大神神社の摂社「狭井神社(さいじんじゃ)」は病気平癒のご利益で有名。
森に囲まれた清々しい神社で、万病に効くといわれる薬水が湧くことでも知られています。
今回は、私も子供の頃から参拝していた狭井神社と薬井戸、御神水について詳しくまとめてみました。
参考大神神社は強力パワースポット!ご利益と不思議体験を紹介
記事の内容
狭井神社とは
狭井神社はパワースポットして有名な大神神社(おおみわじんじゃ)の摂社。
大神神社の拝殿から徒歩10分弱の場所にあり、「久すり道」を進んだ先の森に囲まれた神社です。
薬井戸や三輪山(大神神社の神様が鎮まるご神体)への登拝口があり、病気平癒の神様として信仰されています。
狭井神社は「狭=神聖な」、「井=井戸・泉」で「聖なるお水が湧き出る神社」という意味もあるそうです。
狭井神社の神様
狭井神社の御祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)。大神神社と同じ神様で、国造りの神様、生活全般の守護神として有名です。
ただ、三輪山(大神神社のご神体)には神様の和魂(にぎみたま)、狭井神社には荒魂(あらみたま)が鎮まっているので、同じ神様でも結構性格が違います。
ちなみに、和魂(にぎみたま)は神様の平和で穏やかな側面、荒魂(あらみたま)は勇猛でパワフルな側面です。
狭井神社のご利益
御祭神の大物主大神は、崇神(すじん)天皇の時代に大流行した疫病を鎮めた神様。
大きな力を持った御祭神のパワフルな側面が祀られている狭井神社は、病気平癒(病気が完治して身も心も健康な状態になること)のご利益で有名です。
境内には万病に効くといわれる御神水も湧き出ており、全国からたくさんの参拝者が訪れます。
三輪山への登拝口
大神神社の神様が鎮まる三輪山への登拝口は狭井神社の中にあります。
昔は禁足地だった神聖なお山なので、登拝の際は狭井神社の社務所で申し込みが必須。(初穂料3百円)
参拝目的に限られ、撮影や飲食、火の使用、お供え物の放置などは厳禁です。
薬まつりが有名
「薬まつり」こと「鎮花祭(ちんかさい)」は毎年4月18日に行われる祭祀(さいし)。
大宝律令(701年)に国の祭祀として定められていたほど由緒のあるお祭りです。
お祭りには医療関係者や製薬会社の方もたくさん参列。多くの医薬品が奉献されるため「薬まつり」と呼ばれるようになったそうです。
奉納された薬木や薬草は、大神神社と狭井神社を結ぶ「くすり道」に植わっています。
狭井神社の薬水
薬水は大神神社の神様が鎮まる「三輪山」から湧き出る霊泉。
三輪山は草木の1本1本にまで神が宿るといわれる神聖なお山で、そこから湧き出る霊験あらたかなお水です。
万病に効く御神水(ごこうずい)として知られ、病気平癒や心身の健康を願う大勢の方が汲みに来ています。
私も子供の頃から「神様のお水」といわれて風邪の時などに大事に飲んでいましたが、甘みがあって美味しいお水です。
狭井神社の薬井戸
薬井戸(くすりいど)は薬水が湧き出る井戸で、狭井神社の本殿の左奥にあります。
コップが用意されているので、お水はその場で飲むことが可能。ペットボトルや水筒を持参すれば汲んで帰ることもできます。(飲料水代わりに大量に持ち帰るのはNG)
持ち帰るボトルがない場合は、御神水を社務所で受けることも可能です。(2L:3百円 / 500ml:百円)
御神水の音
薬井戸の手前には「清浄の音(せいじょうのね)」があるので、耳を澄ましてみることもお忘れなく。
これは水琴窟(すいきんくつ)で、耳を当てると清々しい御神水の音が聞こえます。
心身を癒し清めることができるので、ぜひ立ち止まってみてください。
参考久延彦神社で合格祈願!知恵ふくろうがいる大神神社の末社で参拝狭井神社のお守り
狭井神社の社務所では各種お守りやお札、お清めの砂などが受けられます。
お守りは初穂料千円。これらの種類があり、大神神社の社務所で受けられるものも多いです。
- 狭井神社 御守
- 健康守(健康長寿)
- 健康守(足腰健康)
- 御幣守(災難厄除)
- 厄除守(厄年守護)
- お砂の清め守(心身浄化)など
各種ご祈祷(初穂料4千円)はこちら。
- 神恩感謝
- 身体健康
- 病気平癒
- 病気平癒御礼
- 災難除け
- 念願成就
御朱印(初穂料3百円)や三輪山登拝の受付(初穂料3百円)もこちらの社務所でしてもらえます。
参考大神神社周辺のそうめん処6選 [名物の三輪素麺は最高です] 参考大神神社で参拝後のランチにおすすめ!隠れ屋カフェと人気のお店12軒
おわりに
大神神社も狭井神社もとても気持ちの良い神社で、足を踏み入れた瞬間から癒されていくのがわかります。
狭井神社に行かれた際は、ぜひ御神水も頂いてみてください。