七草なんて1月7日にしか使わないレアな食材。7種類すべてを知ってる人の方が少ないですよね。
ということで今回は、七草粥に入れる七草の種類と意味をご紹介。七草がない時に使える代用品もまとめてみました。
七草の種類
七草粥に使う七草は春の七草で、こちらの7種類です。
- 芹(せり)
- 薺(なずな)
- 御形(ごぎょう)
- 繁縷(はこべら)
- 仏の座(ほとけのざ)
- 菘(すずな)
- 蘿蔔(すずしろ)
どれも春先になると道端で見かける草ばかりですよね。
なんで冬に春の七草?
なんで真冬に春の七草かと言うと、七草粥は旧暦の1月7日に食べられていたからです。
旧暦の1月7日と言えば新暦の1月末〜2月中旬頃。春の七草は2月頃からとれたので旧暦の時代は春の七草でOKでした。
昔は雪の残る地面から顔を出した新芽を摘む「若菜摘み」と言う風習があり、それが七草の原点になったとも言われています。
ただ、雪深くて七草が摘めない地域もあったので、七草粥に入れるものは地域によってバラバラだったようです。
春の七草の意味
七草粥を食べる風習には、「邪気払いと健康祈願」「豊作祈願」の意味がありますが、中に入れる七草それぞれにも意味があります。
春の七草はこんな風になかなかの縁起物です。
- 芹(せり):競り勝つ
- 薺(なずな):撫でて汚れを除く
- 御形(ごぎょう):仏体
- 繁縷(はこべら):繁栄がはびこる
- 仏の座(ほとけのざ):仏様の安座
- 菘(すずな):神を呼ぶ鈴
- 蘿蔔(すずしろ):汚れのない清白
おせち料理同様、縁起のいい物を食べることで運が開けたような気分になりますね。
参考七草粥のアレンジと夕食にする時の献立アイデア 参考七草粥の残りの保存と温め直し方、リメイクアイデアを紹介七草がない時は?
春の七草をこの時期に摘み行くのは困難。全種類がパック詰めになったスーパーの物やフリーズドライの七草を使うのが便利です。
ただ、それでも手に入らない時は他の野菜で代用すればOKです。
その時期に採れる青菜や旬の野菜は栄養もたっぷり。
七草粥は地域によっても結構違いがあるので、春の七草に固執することなく臨機応変にいきましょう!
七草の代用品
七草の代用品は正直なんでもOKなので、台所にある野菜で入れたいものを探しましょう。
この時期旬の大根や小松菜などや香味野菜、根菜などを入れても美味しく食べられます。
自家栽培している野菜を使えれば尚よしです。以下、七草の代わりに使える野菜のアイデアです。
7種類にこだわらず、好きな野菜を食べやすく刻んで入れてあげればOK。
雑炊っぽくなりますがお出汁で炊いたり、卵を加えるのもおすすめです。
ゆっくり噛みしめながら、疲れた胃腸を休めてあげて下さいね。
参考七草粥の作り方と七草の分量,味が薄い時に試したい味付け方法おわりに
1月7日は人日の節句と呼ばれる1年で最初の節句の日。
縁起がよく、体にもいい言われている春の七草を食べて1年の健康を祈りたいですね。
七草が手に入らなくても、旬の野菜入りの美味しいお粥を頂けば体も心も喜びますよ。