ハイキングや写真撮影で人気の保津峡。絶景が楽しめるとあって桜や紅葉、新緑などの時期には特に人気のエリアです。
今回はこの保津峡への行き方と保津峡の駅についてのトリビア、JR保津峡駅からトロッコ保津峡駅への歩き方を解説したいと思います。
保津峡への行き方
まずは保津峡への電車での行き方から。電車でのアクセス方法は2通りあります。
嵯峨野トロッコを使う場合はトロッコ嵯峨野駅やトロッコ嵐山駅方面から約10分、トロッコ亀岡駅方面からも12分ほど(運賃は均一で大人630円)。
保津峡に沿ってゆっくりと列車が走るため眺めは抜群で、川下りの様子も見ることができます。
ただハイシーズン(桜・紅葉・新緑)は激混み。この時期は予約すらも取りづらい状況になります。
参考:嵯峨野トロッコの予約の仕方を徹底解説 リッチ号にも前売り券はある?
JR山陰線を使う場合は、JR嵯峨嵐山駅から山陰本線の亀岡・園部・福知山方面行きの各駅停車に乗って3~4分(190円)。
JR京都駅からの場合もJR山陰線の各駅停車(亀岡行き)に乗って約20分(240円)です。
※運賃は2019.10現在
トロッコのように保津峡沿いを走るわけではありませんが、保津峡付近のトンネルを抜ける時にチラチラと保津峡の景色が楽しめます。
ちなみにJR保津峡駅とトロッコ保津峡駅は1km弱離れてますが、JR嵯峨嵐山駅はトロッコ嵯峨駅と隣接してます。
保津峡の駅について
先ほど保津峡の駅には「JR保津峡駅」と「トロッコ保津峡駅」があると言いましたが、2つともなかなか特徴的です。
保津峡駅
JR保津峡駅は保津峡の桂川(保津川)にかかる橋が丸々プラットホームになっている国内でも珍しい絶景の駅。駅の両側がトンネルで挟まれてるのもおもしろいです。
小さな田舎の無人駅ではあるものの、下車した時に見える保津峡の景色は圧巻。下には桂川、山の側面にはトロッコ列車の線路、タイミングがよければトロッコや川下りの舟にも遭遇します。
秘境駅なんて呼ばれたりもしますが、立地とプラットホームの狭さから怖いと思う人もいるかもしれません。
トロッコ保津峡駅
トロッコ保津峡駅はJR保津峡駅から1kmほど離れた場所にあります。
こちらもなかなかすごい所にありまして・・・桂川にかかる鵜飼橋という吊り橋を渡らないと辿りつけません。2013年には台風で橋がダメージを受け閉鎖されたこともあるほどです。←今は修復されてます。
トロッコ保津峡駅はJR保津峡駅よりも哀愁が漂っていますが、それもそのはずこの駅はJR保津峡駅の旧駅舎を利用してるんです。←トロッコの路線は昔のJRの路線。
昭和初期から使われていた旧駅舎なのでレトロなはずです。この存在感から第2回近畿の駅百選にも選ばれてるんですよ。
保津峡からトロッコ保津峡への歩き方
こうしてみると両方の駅を見てみたくなりますが、JR保津峡駅⇔トロッコ保津峡駅間はハイキングがてら簡単に歩くことができます。
グーグルマップで検索するとわかりづらいので地図を作ってみました。
紫の駅マークがJR保津峡駅、オレンジの駅マークがトロッコ保津峡駅。緑のルートをハイキングしていきます。
ここでの進行方向はJR保津峡駅→トロッコ保津峡駅にしますが、もちろんその逆でもOKです。
保津峡橋は桂川(保津川)の支流、水尾川にかかる赤いフレームの橋(地図上の橋マーク)。JR保津峡駅と保津峡を見下ろすことができる絶景スポット。
橋からの眺め↓
2保津峡橋を渡ったら標識に沿って右手へ。橋を渡るとトロッコ保津峡駅まで800mのサインが見えるのでそれに沿って京都府道50号を進みます。道幅が狭く車も通るので注意!
3トンネルをくぐって緩やかなアップダウンがある道を進む。ウォーキング中、下の方に桂川(保津川)が見えます。
4鵜飼橋が見えたらそれを渡るとトロッコ保津峡駅!タイミングがよければ駅に向かって走るトロッコも見えます。
これは約15~20分のショートコースですが、ハイキング好きならこの先進んで嵐山の方まで行く方もいます。
トイレはJR保津川駅ですませて車には十分気を付けてお出かけくださいね!
参考きぬかけの路は3つの世界遺産を結ぶ道!実際に歩いた感想を紹介おわりに
京都の秘境、保津峡の駅はどちらもすごい存在感でしたね。とは言え、2駅とも京都の中心部からすぐ。アクセスもばっちりです。
ハイキングがお好きならJRとトロッコの駅間を歩いて景観をお楽しみくださいね!