梅シロップはとても簡単に作れて、育てるのが楽しみな一品。
実際には多少のハプニングがあったりもしますが、そこも魅力の一つです。
今回は、こんな梅シロップのレシピ(生梅バージョン&冷凍梅バージョン)と梅や砂糖の選び方について詳しくお伝えします。
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梅シロップの材料
定番の梅シロップ作りに必要なものはこちらです。
- 梅:1キロ
- 砂糖:1キロ
- 保存瓶
- ホワイトリカーor消毒用アルコール(瓶の消毒用)
- 竹串or爪楊枝(梅のヘタ取り用)
※ 梅と砂糖=1:1が基本。甘さ控えめなら梅1kgに対して砂糖を700g〜800gにしてもOK。
梅シロップの梅の選び方
梅シロップの梅は青梅または少し熟しかけの梅(完熟はNG)です。
真っ青な青梅はスッキリ爽快な味わいで、少し熟しかけの梅は芳醇な感じに仕上がるのでお好みで。
質が良ければ形が不揃いだったり多少キズありの梅でも大丈夫なので、リーズナブルな無選別梅でも漬けられます。
ぷっくり肉厚の梅の方がエキスがたっぷり出ますよ。
梅シロップの砂糖の種類
梅シロップには溶けやすく、癖のない氷砂糖を使うのが定番。ただし、白糖、ザラメ、グラニュー糖など他の種類の砂糖を使ってもOKです。
砂糖の種類によって風味が変わるので、色々試してみるとおもしろいですよ。
とは言え、梅シロップ作りが初めてで迷っているなら、上手にできる氷砂糖がベストです。
砂糖は多すぎるとシロップが発酵しやすくなり、少なすぎると梅エキスが出にくくなるので、梅と砂糖の割合は極端に崩さないほうが無難です。
梅シロップの瓶のサイズ
梅1キロ+砂糖1キロで漬ける場合、2.5リットル瓶すれすれになるので、余裕を持って3リットルの密閉瓶で漬けるといい感じです。
ちなみに、梅2キロの場合は、5リットル瓶すれすれ位になります。
もし、たくさん漬けるならどデカい瓶にまとめて作るより、複数の瓶に分けたほうが扱いやすいです。
手軽に少量のシロップを作りたい場合はジップロックで作ることもできますよ。
梅シロップの作り方
梅シロップは生梅から作る方法と冷凍梅で作る方法があります。
それぞれ見ていきましょう。
生梅からの作り方
生梅から作るシロップは梅の風味がとても爽やかで美味しいです。
*材料は上に書いた通り、梅1キロ、氷砂糖1キロ
- 瓶を洗い乾かす。
- 瓶をホワイトリカーや消毒用アルコールで消毒し、キッチンペーパーで拭き取る。
- 梅を優しく洗う。*アク抜きが必要な梅は2~3時間水につけてアク抜きする。
- ペーパータオルで拭く。
- 竹串で梅のヘタを取る。
- 瓶に梅と氷砂糖を交互に敷き詰め、一番上は氷砂糖の層にする。
- 蓋をして冷暗所で保存。毎日2回ほど瓶をゆする。
- 砂糖が完全に溶けて梅がしわしわになったら完成。(3週間位で完成)
お酢を入れるなら⑦の後にお酢を入れて揺すればOKです。
参考梅シロップに酢を入れる効果とお味,おすすめレシピを紹介します冷凍梅を使ったシロップ
梅のエキスが出やすいとの事で冷凍梅を使う人も多いです。
冷凍よりも風味がいいので生梅がおすすめですが、買い置きした梅を使いたい場合には便利です。
- 梅を優しく洗って、必要があれば2〜3時間アク抜きする。
- 梅をペーパータオルで拭いて日陰で乾燥させる。
- 竹串で梅のヘタをとる。
- 梅をジップロックに入れて24時間以上冷凍する。(空気をしっかり抜く)
- 瓶を洗剤で洗って乾かし、アルコール消毒して乾燥させる。
- 瓶に梅と氷砂糖を交互に入れ、一番上は氷砂糖の層にする。
- 蓋をして冷暗所で保存。毎日2度ほど梅に砂糖が被さるように瓶をゆする。
- 砂糖が全部溶けて、梅がしわしわになれば完成。(10日〜3週間程度)
梅がしわしわなのに砂糖が溶けてない時
梅シロップを作っていると、梅がしわしわなのに砂糖が残る時があります。
そんな時は、瓶をゆすって砂糖が溶け出すように促します。
それでもダメなら、エキスの出きった梅の実を取り出してホーロー鍋へ。これを弱火にかければ砂糖を溶かすことができます。(その後、保存便に移して保存)
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梅シロップ作りは瓶をゆすりながら日毎の成長を観察できるのでとても楽しいです。
砂糖が溶けないとか、発酵したとか予期せぬ異変もありますが、それも醍醐味の一つ。
楽しく作って美味しくお召し上がりくださいね!