「おはぎだよ!いや、ぼたもちでしょ!?」
「おはぎ」と「ぼたもち」はそっくりですが、呼び方が違いますよね。
季節によって呼び方が違うとか諸説ありますが、イマイチあやふやなので違いをはっきりさせてみたいと思います。
記事の内容
おはぎとぼたもちの違いは何?
さっそく、おはぎとぼたもちの違いにまつわる5つの説をご紹介していきます。
おはぎとぼたもちは季節が違う
一般的によく知られているのが季節による違いです。
おはぎやぼたもちと言えばお彼岸のイメージが強いですが、お彼岸は春と秋の両方にあります。
一説によると、春にお供えされるものは牡丹の花にちなんで「牡丹餅」、秋にお供えされるものは秋の七草の一つである萩の花にちなんで「お萩餅」と呼ばれていたそうです。
その後、「牡丹餅」は「ぼたもち」へ、「お萩餅」は「おはぎ」へと変化して現在に至ると言われています。
おはぎとぼたもちは餡が違う
次は、あんこの違いでおはぎとぼたもちを区別するという説で、私の実家でも聞いたことがあります。
この説によると、「おはぎ」はつぶあん、「ぼたもち」はこしあんとのこと。
理由はと言うと、秋に収穫した小豆は皮が柔らかいから「おはぎ」はつぶあん。春までとっておいた小豆は皮が固くなっているので「ぼたもち」はこしあんになったと言われています。
おはぎとぼたもちは形の違う
「おはぎ」と「ぼたもち」は形が違うという説もあります。
牡丹の花のように大振りで丸い形の物を「ぼたもち」、萩の花のように小ぶりで少し細長い物を「おはぎ」と呼んで区別することもあるからです。
実際、私も「ぼたもち」は大きいけど、「おはぎ」は上品なイメージを持っていました。
おはぎとぼたもちは作り方が違う
材料と作り方の違いでこのように区別する場合もあります。
- おはぎ:ふつうのお米がメインで粒粒が残った感じ
- ぼたもち:もち米がメインのふつうのお餅のような感じ
おはぎとぼたもちは地域で違う
地域によって呼び方が変わると言う説もありますが、実際の所よくわかりません。
全てひっくるめて「おはぎ」とか「ぼたもち」と呼ぶ地域もあるみたいですが、地域と言うより育った家庭でどう呼ばれていたかによるかもしれません。
うちも実家では「ぼたもち」と呼ぶことが圧倒的に多かったですが、お店に行けば「おはぎ」と言う呼び方も普通に使われてました。しっかり区別をしている人も少なかったように思います。
参考おはぎの種類と基本の作り方 常温と冷蔵保存の目安はどの位?おわりに
結局の所、微妙な差はあったとしても「おはぎ」と「ぼたもち」は同じものと考えていいような気がします。
季節による違いは有力な説ですが、その他にも諸説あるしハッキリ区別できないのは当たり前。
まぁ、どちらで呼んでも通じるのでこの辺にしておきたいと思います(笑)