほどコンパクト・軽量・高額に。(数字はダウンのフィルパワーを示す)

#0~#5の数字は小さいほど保温性・重量・値段が上がり、冬には#0~#2が適していると言われています。

適応身長:183cmまで(ロング:198cmまで) 重さ:893g 材質:バリスティックエアライト(ナイロン) 中綿:800FP EXダウン 快適温度:−3度 使用可能温度:−10度

>>モンベルのサイトでチェック

ナンガ オーロラライト750DX

ナンガは滋賀生まれの羽毛にこだわる寝袋メーカー。ナンガのダウンシュラフには永久保証が付いており、自信のほどが伺えます。

オーロラライトはナンガが独自に開発した防水透湿素材「AURORALIGHT」を使用。保温性が高く、結露にも強いモデルです。

サイズはショート・レギュラー・ロングの3タイプ。冬装備がしっかりしていて、登山や冷寒地以外のキャンプなら600DXでもいいかもしれません。

サイズ:80☓210cm(レギュラー) 重さ:1280g 材質:表地:オーロラテックス 裏地:リップストップナイロン 中綿:760PF ダウン(750g) 快適温度:−8度 下限温度:−16度


おわりに

冬用の寝袋は使用場所の最低気温や天候をチェックし、キャンプのスタイルに合わせて選ぶことが大事です。

マットなどのスペックや暖房器具の有無にもよるので、迷ったら慣れている人に聞いてみるのもいいでしょう。

冬キャンプを甘く見ると大変なので、少しオーバー気味に準備するのがベストです。

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