奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社。三輪明神とも呼ばれていますね!
私の母方の実家が祖父母の代からお参りに行っていたので、私も小さいころから馴染みのあったこの神社。
不思議体験はよく聞いていましたが、この神社が日本で指折りのスピリチュアルスポットだったということを最近知りました。
自然の中で感じる何とも言えない神聖な感覚。行かれてみれば、確かに!と感じられるはずです。
今回は、そんな大神神社さんについて詳しく書いていこうと思います。
記事の内容
大神神社とは?
大神神社は日本最古の神社の一つ。
「古事記」や「日本書紀」にも創祀(そうし)にまつわるお話が神話として記されているほど由緒のある神社です。
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
国の守護神であり、農業、工業、商業すべての産業開発、 治病、造酒、交通、縁結びなど人々が幸せに暮らせるよう生活全般を助けてくれる神様です。
その一方で・・・
祟りをなす強力な神様としても知られています。
神話によれば「大物主大神」が出雲の「大国主神」と話し合い、国造りのために自ら三輪山に鎮まる事を決めたとか。
なので、
大神神社のご神体は高さ467メートル、周囲16キロメートル円錐型の三輪山なんです!
三輪山の木、草、岩全ての生命に神様が宿っているとされ、一切、斧が入ったりはしていないとのこと。
ということで、
三輪明神に本殿はなく、拝殿から三輪山に向かってお参りをします。
正確に言うと、拝殿の奥にある三ツ鳥居(普段は神職さえも入れない禁足地)を通して三輪山にお参りする形なってます。
このお参りの仕方が日本最古の神社と呼ばれる所以なんですね。
大神神社のご利益
大神神社の境内には拝殿の他に沢山の摂社・末社があります。
ここでは、1箇所ずつ一緒に見ていきましょう。
ちなみに、二の鳥居から拝殿までは混んでなければ5分ほどですが、摂社末社を全部お参りしようと思うと結構時間がかかります。
祓戸神社(はらえどじんじゃ)
二の鳥居から拝殿へ行く途中にある一番最初の神社で、祓戸の四神がまつられています。
ここでお参りをして身を清めてからスタートです。
夫婦岩
拝殿へ行く階段を上る手前にあります。
夫婦が寄り添うように並ぶこの岩は神様の鎮まる「磐座(いわくら)」の一つ。
ご祭神の「大物主大神」と人間の女性のラブストーリーも残るロマンチックなスポットです。
縁結び、夫婦円満のご利益がありますよ。
拝殿
1664年に完成した国の重要文化財。
ご神体の三輪山に向かってここからお参りします。
巳の神杉
大物主大神の化身とされる白蛇が住むとの伝説からこう呼ばれています。
拝殿の右横前付近にある樹齢500年とも言われる杉の木です。
蛇の好きな卵が沢山お供えしてあります。
なでうさぎ
因幡の白兎の伝説でも知られるように大神神社は兎と縁の深い神社です。
このうさぎを撫でると「体の痛いところが治る。」「願いが叶う」と信じられています。
くすり道
拝殿から左手方向に祈祷殿・儀式殿・参集殿を超えてすすむと、「くすり道」と書かれた緑豊かな階段があります。
ここには薬草や薬木が植えられているとか。
このくすり道を抜けると、狭井神社方面へ出ます。
磐座(いわくら)神社
くすり道を歩いていると右手側に社殿を持たない磐座(神様の鎮まる岩)があります。
少彦名神(すくなひこなのかみ)が祀られていて、薬の神様と呼ばれています。
市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)
九州の宗像の神様で海の神であり水の神でもあります。
お社が池の真ん中にあるので赤い橋を渡ってから参拝です。
芸能を司る弁天さんとしても親しまれてます。
狭井神社
病気平癒・身体健康の神様。
4月18日の鎮花祭(はなしずめのまつり)は「薬まつり」として有名。
参考:狭井神社は病気平癒の神様 薬井戸や不思議な御神水もすごい!
三輪山登拝口
三輪山への入山口が狭井神社の拝殿に向かって右手側にあります。
古代から近年までは人間の入れない禁足地でしたが、今は一般人でも許可がとれます。
入山許可をとるにはこの神社の社務所で300円を納めます。
参拝証の白いたすきがもらってから連絡先を記入してからお祓いを済ませ入山です。
とても霊験あらたかなお山なので、あくまでもお参り目的で!
「山に呼ばれた人しか入れない」という話もあり、呼ばれていない人は用事や天候などによってことごとく入れない事もあるとか。
ただ、私個人の意見としては、草木一本一本にまで神が宿られる神聖なお山にあえて土足で踏みいるような事はしたくないと思ってます。
昔の方々はそのパワーを知っていて、入山を避けていたわけだし・・・。
薬井戸
狭井神社の拝殿の左手奥にある薬水の湧き出る井戸。
お水は三輪山からのお水で万病に効くと言われています。
そこで頂くように、コップも用意してあるし、ペットボトルなどを持参してくんでいく人も沢山います。
うちも毎年頂いてきますが、柔らかくて甘みのあるおいしいお水です。
どうしてかわからないのですが、とても長持ちする不思議なお水です。
久延彦神社 (くえひこじんじゃ)
古事記にも登場する、世の中の事をことごとく知っている神様「久延毘古命」が鎮座される神社。
受験合格、学問向上の神様なので受験シーズンの参拝者はとても多いです。
他にも書ききれないほど霊験あらたかなスポットが満載です。
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大神神社の不思議体験
家族で大神神社に行くたびに、母が昔の話をするんです。
その中にはちょっと不思議な話もあるんです。
白蛇の登場
母方の実家は昔、交流のあった先達さんと一緒に毎年大神神社を参拝していたのですが、神社に到着すると必ず白蛇が姿を現したとのこと。
ご祭神の化身は白蛇ですからね。
ちなみに私は一回も見たことがありませんが。。。
卵の不思議
大神神社は蛇の神様なんで、昔から参拝客が卵をお供えする習慣があります。
母曰く、中身だけなくなった無傷の卵の殻が至る所にあったとのこと。
卵を吸った穴ひとつないのに何とも不思議です。
御神水の不思議
うちの母方の実家は水を汲んできて神棚にお供えするので冷蔵庫には入れません。
そして、1年に1回の参拝なので、もったいないと調子の悪い時だけちょびちょびと飲むんです。
なので、1年近く普通に常温で置いてあります。
が、
お水が腐ったことがないそうです!
うちはある程度したら冷蔵庫に入れますが、確かに1年近く経っても味が変わっていないんです。不思議です。
※ほんとは早めに飲んだ方がいいと思います。長期保存したい方は必ず飲む前にチェックしてくださいね!
もっともっと不思議な科学では証明できない体験をしている方も多数だと聞きます。
本当に想像を超えた不思議な力が宿る神社です。
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おわりに
大神神社の事知れば知るほど、すごい神社だなと思います。不思議な体験をする人が多い理由も頷けます。
神社内の木々の香り、砂利道を歩く時の心が静まる感覚。とても素敵です。
最後に大神神社の詳細です。
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