オールシーズンの服が収容できる巨大なクローゼットが欲しいなと思いつつ、やらなきゃ始まらないのが衣替え。
せめて収納ケースくらいは扱いやすいものを使いたいですよね。
昔だったら桐の箱だったけど、最近の主流はプラスチックか布。
「どっちがいいのかな?」ということで両者を比較してみました。
参考ダンボールに服を収納するのがダメな理由[やむを得ず使う時の注意点も紹介]記事の内容
プラスチックの収納ケース
プラスチックの収納ケースは定番中の定番。
衣類だけでなく、本やおもちゃなどの収納にも使いやすいアイテムです。
プラスチックの収納ケースのメリット
プラスチックケースは広く使われているだけあってメリットも沢山。
例えば、こんないいところがあります。
- 外からの埃や湿気、虫の侵入をシャットアウトできる。
- ケースを重ねても崩れたりせず丈夫。
- サイズや種類が豊富。
- キャスター付きの物は移動に便利。
- 透明なら中に何が入ってるかわかりやすい。
- 色んなものを収納できる。
- ケースに埃がついても簡単に拭き取れる。
プラスチックの収納ケースのデメリット
プラケースは万能そうに見えますが短所もあります。
- 通気性が悪い。
- 捨てる時に嵩張る。
- スペースが余った時に布製のように圧縮できない。
密封できて安心な反面、衣類から出る湿気が内部にこもりカビや虫の繁殖の原因になる可能性もあります。
湿気と虫対策
ただ、衣類から出る湿気はこんな方法で軽減させることも可能です。
- 防虫剤・除湿剤(乾燥剤)とともに収納する。
- 使う前にケースの掃除をしておく。
- 洗濯後しっかり乾燥させた衣類を収納する。
- クリーニング後はビニールのカバーを外して室内で2日ほど干してから収納する。
- ケース内にキツキツに入れすぎない。
除湿剤や防虫剤は入れっぱなしにせず、交換もお忘れなく。
プラスチックケースの種類
プラスチックケースの主な種類はボックス型や引き出し型です。
キャスター付きや折りたたみ式の物もあるので合ったものを選びましょう。
ボックス型のプラスチックケース
ボックス型は、蓋をカチッとクリップで止めるタイプのケースで、次のシーズンまで使わない嵩張るものを入れて置くのに便利です。
大容量の物が多いので、クローゼットの奥に片付けるならキャスター付きのものが楽ちん。
たくさん入れると重くなるので、高いところに乗せるのはやめておいた方がいいかもしれません。(手伝ってくれる人がいるならいいけど)
引き出し型のプラスチックケース
引き出し型は出し入れしやすいので、半端な季節に着るようなや衣類や小物類、下着類を入れておくのに便利です。
クローゼットの中に入れてもいいし、家具のよう使うこともできるので使い勝手よし。
うちではタオル入れや食品入れにも使ってます。
布の衣装ケース
不織物などの布でできた衣装ケースは、衣類や布団などの寝具の収納によく使われます。
布の衣装ケースの長所
布のケースを使うメリットはこんなところです。
- 軽い。
- 通気性がいい。
- 使わない時は畳めるものが多い。
布の衣装ケースの短所
布のケースを使うデメリットはこちらです。
- ケースを重ねると型崩れしやすい。
- 湿気の多い場所では外部の湿気を通してしまう。
- ケースにシミや埃が付くと取りにくい。
湿気と虫対策
- 除湿剤と防虫剤を一緒に入れる。
- 洗濯してしっかり乾燥させた衣類のみを収納する。
- 押入れやクローゼットにギュウギュウに詰め込まない。
- 押入れやクローゼットに入れる時は時々押入れの戸を開けて換気する(or除湿機で除湿する)
布の収納ケースの種類
布の収納ケースは、ワイヤー入りで重ねられるもの、インテリアっぽく中が見えない仕様のもの、窓付きのもの、消臭加工されたものなどいろいろです。
サイズや形も好みで選べます。
プラスチックケースか布の収納ケースか
プラケースと布の収納ケースの特徴を見てきた所で、どっちを選んだらいいかをまとめてみたいと思います。
プラスチックケース向きの人
ヘタレ感を気にすることなく丈夫なケースが使いたい人はプラスチックのケース向き。
衣類だけじゃなく、書類やおもちゃ、食品など幅広い収納に使い回したい時にも便利です。
通気性がないので、しっかり洗って乾燥させた衣類を入れることと、除湿剤、防虫剤をセットで入れることもお忘れなく。
ちなみに、衣類や布団などが多すぎる場合は、保管をしてくれる宅配クリーニングを使うとスッキリします。
布の収納ケース向きの人
コンパクトさや軽さなど扱いやすさ重視派には布の収納ケースがベスト。
通気性がいいので布団やタオルケットなどの寝具を片付けたい時にも布製の方が向いてます。
湿度が高い押入れなどに入れる場合は除湿剤が必須(虫よけも)。時々、戸を開けて換気してあげるといいでしょう。
参考布団の湿気が気持ち悪い!原因と対策、ふかふかにする方法を紹介 参考クローゼット収納のコツ[見違えるほどスッキリさせる10個の知恵]おわりに
プラスチックケースと布のケースは状況に合わせて両方使うことも多いので、それぞれの特性を知っていれば大事な衣類を守るのに役立ちます。
どちらを使うにしても、この2つは心がけておきたいですね。
- 清潔でしっかり乾燥させた衣類を収納すること。
- ケース内、クローゼット内の除湿と虫除けを徹底すること。