梅酒のレシピは実にさまざま。入れる砂糖やアルコールの種類などを調節して自分好みの味を作るのが醍醐味です。
とは言え、最初はよくわかりませんよね。
今回は、梅酒の基本の作り方と失敗なく作るためのコツをまとめてみたので、初挑戦の方はチェックしてみて下さい。
参考梅酒のアルコールの量と種類のまとめ 参考梅酒の梅は入れっぱなしでも大丈夫?賞味期限と長期保存のコツも解説記事の内容
梅酒の作り方
それでは、さっそく基本の作り方を見ていきましょう。
梅酒の材料
まず用意するものはこちらです。
- 梅酒用の梅:1kg
- ホワイトリカー(35度):1.8L
- 氷砂糖:500g〜1kg
- 4Lの瓶(複数の瓶入分けてもOK)
- 竹串
- ホワイトリカーor消毒用アルコール(瓶の消毒用)
梅酒作りの工程
梅酒作りの9ステップはこちらです。
- 瓶を洗剤で洗って乾燥させ、アルコール消毒後に再び乾燥させる。
- アク抜きが必要な梅は水に2~3時間漬けてアク抜きする。
- 梅を丁寧に洗い、キッチンペーパーで拭いて日陰で乾燥させる。
- 痛んだ梅は除く。⇒梅ジャムなどに使える。
- 竹串で丁寧に梅のヘタを取る。
- 瓶に梅と氷砂糖を交互に入れ、トップは氷砂糖の層にする。
- 上からホワイトリカーを注ぎ入れる。
- 蓋をして冷暗所に保管。(気温の変化が激しい場所は避ける)
- 氷砂糖が溶けるまでは1日1回瓶をゆすってあげる。
- 半年から1年くらい経つと飲み頃に。
保存期間中は時々様子を見て、軽く揺すったりしてあげると梅酒が元気に育ってくれます。
参考梅酒の梅は入れたままでも大丈夫?賞味期限と長期保存のコツは?梅酒作りのコツ
作り方がわかったところで、美味しく作るためのコツを見ていきましょう。
瓶の消毒は必ず!
清潔な瓶を使うのは失敗しないための鉄則です。
洗剤で洗うだけでなく、アルコールや熱湯で消毒して、しっかり乾燥させてから使って下さい。
*熱湯不可の瓶もあるのでご注意を!
詳しい消毒の仕方は下の記事にまとめました。↓
参考梅酒の瓶の大きさと選び方&消毒の仕方
梅酒の梅選びが大事
梅酒は質の悪い梅で作ると最悪飲めない代物ができるので注意しましょう。
梅酒に適した梅は肉厚のみずみずしい青梅。目立った傷や虫食いがあると腐敗やカビの原因になるので除いておきましょう。
梅の種類的には南高梅がよく出回ってます。慣れてきたら他の梅も試して風味の違いを楽しむのもいいでしょう。
参考梅酒の梅の種類と選び方のコツ 販売時期や売ってるお店はどこ?必要ならアク抜きを
梅は青くて固いもの程アクが強い傾向にあるのでアク抜きが必要です。これを怠ると渋みやエグミが出ることも。
ただ、アク抜き不要の梅もあるので梅の説明書きを確認してみて下さいね。
アク抜き中に茶色っぽくなる梅は傷んでいる証拠なので取り除いておきましょう。
梅のヘタ取りは丁寧に
梅の実には小さな茶色っぽいヘタがついているのでそれを取り除きます。
竹串をヘタに沿わせてスッと上に持ち上げると取れるので、実を傷つけないように丁寧にやりましょう。
梅酒の砂糖の量と種類
砂糖は黒砂糖やハチミツなどを使ってもいいですが、初めてなら氷砂糖を使うと失敗が少なくなります。
砂糖の量は調節できますが、減らしすぎると梅のエキスが出にくくなったり、腐敗しやすくなるので注意が必要です。
砂糖の量と甘さの目安はこちらをご覧ください。↓
参考梅酒の砂糖の量と種類のまとめ梅酒のアルコールの種類と濃度
梅酒のアルコールはホワイトリカーを使うことが多いですが、ブランデーやウォッカなどを使ってもOKです。
ただ、濃度の低いアルコールを使うと長持ちしないので、35度以上の物を使うのがおすすめ。
20度未満のお酒は法律で使えないことになってるのでご注意を。
参考梅干しの作り方[漬け方から干し方までをステップごとに解説] 参考さくらんぼの品種ごとの特徴と旬の時期 [出回る期間が超短いです]おわりに
最後に、始めての梅酒作りで失敗しないためのコツをまとめてみました。
- 質の良い梅を選んで、丁寧に扱うこと。
- 慣れるまでは砂糖の量を極端に変えないこと。
- 35度以上のアルコールを使うこと
- 瓶を消毒すること
慣れてきたら梅や砂糖、アルコールの種類を変えたりしてどんどん冒険してみて下さいね。