名古屋↔五箇山間の移動は直行バスを使うのが一番!
「きときとライナー」というバスに乗れば乗り換え無しで超快適です。
今回は、私も乗った「きときとライナー」の詳細と、五箇山での移動の仕方、五箇山↔白川郷間の行き方をまとめました。
記事の内容
きときとライナーで名古屋→五箇山へ直行
さっそくですが、「きときとライナー」は五箇山経由で名古屋↔高岡(富山県)を結ぶ高速バス。富山に本社を持つイルカ交通が運行しています。
毎日、朝から夕方まで6往復(2023年1月現在は1日5往復)。所要時間は名古屋↔五箇山間が約2時間半、名古屋↔高岡間が約3時間半です。
車体は鮮やかな黄色。「きときと」は富山弁で「新鮮な」という意味で、海の幸が有名な富山の観光用キャッチフレーズに多用されています。
きときとライナーのバス停
きときとライナーの停留所はこちら。
- 名古屋(ミッドランドスクエア前)
- ※五箇山インター口
- ※城端(じょうはな)サービスエリア
- サンコー砺波(となみ)第2駐車場
- 高岡バスターミナル
- 新高岡駅(4番乗り場)
- 高岡駅瑞龍寺(ずいりゅうじ)口(南口)
五箇山と城端サービスエリアは前日までに予約があった場合のみ経由する形になります。
時刻表はイルカ交通の公式ページでチェックできます。
きときとライナーの料金
きときとライナーの料金は、乗る距離に関係なく一律。五箇山下車でも終点まで行っても値段は同じです。
大人の片道料金は3段階あり、平日は3500円、土日祝が4000円、年末年始などが4500円。子供は一律2500円です。(2023.1現在)
予約は公式ホームページなどですることができ、よく乗る方は回数券(500円お得)も使えます。
きときとライナーの設備
きときとライナーは全席ゆったり3列シート。(乗った時は4列シートもあった)座席ごとにコンセントもあり、トイレ付きなので安心です。
観光バスのようにトランクもあるので、かさばるバッグも収納可能。(特大スーツケースやスノーボードなどはダメ)
バス内は広くて清潔で、座席にはブランケットも用意されていました。
途中、景色が素敵な「ひるがの高原サービスエリア」で10分程の休憩も。濃厚なソフトクリームや飛騨牛コロッケなども人気です。
五箇山インター口から合掌集落への行き方
五箇山には「菅沼(すがぬま)集落」と「相倉(あいのくら)集落」という2つの合掌造り集落があり、バス停から近いのは菅沼集落です。
「五箇山インター口」のバス停から菅沼(すがぬま)合掌造り集落までは徒歩10分程度。看板も出ているし一本道でなので迷うことはありません。
相倉集落や五箇山のその他の名所には世界遺産バス(後述)で移動できます。
高岡↔五箇↔白川郷を結ぶ世界遺産バス
さきほどチラッと触れた「世界遺産バス」は加越能バスが運行するバス。高岡↔城端↔五箇山↔白川郷を結び、予約は必要ありません。
本数は通常毎日5~6本、土日祝は9本ですが、コロナの影響で運休している便があるので公式ページでチェックしてみてください。
五箇山を世界遺産バスで回るなら?
世界遺産バスを使えば五箇山内の名所をくまなく回れます。
ちなみに、おすすめの名所3選と最寄りのバス停はこちらです。
菅沼(すがぬま)集落 [世界遺産]
五箇山の合掌造り集落の1つ。
のどかでこじんまりした集落で、9戸の合掌造り家屋、五箇山民俗館、塩硝の館などがあります。
合掌造りは実際に人が暮らされていて、昔にタイムスリップした感覚です。
相倉(あいのくら)集落 [世界遺産]
五箇山のもう一つの合掌造り集落。菅沼集落よりも規模が大きく20戸の合掌造り家屋が残っています。
こちらも実際に人々が生活されていて、山に囲まれた自然豊かな風景がとても素敵。集落全体を撮影できる高台もあります。
菅沼↔相倉間はバスで約15分。料金は570円(子供半額)です。(2023.1現在)
上梨(かみなし)
合掌集落ではないものの、重要文化財の「村上家」を始めとした合掌造りが点在し、白山宮が鎮座している地区。2つの集落の間に位置しています。
近くに五箇山温泉もあり、庄川にかかる橋からの眺めも絶景。この地区にある合掌民宿「弥次兵衛(やじべえ)」さんに宿泊しましたが、とても素敵な宿だったのでおすすめです。
参考五箇山の合掌民宿「弥次兵衛」に宿泊![また帰りたくなる宿でした]菅沼集落からはバスで6分(330円)。相倉集落からは8分(340円)です。
五箇山↔白川郷までのバス移動
五箇山と白川郷は世界遺産同士。
ほぼお隣同士なので、移動もそんなに時間がかかりません。
世界遺産バスを使えば菅沼集落から約30分(870円)、相倉集落からなら約45分(1300円)です。
白川郷・五箇山・高岡までのエリアをゆっくり観光したい場合は各種フリーきっぷも出ているのでお得に観光できます。
参考五箇山のライトアップ は必見!日程,合掌造り集落への行き方を紹介おわりに
名古屋↔五箇山への移動には「きときとライナー」が快適。五箇山内の移動や白川郷へ足を伸ばすなら「世界遺産バス」も便利です。
公共交通で五箇山方面への旅をお考えなら、ぜひチェックしてみてください。