留学中にイタリア人の友人が作ってくれたカルボナーラは生クリームなし。卵とチーズとベーコンの旨味が最大限に活かされたシンプルなパスタでした。
生クリームが入ってない分、濃厚なのに軽め。このイタリアの味を教えてもらってからはこの作り方一本です。
ということで今回は、イタリアマンマ直伝のカルボナーラの作り方をご紹介します。
参考ビアレッティのモカエキスプレスが凄い!直火で本格エスプレッソが作れますカルボナーラの本場のレシピ
カルボナーラの材料(一人前)
本場のカルボナーラは生クリームも牛乳もいりません。
材料は日本で簡単に手に入る物に置き換えてありますが、十分に美味しいのでご安心を。
- パスタ:100g(太めのスパゲティやフェットチーネなど)
- ベーコン:40〜50g(適当でOK)
- 玉ねぎ:1/4程(ベーコンの量に合わせて適当に)
- にんにく:1かけ
- 卵:1個
- パルメザンチーズ:30g(適当)
- 黒胡椒:仕上げ用
- 塩:パスタを茹でる用
※玉ねぎは入れても入れなくてもOKなのでお好みで。
本場で使う材料
本場で使う材料を一応書いてみました。もし手に入ったら使ってみて下さい。
→グアンチャーレとパンチェッタ
本場でベーコンの変わりに使われるのがこの2つ。
グアンチャーレは豚の頬肉を塩漬けにして熟成させたもので、パンチェッタは豚バラを塩漬けにして熟成させたもの。
ベーコンと似てますがベーコンよりも濃厚な感じです。
→ペコリーノ・ロマーノ
ペコリーノ・ロマーノは羊のミルクで作られる硬質チーズ。
塩気が強めで、パルミジャーノ・レッジャーノ(本場のパルメザンチーズ)のようにすりおろして使われます。
これはパルメザンチーズで代用しますが、袋入りのパルメザンが手に入ればベスト。粉チーズなら少し荒めのしっとり感がある物がおすすめです。
カルボナーラの作り方
1具材の準備
ベーコンと玉ねぎを5mm位のキューブ状にカットし、にんにくをみじん切りにしておきます。
*ベーコンはキューブ状にカットしたものが売っていれば便利。厚みもいい感じです。
2玉ねぎ、ベーコン、にんにくを炒めるフライパンに少し油を敷いて玉ねぎを炒め、色がついてきたらベーコンとにんにくを投入して炒めます。
3パスタを茹でる
具材を炒めるのと同時進行でパスタを茹で始め、アルデンテに茹であげます。(袋の表示より少し短めに)
パスタはしょっぱいお湯(お湯の量の1−1.5%程の塩加減)で茹でるのが大事。こうすることでパスタに味がつきコシも出ます。
*食塩(天然塩):小さじ1=6g(5g)、大さじ1=18g(15g)
4炒めた具材の中に湯切りしたパスタを投入
フライパンにパスタを入れたら、炒めた具材と混ぜ合わせます。
5超弱火にして溶き卵を投入
パスタを混ぜ合わせたら火を超弱火にして溶き卵を回し入れ、軽く絡めます。
*卵が熱で固まらないように秒速で!
6火を止めてパルメザンチーズを投入
卵を軽く絡めたら火を止めてチーズを投入。
7フライパンをコンロから下ろして絡める。
フライパンをコンロから下ろして卵、チーズ、パスタを絡めます。
7黒胡椒をたっぷりかけて完成
この写真はかける前の状態ですね(笑) スイマセン…。
カルボナーラの味付け
カルボナーラの味付けはベーコンとチーズから出る旨味だけで十分。
しょっぱいお湯で茹でることでパスタにも塩味がついているので、味付けで塩を足す必要もありません。
完成したら黒胡椒をたっぷりかけるので割とパンチも効いてます。
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生クリームなしのカルボナーラは濃厚なのにサラッと食べられるのでおすすめです。
卵とチーズを入れる時に手早く和えることができればこっちのもの。とても簡単に本場の味が楽しめるのでぜひお試し下さい!