お餅は昔から家で作っていたので、市販のパック餅を食べた時は衝撃的でした。
やっぱり、手作りの餅は米の風味と香りが格別。食感ももっちもちで、満足度が違います。
家で作るのは大変かと思いきや、餅つき機やホームベーカリーがあればラクラク。形を作るのも楽しい作業です。
今回は、餅つき機やホームベーカリーを使った鏡餅やのし餅の作り方、餅の保存方法をご紹介します。
記事の内容
餅の作り方(餅つき機)
まずは、餅つき機を使った作り方をご紹介していきます。
必要なもの
- もち米:好きなだけ
- 打ち粉(餅とり粉、米粉、片栗粉など)
- のし板:餅を入れる容器。トレーやお盆でもOK
- 餅つき機
餅つき機は、5合用、一升用、二升用などのサイズがあるので、作りたい餅の量に合わせて選んで下さい。
これはうちが使っている餅つき機(1つ新しい型)ですが、パンやうどんの生地、あんこも作れて便利です。
もち米は何でもOK。こだわるなら「こがねもち」「きぬのはだ」「ヒヨクモチ」「ヒメノモチ」などの美味しい銘柄を試してみるのもありです。
餅つきの手順
餅つきの手順は、もち米を水に浸す→蒸す→つくの3ステップ。
餅つき機ならこれがボタン1つでできるので簡単です。
※やり方は機械によって微妙に違うので説明書でご確認を。(よく似てるけど)- もち米をよく洗う。
- もち米を一晩水につけ、餅をつく30分ほど前にザルにあける。
- 餅つき機の底の部分に水を入れる。(水の量は機械の説明書参照)
- 窯と羽根をセット。
- 窯の中に水気を切ったもち米を入れる。
- 蓋をして「もちつき・自動」のボタンを押す。(蒸す工程は20~25分ほど)
- のし板(トレーなど)に打ち粉をして成形の準備をする。
- 「蒸す工程」が終ると「つく工程」に入る。(写真は蓋を開けてますが、蓋したままでもOK)
- 餅が滑らかでツヤツヤになったらスイッチを切る。(つく工程は10分前後)
- 機械から窯を取り出して、トレーの上で逆さまにして餅を取り出す。(やけど注意)
- 餅の中に埋まっている羽根を取る。(やけど注意)
- 餅にも打ち粉をつけて、熱い内に形を作る。(冷めると餅が固まるから)
つき加減は自分の目でみて確認し、いい感じの所で「切る」ボタンを押します。
逆さまにしても餅が落ちてこない時は、濡らしたしゃもじなどで押し出すと剥がれてきます。
参考おせち料理の詰め方とレイアウト[ 縁起のいい具材の意味も紹介]餅をホームベーカリーで作る
餅つき機がなくてもホームベーカリーがあれば、お餅を作ることができます。
餅つき機能なしのホームベーカリーでも大丈夫。このようにすればOKです。
- 炊飯器や蒸し器でおこわを作る。(少し固めが◯)
- おこわをホームベーカリーの窯にセットする。
- 蓋を開けたまま、スタートボタンを押す。
- 滑らかでツヤツヤの餅になったら完成。(20〜30分程度)
固さは餅つき機でつくより少し柔らかめになることが多いです。(おこわの固さなどにもよる)
鏡餅の作り方
次は鏡餅の作り方です。お雑煮などに使う丸餅も作り方は同じです。
必要なもの
- つきたての餅
- 打ち粉(餅とり粉、米粉や片栗粉)
- のし板:おぼんやお皿でもOK
- 鏡餅の飾り:四方紅、橙、裏白などお好みで
もちの量は作る鏡餅の大きさと数次第。うちは1升のもち米で下の写真サイズの鏡餅4個分を作ります。↓
その他、仏壇や各部屋に置くミニ鏡餅や丸餅はもう1升ついて作ります。↓
参考鏡餅を飾る場所はどこ?飾り方やいつからいつまで供えるかを解説鏡餅を作る手順
- つきたての餅を打粉をした台に乗せ、餅にも打ち粉をする。
- 下が大きめ上が小さめの適当なサイズに分ける。(打ち粉をしたナイフで切ったり、濡らした手でちぎる)
- 打ち粉をして丸い形に整える。(これは超ミニ版)
- 半日ほどしっかり冷ます。
- 上下を重ねて、飾り付けをしたら完成。
鏡餅はお椀でも作れる
鏡餅は大小のお椀を使って作る事もできます。
これだと、ぽってりとした形に仕上るようです。(まだ試したことない)
- 大小のお椀orボールorどんぶりを用意。
- お椀にラップをして打ち粉をする。
- つきたての餅をいいサイズに切ってからお椀へ入れる。
- お椀をトントンと落として形を整える。
- 上から打ち粉をして表面をならす。
- しっかり冷めて固まったらお椀から外して出来上がり。
のし餅の作り方
のし餅は餅を薄く長方形に伸ばした物。それを四角く切り出した物が切り餅です。
鏡餅は神様用、のし餅や丸餅は人間が食べる用だと言われています。
材料
- つきたての餅
- 打ち粉(餅とり粉、米粉や片栗粉)
- のし板:餅を伸ばすトレー
- めん棒:餅を伸ばす棒(なければラップの芯などでもOK)
焼き餅やあられにする時は青のりや干しエビを入れて餅をついても美味しいです。
のし餅を作る手順
- のし板に打ち粉をして餅を入れ、打ち粉をする。
- 棒で均一に伸ばす。
- 隅々まで伸ばして冷ます。
- カチカチに固まる少し手前で好きな大きさに切って保存する。
切る時はカチカチに固まる少し前がベスト。(柔らかい時だと崩れるし、カチカチだと切るのがすごく大変)
包丁にも打ち粉をして、濡れ布巾で拭きながら切るときれいに切れます。
のし餅はポリ袋でも作れる
のし餅は米の袋や丈夫なポリ袋で伸ばす方法もあります。これなら、打ち粉もいりません。
必要なもの
- つきたての餅
- 米袋or丈夫なポリ袋
- めん棒
米袋を使う時は汚れを拭き取っておきます。
手順
- ポリ袋につきたての餅を入れる。
- 袋の上から棒で均一に伸ばす。
- 袋の四隅に空気がたまらないように、針で穴を開けて空気を押し出す。
- 四隅にもしっかり餅を伸ばす。
- 空気が入らないように袋の口を閉じて、2〜3日置く。
- 袋をハサミで切って剥がし、好きなサイズに餅を切って保存する。
袋の中で伸ばした餅は、そのまま乾燥させた餅より切りやすく、パック餅を切る感覚です。
餅の保存方法
お餅はカビが生えやすいので、しっかり冷ましてから冷凍するのが一番。
お餅をフリーザーバックに入れて、しっかり空気を抜いてから冷凍すれば半年程度保存できます。
鏡餅の場合はカビのチェックをしつつ、カビる前に下ろして食べてください。
参考【和菓子・洋菓子別】お年賀に人気のお菓子11選!おわりに
お餅は餅つき機やホームベーカリーがあれば簡単。手作りの餅は香りと風味が豊かで、食感も絶妙です。
つきたてを砂糖醤油やきなこで食べるのも楽しみの一つ。たくさん作っても冷凍できるので便利です。