マフィンもカップケーキも見た目はそっくり。でも、なんで名前が違うのか不思議ですよね。
今回は、両者の違いに密着!材料や型の違いについてもまとめてみました。
記事の内容
カップケーキとマフィンの違い
カップケーキとマフィンの違いは結構あいまいなので、「好きな方で呼べばいいじゃん」って感じですよね。
ただ、あえて違いを挙げるとこうなります。
- デコレーションの有無
- 食感
- 味
- 材料と作る工程
「あぁ、そうかも。」と思える節がありますよね。
1つずつ順番に見ていきましょう。
デコレーションの有無
マフィンにデコレーションすることもありますが、クリームで飾り付けたりすることが多いのは圧倒的にカップケーキです。
可愛いデコレーションで有名な「ニューヨークカップケーキ」もカップケーキですもんね。
マフィンはナッツやフルーツなどが生地の中に練り込まれた焼きっぱなしのイメージ。対してカップケーキはミニケーキ的な扱いです。
食感
マフィンとカップケーキは食感も微妙に違います。
カップケーキは「ケーキ」と呼ばれるだけあって、キメが細かくしっとりした感じ。対してマフィンはもう少しボソッとしてエアー感が感じられます。
豆腐で例えるならカップケーキが絹ごし豆腐、マフィンが木綿豆腐ってところでしょうか。
味
味はレシピにもよりますが、カップケーキの方が濃厚、マフィンの方があっさりしています。
実際、マフィンは朝ごはんで食べることも多く、カップケーキよりヘルシーなイメージです。←実際そうとは限らないけど。
カップケーキは甘い系オンリーで、マフィンはチーズやベーコンなどを入れた主食系の物があるのも違いの1つです。
材料と工程
カップケーキもマフィンもベースになる材料はこの6つ。違うかと思いきや同じなんです(笑)
ただ、同じ材料で味や食感に違いが出るということは、材料の配合や作り方に違いがあるということ。
その辺りをまとめてみました。
カップケーキ
- 油脂にバターを使うのが一般的
- バター・砂糖・卵の割合がマフィンより多め
- 材料をなめらかなクリーム状になるまでよく混ぜる。←口当たりがいい
マフィン
- 油脂にオイルを使うこともよくある
- 卵や油脂、砂糖よりも小麦粉の割合が多め
- 材料はざっくり混ぜ合わせる感じ←ケーキとパンの中間のような食感
まぁ、レシピによる違いもあるし、マフィンとカップケーキが混同されてることも多いので一概には言えませんけどね。
マフィン型とカップケーキ型の違い
焼き型はマフィン型と呼ばれたりカップケーキ型と呼ばれたりしてややこしいですが、実際は同じものです。(マフィン型と呼ばれることが多いかも)
マフィン型(カップケーキ型)のサイズ
型のサイズはメーカーによっても違いますが、ざっくり分けて普通サイズ・ミニサイズ・ジャンボサイズがあります。
レギュラーサイズのマフィン型
普通サイズは直径7cm前後のちょうどいいサイズ。
マフィンを焼くにもカップケーキを焼くにもピッタリなタイプです。
ミニマフィン型
ミニサイズのマフィン型は直径3.5〜4.5cm程度なので、手のひらにちょこんと乗るサイズ。
小さいのでマフィンと言うよりはカップケーキ向きです。
ジャンボサイズのマフィン型
ジャンボサイズは直径9cm前後で片手にずっしり乗るサイズ。
海外でよく見かける朝食のマフィンサイズなので、カップケーキではなくマフィン向きです。
マフィンとカップケーキの焼き方の違い
カップケーキは天板に紙のマフィンケース(カップケーキケース)をセットして焼くのが普通ですが、マフィンの場合は直接天板に生地を流して焼くこともあります。(ケースを使うことが多いけど)
マフィンなら天板なしでトールカップを使って焼くこともできますよ。
参考カップケーキレシピ[ド肝を抜かれるほど簡単でふわふわです]おわりに
最後に、もう一度マフィンとカップケーキの相違点をまとめてみました。
- デコレーション向きなのはカップケーキ
- カップケーキはケーキっぽく、マフィンはケーキとパンの中間的な感じ
- カップケーキはリッチで、マフィンは素朴な味
- 甘くないバージョンがあるのはマフィンだけ
- カップケーキはしっかり混ぜ、マフィンはざっくり混ぜる
でも…なんだかんだ言ってそっくりですよね。←結論(笑)