巻き寿司は節分やパーティー、行楽弁当などに大活躍。
でも、いざ作ろうと思うと、
などの疑問がグルグル。
ということで今回は、太巻きと細巻きの作り方をわかりやすくご紹介します。
参考ちらし寿司の作り方と6つの盛り付け方[祝い事にもピッタリです]記事の内容
巻き寿司の作り方
まず、巻き寿司を作るのに用意するものはこちらです。
- 海苔(全型)
- すし飯
- 具材
- 巻きす
- 寿司桶(orボウル):すし飯を作る用
作り方のざっくりした手順はこうなります。
- ご飯を炊いてすし飯を作る。
- 具材の準備をする。
- 海苔にすし飯と具材を乗せて巻く。
これから、酢飯の作り方、具材の準備、太巻き・細巻きの巻き方を詳しく見ていきましょう!
酢飯の作り方
すし飯の作り方は意外と簡単。5つの工程とおいしく作るコツはこちらです。
- ご飯を固めに炊く。(昆布を入れて炊いても◯)
- すし酢を作る。(後述)
- 炊きあがったご飯を、寿司桶かボウルに移す。
- すし酢の半量をご飯に振りかけ、しゃもじで切るように混ぜる。
- もう半量のすし酢を様子を見ながら加えて、手早く混ぜる。
- ササッと仰いでそのまま冷ます。(仰ぎはどっちでもOK)
寿司酢の作り方
すし酢は、お酢、砂糖、塩を混ぜ合わせたもの。特に加熱しなくてもよく、しっかり混ぜるだけでOKです。
調味料の割合を表にしてみましたが、混ぜた時に味見しながら好みで調節してみてください。
ごはん | お酢 | 砂糖(あっさり/やや甘め/甘め) | 塩 |
1合 | 大さじ2 | 大さじ1/1.5/2 | 小さじ1/2~1 |
2合 | 大さじ4 | 大さじ2/3/4 | 小さじ1~2 |
3合 | 大さじ6 | 大さじ3/4.5/6 | 小さじ1.5~3 |
もちろん、市販のすし酢や寿司の素を使ってもおいしくできます。
巻き寿司のご飯の量
太巻き
太巻きは、具の量にもよりますが、2合で3本、3合で5本位を目安にするとキリがいいです。
1合で2本作ることも可能。少し細めになりますが、食べきりやすい分量です。
細巻き
細巻きの場合は、海苔が半分になるので、1合で4本程度作れます。
具の大きさに合わせて微調整するとバランスよく巻けます。(具が大きければご飯を少し減らす)
巻き寿司の具材
具材は太巻きなら4~7種、恵方巻きなら七福神に因んで7種(具材の決まりはない)、細巻きなら1~2種入れるのが一般的。
具材は好きなものでいいですが、よく使われるのはこんな食材です。
具材のサイズや量はバランスを見ながら決めればOKです。←欲張ると巻けなくなるのでご注意を。
参考恵方巻きの食べ方と恵方の意味[いつから始まったのかと由来も紹介]巻き寿司の卵焼きの作り方
卵焼きは卵2個で4本分位になります。
- 卵に調味料を入れて混ぜる。
- フライパンに油を敷いて火にかける。
- 卵を数回に分けて流し入れながら、弱火で縦に巻いていく。
- 冷ます。
- 好みの幅に縦切りして完成。
卵焼きの代わりに、薄焼き卵を細長く切って重ねてもOKです。
調味料
調味料は、卵2個に対してこんな感じですが、お好みで調整して下さい。
- 砂糖:小さじ2
- 塩:少々
- だしの素:小さじ1/4
- 水:大さじ1
かんぴょうの煮方
かんぴょうは1袋に25~30g入っているのが一般的。
太巻き1本には約5g必要ですが、煮た後に小分けにして冷凍保存できるので、多めに煮ても大丈夫です。
- かんぴょうを水洗いし、数分水につける。
- 塩(少々)でしんなりするまで揉み、洗い流す。
- 柔らかくなるまで10〜15分ほど茹でる。
- ザルにあげて絞り、巻き寿司の海苔の幅に切る。
- 鍋にかんぴょう、ヒタヒタの水、醤油、砂糖、みりん、だしの素を入れて火にかける。*
- 弱火で汁が少なくなるまで煮る。(15分程度)
- そのまま味をしみさせて完成。
調味料
- 水:カップ1/2
- 醤油:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1
- だしの素:小さじ1/2
味を見ながらお好みで調節して下さい。
干し椎茸の煮方
干し椎茸はかんぴょうと一緒に煮てもOK。
一緒に煮る時は、下の工程④の後に茹でて絞ったかんぴょうを加えます。
- 干し椎茸を半日ほど水で戻す。(戻し汁は後で使う)
- 干し椎茸の石づきを取って、軸を切る。
- 椎茸の傘と軸を細切りにする。
- 鍋に③と椎茸の戻し汁、醤油、砂糖、みりんを加える。
- 弱火にかけて煮汁がなくなるまで煮たら完成。
椎茸を煮る時は、椎茸がヒタヒタにかぶる量の戻し汁を投入。(足りなければ水を足す)
調味料
- 干し椎茸の戻し汁:カップ1/2
- 醤油:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1
- だしの素:小さじ1/2【旨味が足りない時】
巻き寿司の巻き方
ここからは、太巻きと細巻きの巻き方をご紹介します。
太巻きの巻き方
太巻きは、具をしっかり巻き込むように巻くときれいに仕上がります。
- 巻きすをおく。(平らな方が上)
- 海苔を縦長におく。(ザラッとした面が上)
- 海苔の上から1.5~2cmほどを残して酢飯を均等に広げる。(写真は1合で2本作ってます)
- 海苔の半分より少し下に具材をおく。(左右の端までしっかり広げる)
- 両手の親指と人差指で巻きすを持ち上げ、他の指で軽く具材を押さえながら巻き込むように巻く。
- 具材を全部巻き込んだ所で、ギュギュッと成形。
- 左手で巻きすを持ち上げ、右手で少しずつギュッギュと転がしながら巻く。
- 最後にギュギュッと形を整える。
- 横からはみ出したご飯を、指でポンポンっと中に押す。
- 海苔の継ぎ目を下にして数分置く。(具をなじませるため)
細巻きの巻き方
- 巻きすを置く。(平らな方が上)
- 半分に切った海苔を横長にして置く。
- 海苔の上端に約1cmのスキマをあけ、ご飯を均等に広げる。
- 真ん中に具材を置く。
- 太巻きと同じ要領で巻き始め、具材を巻き込んだ所で1度形成。
- その後、キュキュっと整形しながら転がす感じで巻く。
- 最後に形を整え、巻き終わりを下にして5分ほど置いて完成。
おわりに
巻き寿司はシンプルですが、太巻きは具材の準備が少し手間。
特に、かんぴょうや椎茸などの煮物や揚げ物を入れるなら、前日に準備しておくのもおすすめです。
巻く時は、キツすぎず、ゆるすぎず、程よい力加減で巻いてみてくださいね。