ふと、梅酒のレシピを見ると「あれっ?」と思うことがありますよね。
梅酒やその中の梅の賞味期限も気になります。
ということで今回は、
・梅酒に賞味期限はあるのか
・長期保存するには何に気をつけたらいいのか
をまとめてみました。
参考梅酒の基本の作り方と初めてでも失敗なく作るためのコツを紹介梅酒の梅は入れっぱなしでもOK?
梅酒の梅の扱いは人によってバラバラ。
例えば、Aさんは1年で取り出し、Bさんは3年間放置、Cさんはずっと入れたままにしておく…みたいな感じです。
初めて梅酒を漬ける場合は迷っちゃいますよね。
実際のところ、梅酒を漬けてから1~1年半位を目途に取り出す場合が多いですが、入れたままにしておいても特に問題はありません。
うちの実家も梅を入れっぱなしにしていたし、何年か経った梅を食べても何ともありませんでした。
ただ、市販の梅酒の梅のようなフレッシュな梅が良ければ1〜1年半程度を目処に取り出すとよさそうです。
入れっぱなしだと色と味は変わる
梅酒の梅を長い間入れっぱなしにすると、梅を取り出した場合に比べて少し梅酒の色が濃くなります。
梅自体も黒ずんできますが、自然なことなので心配はいりません。(匂いと見た目は要チェック)
ただ、入れっぱなしの年数が長いと梅の種から渋みや苦みが出ることも。
梅エキスのほとんどは約3か月で抽出され、1年経てばしっかり梅酒に移るので、フレッシュな梅酒が好みなら1〜1年半程で取り出しておくのも◎
逆に渋みも含めた深みを楽しみたいなら入れっぱなしでもいいでしょう。
参考梅酒の梅を再利用!使い道とアルコールの抜き方,保存の仕方を紹介梅酒の賞味期限
梅酒は35度以上のアルコールで漬けられ、しっかり管理されていれば半永久的に持ちます。
梅酒の梅も梅酒の中に漬かっていれば、黒ずんでしわしわになっていても食べられます。(年数が経ちすぎると美味しくないけど)
ただし、こんな場合は飲めません。
- 梅酒にふわふわした浮遊物や妙な沈殿物(カビ)が発生した場合
- 梅酒がモヤモヤ濁ってる場合
- カビ臭い
- 腐ったような匂いがする
- ツンとした酸っぱいような匂い(梅酒以外の妙な匂い)
梅酒は半永久的に持つとは言うものの、作り方や環境次第で痛むことがあるので、見た目と匂いを確認してみて下さいね。
梅酒を長期保存するには
ここでは梅酒を長期保存して楽しむために気をつけるポイントをまとめてみました。
- 大きなキズや虫食いがない新鮮な青梅を使う。
- 梅に傷をつけないように丁寧にヘタを取る。
- 35度以上のアルコールで漬ける。
- 洗浄・消毒してしっかり乾燥させた瓶を使う。
- 冷暗所で保管。(冷蔵庫でもいい)
- むやみに蓋を開けたりせず見守る。
- 梅を取る時は清潔な箸(水分もNG)で取る。
もし、入れっぱなしにしていた梅が崩れてきたら、梅を取り出して上澄みを別の瓶に移すといいでしょう。
崩れた梅の付近の梅酒は濾せばきれいな液になりますよ。
参考梅干しの作り方[漬け方から干し方までをステップごとに解説]おわりに
梅酒の梅は取り出す人と入れっぱなしの人がいますが、どちらにするかは好みによります。
梅の実を美味しく食べたい場合や梅酒に渋みを出したくないなら1〜1年半ほどで取り出し、味を深めたい場合は入れっぱなしでいいでしょう。
手入れされた昔ながらの梅酒なら半永久的に持つので(味は濃縮されるけど)、その都度状態を確かめながら美味しく召し上がって下さいね。