団子によく使うのは、上新粉、白玉粉、だんご粉、もち粉など。
使う粉によって作り方や食感が違います。
今回は、粉別の団子の作り方、それぞれの食感、余った団子の保存の仕方をまとめました。
記事の内容
上新粉・白玉粉・もち粉・だんご粉の違い
実は、上新粉、白玉粉、もち粉、だんご粉は全て米粉(こめこ)の一種。
米粉は、うるち米やもち米などのお米から作られる粉の総称です。
ただ、同じ米粉でも原料や製法が違うのでそれぞれ個性的。
まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。
上新粉
上新粉はうるち米を洗って乾燥させてから粉にしたもの。
コシがあって歯切れがよく、ちまきや柏餅にもよく使われます。
上新粉のお団子は形がしっかりして積みやすいので、お供え用にも向いてます。
白玉粉
白玉粉は、もち米が原料。
もち米を水ごと挽いた時の沈殿物を乾燥させて作る粉で、きめが細かく滑らかです。
白玉粉を使うと、伸びがよく、つるんとした食感の団子が作れます。
もち粉
もち粉は、もち米を乾燥させてから挽いた粉。
もち粉の団子はモチモチ。柔らかく滑らかで、お餅のような食感です。大福にもよく使われます。
だんご粉
だんご粉は、うるち米ともち米をブレンドして作った粉。
うるち米の粉らしいコシと歯切れの良さ、もち米の粉らしい伸びとモチモチ感を兼ね備えた一品です。
団子の作り方
上新粉の団子は昔ながらの蒸すレシピと茹でるレシピの2通りがあります。
うちは蒸すことが多いですが、茹でてもいい感じに仕上がります。
上新粉の団子の作り方【蒸す方法】
まずは蒸す方法から見てみましょう。
材料(20~30個分)
- 上新粉:200g
- 熱湯:180ml前後
- 砂糖:20g
上新粉の団子は砂糖を入れた方が固くなりにくいです。
作り方
- 上新粉と砂糖を混ぜ合わせる。
- 熱湯を入れ、かき混ぜる。
- 少し冷めたら手でこね、耳たぶくらいの固さにする。
- 棒状に伸ばし、お団子サイズに切って丸める。
- 濡れ布巾を敷いた蒸し器に並べ、ふきんで軽く包み込む。
- 強火で15分程度蒸したら完成。
耳たぶ程度の固さにならない時は、粉またはお湯を追加して調整すればOKです。
上新粉の団子の作り方【茹でる方法】
次に茹でるやり方です。
材料(20~30個分)
- 上新粉:200g
- 熱湯:180ml前後
- 砂糖:20g
作り方
- 上新粉と砂糖を混ぜ合わせる。
- 熱湯を入れ、かき混ぜる。
- 少し冷めたら手でこね、耳たぶくらいの固さにする。
- 棒状に伸ばし、お団子サイズに切って丸める。
- 団子が浮くまで茹でる。
- さらに3分ほど茹で続ける。
- 水洗いし、水切りして完成。
白玉団子の作り方
次は、ツルンとした食感の白玉団子の作り方です。
材料(約20~30個分)
- 白玉粉:200g
- 水:180ml前後
作り方
- 白玉粉に水を入れて手でこね、耳たぶくらいの固さにする。
- 丸めて真ん中を凹ませる。
- 沸騰したお湯に落とし、浮き上がってきてから1分程茹でる。
- ザルですくって冷水へ投入。水を切って完成。
もち粉の団子の作り方
もち粉のレシピは白玉団子の作り方とそっくりです。
材料(約20~30個分)
- もち粉:200g
- 水:180ml前後
作り方
- 粉と水を合わせ、手で耳たぶくらいの固さまでこねる。
- 好きな大きさに丸める。
- 沸騰したお湯に落とし、浮き上がってきてから1分程茹でる。
- ザルですくって冷水へ投入。水切りして完成。
だんご粉の団子の作り方
最後に、だんご粉で作るレシピです。
材料(約20~30個分)
- だんご粉:200g
- 水:180ml前後
- 砂糖:20g
作り方
- だんご粉に水を入れ、手で耳たぶ位の固さにこねる。
- お団子サイズに丸める。
- 沸騰したお湯に落とし、浮き上がってきてから3分程茹でる。
- 冷水にとり、水切りして完成。

団子の保存の仕方
団子が余った時は2日前後なら冷蔵庫で保存できます。
でも、しばらく食べない時は冷凍するのが得策です。
冷凍の仕方はこちら。
- バットやお皿にラップを敷く。
- くっつかないように団子を並べる。
- 冷凍庫へ入れる。
- カチカチに凍ったら、団子をジップロックに入れて冷凍する。
こうすると団子どうしがくっつきません。(この方法は、餃子の冷凍にも便利)
ジップロックに入れる時は、空気をしっかり抜くと霜がつきにくいです。
団子の温め方
冷めて固くなった団子は、少しずつ様子を見ながらレンジにかけるとホカホカになります。
上新粉やだんご粉の団子なら、お皿にラップをかけてチン。
白玉粉やもち粉の団子なら、容器に水と一緒に入れてチンするといい感じに仕上がります。
茹で直したり蒸し直したりしてもOKです。
団子の解凍の仕方
団子の解凍は自然解凍またはレンジでできます。
自然解凍なら食べる数時間前に冷蔵庫へ。さっとお湯にくぐらせてから冷蔵すると時短になります。
レンジの場合は、水に浸して少しずつ様子を見ながら加熱するのがおすすめです。
もちろん、茹で直したり、蒸し直したりしても大丈夫です。
参考みたらし団子のたれの黄金比 甘めと甘さ控えめ醤油味の作り方と保存 参考あんこの作り方(粒あん・こしあん)[出来上がり量と保存方法も紹介]おわりに
お団子は使う粉によって食感や風味が違うのでおもしろいですね。
簡単に作れるし、たくさん作ったら冷凍もできるのでぜひお試し下さい。