成田山新勝寺の出世稲荷社に行ってきました。
新勝寺は何回か参拝したことがありますが出世稲荷は初めて。なにやら独特の雰囲気がある神様です。
今回は、この出世稲荷の詳細とご利益、ちょっと変わったお供え物についてまとめてみました。
記事の内容
成田山の出世稲荷はここにある
出世稲荷社は成田山新勝寺の釈迦堂の脇を入ったところにあるお稲荷さん。
成田山新勝寺の中から行く方法と風情ある旧街道を通っていく方法があるので地図にしてみました。
・グリーンライン:旧街道を通る行き方
・ネイビーライン:JR成田駅からオレンジラインとグリーンラインの合流点まで。
旧街道を通る方が静かでショートカットにもなりますよ。
成田山の出世稲荷はこんな神社
出世稲荷の境内は、なかなか味わい深いです。(夜はちょっと怖いかも。)
まずは正面の鳥居。鳥居をくぐってすぐに階段が現れます。
階段を上ると旗や紫の幕のかかった参道に到着。お守りなどの授与所もあります。
煌びやかなお堂は1888年(明治21年)に再建された総欅(ケヤキ)造り。
朱色や金色、青色などとてもカラフルな色調で中国建築のようです。
龍や獅子などの巧みな彫刻も見事。縁起が良さそうです。
お堂の周りにはお狐様の小さな祠がずらり。お堂をぐるっと囲むような感じで祀られてます。
お堂のちょうど後方にはお狐様たちの奉安所も。
その隣には絵馬をかける場所があります。
ここまで来るとほぼ一周した感じ。階段があるので下に降りるとお地蔵さん達が鎮座されてます。
ここからは成田山新勝寺の中を通って帰るもよし、旧街道を通って帰るもよしです。
成田山 出世稲荷のご利益
出世稲荷のご利益はこちら。
- 商売繁盛
- 開運成就
- 火伏せ
ちなみに、出世稲荷社の鳥居近くの看板には「出世開運稲荷」と書いてあります。
祀られている神様は「荼枳尼天(だきにてん)」。
荼枳尼天(だきにてん)はインドの農耕の神様で元々は恐ろしい魔女として描かれてます。
その後、仏教と融合してからは大日如来に心服し良い神様に変身。
今では白キツネにまたがる豊作の女神として全国の稲荷社を中心に祀られてます。
出世稲荷社の本堂にも天女の姿をした荼枳尼天の彫刻がありますよ。(上の本堂の写真では見づらいけど・・・)
成田山 出世稲荷のお参りの仕方
神社でのお参りはふつう2礼2拍手1礼としたものですが、出世稲荷では合唱+1礼です。
御真言は
この辺はお堂の前にも書かれているので覚えることはありません。
でも・・・カタカナ難しいですよね・・・。
成田山 出世稲荷では油揚げをお供えする!?
出世稲荷のお供えものは少し変わってます。
それは何かと言うとこのような品です。
- 油揚げ
- お狐様の陶器でできたお人形
これらは鳥居に向かって右手側の2店の売店で買うことができます。
お狐様は一対になっていて表情は手描き。それぞれお顔がユニークです。油揚げもお人形もロウソクが付いてきます。
お供え物はお店の人が火打ち金と火打石をカチカチ鳴らして清めてくれるので気分が上がります。↓
お狐様の好物だけあって、お社の前には油揚げが所狭しと並んでます。
まずロウソクを上げて、油揚げや狐の人形をお供えします。
油揚げの上には百円玉や五百円玉が添えてあるものがいくつもあったので、私も100円を添えてみました。
ちなみにロウソクは境内で灯してから自宅に持ち帰って灯すのもOK。自宅でもご利益が得られるそうですよ。
成田山 出世稲荷のお守り
お守りやお札、絵馬はお堂の少し手前の授与所で受けることができます。
こんな感じですね。
白狐さんの絵馬には名刺を貼るようになっているので、名刺付きの絵馬もいくつか見かけました。さすが商売繁盛の神様ですね。
旗はお正月や2月の祭礼の時に奉納する人が多いそうです。
成田山 出世稲荷の御朱印
御朱印もさっきの授与所で書いてもらうことができます。
私は御朱印を集めてないので書いてもらってませんが「荼枳尼天尊」の文字に赤い鳥居が目を引くかっこいい御朱印です。
集めている方はぜひ。
おわりに
成田山の出世稲荷社は独特の雰囲気があり味わい深い神社でした。
煌びやかなお堂やお狐様の祠にお参りしながら出世開運祈願をしてみて下さいね。それでは!