千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつりは、北海道の支笏湖(しこつこ)で開催されるお祭り。
支笏湖畔の一角に巨大な氷のオブジェが立ち並び、まるで氷の王国のような雰囲気です。
夜のライトアップも幻想的でファンタジーの世界。支笏湖には温泉もあるので宿泊にもピッタリです。
今回は、2018年に出かけて大ファンになった支笏湖氷濤まつりの詳細と、昼と夜の魅力を写真でご紹介します。
記事の内容
支笏湖氷濤まつりはこんなイベント
支笏湖氷濤まつりは、冬にも観光客を集めようと1979年から始まったお祭り。
支笏湖の水をスプリンクラーで吹き付けながら作られた巨大な氷のオブジェは圧巻で、アナ雪の世界で遊んでいる感覚です。
夜は虹のようにカラフルな光りが灯り、週末には花火も打ち上げられます。
支笏湖氷濤まつりの日程
お祭りは毎年1月下旬から2月中旬にかけて開催されます。(札幌雪まつりと同じ時期)
2023年は1月28日(土)~2月23日(木)の予定です。
時間は例年だと10時〜22時(ライトアップは16時半〜20時)。
※変更があるかもしれないのでお出かけ前にご確認を。支笏湖氷濤まつりの場所
会場へは新千歳空港から車か路線バスで1時間弱。支笏湖ビジターセンターからすぐの場所です。
大きな温泉街ではないですが、旅館や食堂も並んでいます。
バスでの詳しい行き方はこちらをチェックしてみて下さい。↓
参考新千歳空港⇔支笏湖⇔札幌間のバス・電車での移動方法を詳しく解説支笏湖氷濤まつりの昼間はブルーに注目
支笏湖氷濤まつりは午前中から夜まで開催されていて、日中と夜はかなり違った雰囲気です。
まずは「支笏湖ブルー」の世界感がある日中の会場を写真でご紹介していきます。
ここは入り口。大きな温度計が設置されていて、この日の気温(14時頃)は-5度でした。(割と温かい日だったらしい)
この中には1人300円の協力金を入れる箱があり、氷濤まつりの絵葉書がもらえました。(小銭必要)
会場内は巨大な氷のオブジェが立ち並ぶ氷の王国。オブジェの中をくぐったり、登ったり冒険をしているような感じです。
奥の方の氷の展望台からは会場内と支笏湖が見渡せます。氷の階段は滑らないように配慮がされています。
こちらは千歳市の名勝「苔の洞門(閉鎖中)」をイメージした洞窟。針葉樹の葉っぱに湖の水を吹きかけて作っているそうです。
こちらは氷の水族館。氷の水槽には地元の名物ヒメマスなどが入っています。
こちらは巨大な要塞。氷の宮殿の中庭に立っているような感覚で、ただただ圧巻です。
さっきのオブジェから空を見上げるとこんな感じ。太陽が出てくると、光を浴びた氷が透き通った支笏湖ブルーに輝きます。
会場内には赤い鳥居の「氷濤神社」という氷の神社も。もちろん、中に入ってお参りできます。
内部には氷の神殿があって神秘的。お賽銭箱もありますが、小銭を氷にくっつけている人が多いです。(小銭を氷に押し付けるとくっつきます)
大小の氷の滑り台もあり、大人も子供も童心に帰って滑ることができます。お尻は濡れますが、滑らずにはいられません(笑)
そんなに広くない会場ですが、遊んだり写真を撮ったりしていたら1時間半位たっていました。平日のこの時間は人も多くなくて快適でした。
参考北海道の冬の服装,雪で滑らないための靴と必須の防寒グッズ支笏湖氷濤まつりのライトアップが幻想的
お祭りは夜間のライトアップも見事。(昼か夜かどちらかを選ぶなら夜がおすすめ)
この時は支笏湖の丸駒温泉泊だったので、昼も夜も来場することができました。
ちなみに、丸駒温泉は珍しい秘湯のある老舗の温泉旅館で超おすすめです。(お祭りへの送迎もありました)
参考丸駒温泉の露天風呂が凄すぎる!支笏湖畔の秘湯の宿に泊まってみた
ライトアップは16時半から始まり、会場についたのは17時過ぎ頃。この時点では真っ暗ではなかったものの、その後まもなく辺りは真っ暗になりました。
日中と全く同じ場所ですが、カラフルなライトで照らされた氷の国は超幻想的。写真右下の部分はミニスケートリンクになっています。
氷濤神社も神々しくライトアップ。昼間より観光客が多く、内部は賑わっていました。
単色のライトもキレイ。光が当たることで迫力が増した感じです。
ブルーの池も青々と光っています。これは近くで見るより上から見た方が素敵でした。
滑り台は夜も大人気。ライトアップに合わせて観光バスもたくさん乗り付けていました。(2018年なので外国人観光客も多かった)
階段が照らされた展望台。ちょっとエルサになった気分です。
氷の像の至る所にライトが設置され、会場は虹のように鮮やか。巨大な氷像群の中を歩く人の影も絵になってました。
花火は例年だと週末の18時半から。この時は月曜日だったので見れませんでした。
支笏湖氷濤まつりの出店
会場内には数軒の売店と絵葉書が出せる臨時郵便局もありました。
売店にはうどんやそばなどの軽食やドリンク類、お酒なども。会場の外にも温泉街の食堂がありますが、会場内で小腹がすいたらここで腹ごしらえするのもありです。
ちなみに、会場内にはトイレもあるので安心です。(トイレの中は温かかった)
参考札幌雪まつりは凄かった!会場ごとの見所と北海道グルメを写真で紹介おわりに
支笏湖氷濤まつりは、いわば氷のテーマパーク。会場の規模は小さめですが楽しすぎるお祭りでした。
昼間の支笏湖ブルーの世界と夜のライトアップの世界を両方楽しむのもおすすめ。周辺に宿泊して、温泉と雪の支笏湖を楽しむのも最高です。
「札幌雪まつり」や「小樽雪あかりの路」も同時期に開催され、距離的にも近いので足を運んでみてもいいでしょう。