タイルの目地は厄介ですよね。特に黒カビが発生しやすいお風呂場は勘弁して欲しいです。
とは言え、掃除しないと汚れが酷くなる一方なので、ここらで大掃除をするとしましょう。
今回はタイル目地の掃除の仕方をわかりやすくご紹介します。
記事の内容
タイル目地の掃除の仕方
タイル目地の汚れといっても黒カビ(黒ずみ)だったり、他の汚れだったりといろいろ。
ここでは浴室などで多発する黒カビと他の汚れに分けて掃除方法をご紹介します。
タイル目地の黒カビを落とす方法
黒カビは取りにくさナンバーワン。増殖するし、根が深いし、ふとした隙に発生します。
黒カビを落とすには、漂白・除菌効果のある洗剤が必要。カビ取り剤(カビキラーやカビハイターなど)や塩素系漂白剤(キッチンハイター、強力カビハイターなど)が適役です。
やり方は、こちらの5ステップです。(カビ取り剤のついたブラシでこすってもすぐに取れない場合)
- カビ取り剤or塩素系漂白剤をキッチンペーパーに染み込ませる。(液垂れ予防)
- 目地の黒ずみに貼り付ける。
- 上からラップを貼り付ける。(パック効果&液垂れ予防)
- カビが取れるまでおく。(30分から半日位)
- しっかり水で流す。
液垂れしにくいジェルタイプならキッチンペーパーは不要。
カビ取り剤には「30分程度おくとよく取れる」と書いてありますが、しつこいカビならもっと時間を置いた方がよく取れます。(うちのカビは30分や1時間では全然ダメ。苦笑)
カビ取り剤も塩素系漂白剤も強いので、手袋などの防具は必須。換気扇を回して窓を開けることもお忘れなく!
それと、「まぜるな危険」の表示がある洗剤を使う時は、混ぜる(混ざる)と本当に危険なので説明書を読んで慎重に。
カビ以外の汚れを落とす方法
カビ以外の油汚れや黄ばみなどの汚れを落とす方法はこちらです。
- 汚れの種類に合わせた洗剤を歯ブラシに付けてこする。(洗剤を伸ばす感じ)
- ラップをして15分ほどパックし、歯ブラシでこする。
- ①②を根気よく繰り返す。
- 洗剤を洗い流すor水拭きと乾拭きでしっかり拭き取る。
黒カビが見つかった時は、こすったり洗剤成分を残すことで増殖させてしまうので、塩素系漂白剤やカビ取り剤でパックして退治しておくのがベストです。
※塩素系漂白剤は他の洗剤と混ぜる(混ざる)と危険なので、前の洗剤をしっかり水で洗い流してから使いましょう。
どんな洗剤を使うの?
先ほど、「汚れにあった洗剤」と言いましたが、洗剤は汚れのタイプで選びます。
例えば、酸性の汚れならアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れなら酸性の洗剤が効果的です。(軽い汚れなら中性洗剤も効果あり)
汚れの種類はタイルのある場所によって違いますが、よくある汚れと有効な洗剤を表にしてみました。
何性の汚れ? | 効果的な洗剤 | |
皮脂 | 酸性 | 重曹・アルカリ洗剤 |
水垢 | アルカリ性 | 酢・クエン酸・酸性洗剤 |
石鹸カス(皮脂との混ざり) | 酸性 | 重曹・アルカリ洗剤 |
石鹸カス(ミネラルとの混ざり) | アルカリ性 | 酢・クエン酸・酸性洗剤 |
油汚れ | 酸性 | 重曹・アルカリ洗剤 |
浴室に多いのは皮脂・水垢・石鹸カス、キッチンのガスコンロ周りに多いのは油汚れなので参考まで。
※酸性の成分は天然石や大理石のタイルには使えません。目地も強い酸に弱い素材があるので目立たない所で試してからが安心です。 参考浴室タイルの黄ばみを落とす方法[洗剤の使い分けが大事です]どうしても取れない黒ずみを取るには?
「カビ取り剤もハイターも使ったけど黒ずみが残る・・・」
「薄くなったからOk」と思えればいいですが、白くピカピカにしたい場合は目地の補修ペンで塗る方法もあります。
目地の補修ペンは、目地に沿って塗っていくだけ。抗菌剤や防カビ剤も配合されています。
実際に、実家の母が使っていましたが確かに真っ白になっていました。(塗り方が適当ではみ出してたけど。笑)
キレイに仕上げるには、この3点に気をつけるといいそうです。
- 目地の周りにマスキングテープを貼る。(インクがはみ出てもいいように)
- 他の場所についたら乾く前に拭き取る。
- 塗り終わったら、乾く前にマスキングテープを剥がす。(乾燥後に剥がすと余計な部分も取れてくる)
ちなみに、清掃業者に依頼すると浴室全体のクリーニングで15000円~2万円前後の事が多いようです。
参考おせち料理の詰め方とレイアウト[ 縁起のいい具材の意味も紹介] 参考お年賀のお菓子10選[和洋別]!おいしくて喜ばれること確定です!おわりに
タイル目地の掃除は時間も根気もいります。
一気に綺麗にしようとせず、部分的にやるか手分けするのがベストです。
頑固な汚れは徐々に少しずつ取っていくことになるので焦らず気長にいきましょう。