梅には色んな種類があるので、どんな梅を使うといいのか迷いますよね。
今回は梅酒に合う梅の種類や選び方のコツをご紹介。販売時期やどこで売られているかについてもまとめました。
今年、梅酒作りに初挑戦する方は必読です。
参考梅酒の基本の作り方と初めてでも失敗なく作るためのコツを紹介記事の内容
梅酒の梅の種類
まずは、自家製梅酒を作るのに人気の梅の種類を見ていきましょう。
南高梅(なんこううめ)
南高梅は梅の生産日本一の和歌山県の代表品種。出回っている梅のほとんどがこの品種です。
果肉が大きく柔らかいうえに、種が小さく皮が薄いという特徴があり、梅干し用としても梅酒用としても大人気の梅です。
古城梅(ごじろうめ)
同じく和歌山県が産地の古城梅は「青いダイヤ」という別名をもつ美しい梅。実が固めなので梅を食べた時の食感がよく、梅酒の梅としては最適です。
収穫時期が他の梅より早めなのも特徴のひとつ。
元々は南高梅より多く作られていましたが、年々生産量が減っているため希少価値が高くなっています。
白加賀梅(しろかがうめ)
江戸時代から栽培されている梅で、主に関東で栽培されています。
種が小さく果肉が厚いのが特徴で、繊維が少ない上に崩れにくいので梅干しにも梅酒にも適しています。
豊後梅(ぶんごうめ)
豊後梅は梅とあんずの交配種。お花が綺麗なので、梅酒や梅干しだけでなく観賞用としても人気です。
実は大きく肉厚で甘酸っぱいのが特徴。他に梅に比べて寒さに強く、東方地方で多く栽培されています。
鷲宿梅(おうしゅくばい)
鷲宿梅は平安時代の歌にも登場する歴史の古い品種。梅の実は皮も果肉も固めです。
鶯宿梅の実はほとんど出回っていませんが、梅酒になったものはお店や通販でも売っています。
梅酒の味は酸味が強めでユニークですがスッキリした飲み口です。
▶︎生産者から直接届く【食べチョク】で梅酒用の青梅を見る梅酒の梅の選び方
次は梅の実を選ぶ時のコツです。おいしく澄んだ梅酒を作ろうと思ったらこんな梅の実を選んで下さい。
袋詰めされた梅は1個ずつ確認できないので、見た目によさそうな梅を買い、ダメそうな梅が混じっていたら除いて梅シロップやジャムにすればOKです。
参考梅シロップの作り方は簡単!梅の実や砂糖の選び方も紹介します成熟した青梅
未熟な実(乾燥してしわっぽい実が多い)は味が落ちるので、しっかりと成熟した青梅を使うのがベストです。
成熟した初々しい青梅で作ると爽やかな飲み口で、若干黄みがかった梅を使うと芳醇な梅酒が出来上がります。
完熟梅は梅酒には向きません。
大きめ(2L~3L)の梅
果肉が大きい梅はジューシーでエキスがたっぷり詰まっているので梅酒向き。
漬けた後の梅の実も美味しく食べられます。
傷のない梅
大きなかさぶたが付いていたり、虫食いがあったり、穴が開いているような梅は梅酒の味にも色にも影響します。
もしこういう梅が混じっていたら避けておきましょう。
ハリ・ツヤがあってみずみずしい梅
皮にハリとツヤがある梅は新鮮で元気に育った証拠。
未熟すぎずちょうど梅酒作りに適した梅です。
参考梅酒の瓶のサイズとオススメのタイプ,消毒のやり方のまとめ 参考梅酒の砂糖の量と種類,適したアルコール濃度 参考梅酒の梅は入れたままでも大丈夫?賞味期限と長期保存のコツ梅酒の梅を販売している場所
なんて思ってたら、知らない間に売り切れていることはよくありますよね。
青梅の販売期間は短いし、意外と競争率が高いので自分が欲しい時に売ってない事もあります。
そんな時はスーパーだけじゃなく、デパ地下の生鮮売り場や近くの朝市、道の駅や農協を見てみるのもあり。
通販なら予約販売をしているので、早めに手を売っておけば確実に手に入ります。
店頭で買うよりも種類やサイズが選び安く、生産者さんがわかるのでおすすめです。
梅酒の梅の時期
梅酒に使う青梅の収穫は品種や生産地にもよりますが、概ね5月下旬~6月下旬。青梅が多く出回るのもこの1か月ほどの間です。
青梅がお店に並んだら速攻で買いたくなりますが、時期が早すぎる場合にはその梅がしっかり成熟しているかどうか確認を。
梅酒用の梅は冷凍保存もできるので、良い青梅が手に入ったら冷凍しておいて後日梅酒を漬けることもできますよ。
参考梅干しの梅の種類と選び方,出回る時期と販売される場所のまとめ 参考梅干しの作り方[漬け方から干し方までをステップごとに解説]おわりに
梅酒の梅には色んな種類があリますが、一番手に入りやすいのは南高梅。
最初は南高梅から初めて、梅酒作りに慣れてきたら色んな品種で試してみるとおもしろいです。
梅が出回る時期が約1か月間なので、いい青梅を見つけたらすかさずゲットして下さいね。