レモンピールはレモンの皮を砂糖で煮詰めて乾燥させたお菓子。甘みとホッとするような柑橘系の風味がクセになります。
自家製なら無添加だし甘さの調節も自由自在。私は手作りしたことがきっかけでレモンピールが好きになりました。
作り方もとてもシンプルなので、これからご紹介したいと思います。
記事の内容
レモンピールのレシピ
さっそくレモンピールの材料と手順を見ていきましょう。
レモンピールの材料
- 国産レモンの皮
- 砂糖:皮の重さと同量〜半量
- 最後に振りかける砂糖:お好みで【オプション】
レモンは防カビ剤やワックスなどが使われていない国産がベスト。無農薬ならもっと安心です。
輸入物が多いレモンですが、10月頃から冬にかけては国産レモンも出回るのでチェックしてみて下さい。
レモンがなければオレンジや夏みかんなどの他の柑橘類でもおいしく作れます。(作り方は同じ)
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砂糖の量
砂糖の量は皮の重さと同量〜皮の重さの半分くらいで調節するのが一般的。
砂糖が多いほど固めの食感になり、日持ちも良くなります。
砂糖を減らしすぎると乾燥させるのに時間がかかったり日持ちが悪くなるので、少なくても皮の重さの半量以上を入れるのがおすすめです。
レモンピールの作り方
- レモンの皮を塩でもみ洗いする。
- レモンの皮を剥く。(絞った後のレモンなら中の袋を取る)
- 皮を細長くカットする。
- 鍋にカットした皮と水を入れて沸騰させ、沸騰してから2~3分煮る。
- ザルにあける。
- ④と⑤を再度2回ずつ繰り返す。
- 茹でこぼしが完了したら、皮の水気をしっかり切る。
- レモンの皮と砂糖を鍋に入れて弱火にかける。
- 焦がさないように時々かき混ぜながら、水分がほぼなくなるまでじっくり煮詰める。
- お皿やバットの上に煮詰めたレモンの皮を並べる。←クッキングシートを敷くとくっつかない。
- 冷めたらお好みの量の砂糖をまぶす。【オプション】
- 時々ひっくり返しながら乾燥させる。
- 全体が乾燥したら完成。
煮詰め方、砂糖の量、気候にもよりますが、乾燥するまでには数日程度かかります。
じとじとした気候だったり、早く乾燥させたいなら100度のオーブンで様子を見ながら熱してもOKです(大体20~30分)。
最後に砂糖をまぶすと乾くのが少し早くなり、仕上がりもガチッとした感じになります。(これも美味しい)
参考マーマレードの作り方(普通・皮だけ・皮なし)と失敗しないコツ4つ皮の白い部分は取るの?
レモンの皮の裏側の白い部分は残しても削ぎ落としてもOKです。
うちは白い部分も一緒に入れますが、しっかり茹でこぼせば苦味は微妙なアクセント程度にしか残りません。
逆に、分厚い皮の柑橘類を使う時や、砂糖をガッツリ減らす時などは白い部分をある程度そぎ落とすとよさそうです。
参考レモンシロップの作り方と発酵時の対処法,保存の仕方と食べ方を紹介レモンピールをお菓子に使うなら
レモンピールはパウンドケーキやカップケーキ、クッキーなどにもピッタリ。乾燥させる前の物を使うとしっとり美味しく出来上がります。
お菓子作りの時は乾燥させなくていいので工程はこれだけです。
- レモンを塩でもみ洗いして皮を剥く。
- レモンの皮を使いやすい形に切る。(細切りとか荒いみじん切りとか)
- 3回程度茹でこぼす。
- 皮と砂糖を煮詰める。(少し緩めでもOK)
- 冷ます。
すぐに使わない時は使う分ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍しておくといつでも使えます。
レモンピールはヨーグルトとの相性もバッチリ。さつま芋の煮物にアクセントとして加えるのもおすすめです。(レモン煮みたいな感じ)
参考塩レモンの作り方と保存方法,美味しいおすすめの使い方8選 参考レモンタルトの作り方[簡単で失敗なし!とろける美味しさです]おわりに
自分で作ってみるまでレモンピールには興味のなかった私ですが、今は柑橘類の皮を見ると無性に食べたくなります(笑)
好みの甘さと柑橘系の心地よい風味は休憩時間の癒やしになるので、国産レモンの皮が残ったらトライしてみて下さい。