自分が育てたハーブで作るハーブティーは最高ですよね。無農薬でヘルシーだし、香りに癒やされます。
ハーブティーはいろんなハーブで作れますが、初めて飲むなら超ハーブティー向きの品種で作るのがベスト!
今回は30種類ほどのハーブを育てて実験した結果、とっておきのお茶が作れた9種類をご紹介します。
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ハーブティーにすると美味しいハーブ8選
ハーブティー初心者が最初に育てたいハーブはこの8品種。
ブレンドして飲むと美味しさが増すので、どんどん自分好みにアレンジしてみて下さい。
※アレルギーがある方、妊娠中の方、持病のある方は、一応お医者さんに確認すると安心です。
ミント
ガムでお馴染みのミントはスーッとした風味が特徴のシソ科のハーブ。集中したい時や目を覚ましたい時、口の中をスッキリさせたい時にピッタリです。
ミントには色んな種類がありますが、爽快感が強いペパーミント、ソフトな清涼感のスペアミント、りんごの香りのアップルミント、パインの香りのパイナップルミントなどがおすすめ。
どのハーブと合わせても美味しさ抜群なので、どんどんブレンドしてみて下さい。
お茶にする部位
ハーブティーにはミントの葉っぱを使います。
葉っぱはフレッシュでもドライでもOKですが、個人的にはフレッシュの爽快感が大好きです。
カモミール
キク科のカモミールはハーブティーの代表格。リラックスしたい時に飲むお茶として有名です。
味は乾燥させたりんごのような風味と、ほのかな薬草っぽさがあってユニーク。
心と体がゆるむ感覚になるので、ホッとしたい時や寝る前にもおすすめです。
ジャーマンカモミールとローマンカモミールが有名ですが、ジャーマンの方が苦味が少なくマイルドです。
お茶にする部位
カモミールは花の部分をお茶にします。
お花は生のままでも乾燥させてもOKです。
レモンバーベナ
レモンバーベナは南米原産のクマツヅラ科のハーブ。
お茶にするとレモンの香りと若干の酸味が合わさってレモンティー感覚で楽しめます。
はちみつで甘みをプラスするのもおすすめです。
お茶にする部位
レモンバーベナは葉っぱの部分をお茶にします。
フレッシュリーフでもドライリーフでもOKです。
レモングラス
レモングラスは東南アジアからインドにかけて生息するイネ科のハーブ。
見た目はただの草ですが、強いレモンの香りがするのでトムヤムクンなどのタイ料理には欠かせません。
お茶にすると落ち着きのあるレモンの香りが絶妙で、気分が安らぎ、口の中もスッキリします。(酸味はありません)
お茶にする部位
お茶に使うのは葉っぱの部分。
葉っぱはそのままだとそんなに香りませんが、お茶にするとすごくいい香りに。緑茶のような感じのいい色も出ます。
香りが強い茎は料理に使うのがおすすめ。葉っぱはドライでもフレッシュでもOKです。
レモンマートル
レモンマートルはオーストラリア原産のフトモモ科(ユーカリと同じ)のハーブ。
「レモンよりレモン」と言われるだけあって、レモンバーベナやレモングラスよりもレモンの香りが強いです。
お茶はレモングラスティーをもっと濃厚にした感じ。柑橘系の香りが強く、かなり落ち着くハーブティーです。(酸味はない)
お茶にする部位
レモンマートルは葉っぱの部分をお茶にします。
フレッシュでもドライでもよく、葉っぱの真ん中の筋に切込みか折り目をつけて使います。
参考レモンマートルは癒やしのハーブ!使い方や育てるヒントを紹介しますバジル
バジルはパスタやピザなどの洋食に欠かせないハーブですが、ハーブティーにしても美味しいです。
バジル独特の香りと爽快感があり、ホットでもアイスでもOK。紅茶と混ぜたり、レモン汁を入れてもいい感じです。
シナモンバジルを使うとシナモンの香りもプラスされるので、シナモン好きの方はぜひ。
お茶にする部位
バジルは葉っぱの部分をお茶にします。
入れ方はポットに5〜6枚の葉っぱとお湯を入れて蒸らすだけです。
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マロウ
マロウはアオイ科のハーブでハーブティーの世界ではかなり有名です。
なぜ有名かと言えば、色のグラデーションが楽しめるから。
熱湯を注ぐとお湯がマロウブルーと呼ばれる青色に変化し、レモンを加えると紫からピンクに変わるので「夜明けのハーブティー」とも呼ばれています。
香りや味はないので、レモン系のハーブや、ミント、はちみつと組み合わせるのがおすすめです。
お茶にする部位
マロウのお茶にはお花の部分を使います。
花はどんどん咲くので咲いたものから摘んでいくのがベスト。
お花は生のままでも乾燥させてもOKです。
ステビア
ステビアは南アメリカ原産のキク科のハーブ。
見た目はただの草っぽいですが、葉っぱには砂糖の300倍ほどの甘みがあり、カロリーはゼロ。天然甘味料としてドリンクやお菓子、調味料などにも使われています。
ハーブティーにする時はミントやレモン風味のハーブと合わせると爽やかでおすすめ。
葉っぱを煮詰めて作るステビアシロップはかなりの甘さで、砂糖代わりにドリンクや料理にも使えます。
お茶にする部位
お茶やシロップに使うのは葉っぱの部分。(茎には少し苦味あり)
生の葉っぱを使うより乾燥させた方が甘みが増すし保存もききます。
レモンバーム
レモンバームは地中海地方原産のシソ科のハーブ。見た目はスペアミントによく似ています。
葉っぱを手でこするといいレモンの香りがしますが、ほのかに香る程度。(酸味なし)
上で紹介したレモン系ハーブより風味が弱いので、レモンやはちみつ、ミントなどを加えると美味しいです。
お茶にする部位
お茶に使うのは葉っぱの部分。
フレッシュリーフの方がレモンっぽい香りを楽しめ、ドライリーフは少しミント系の香りになります。
ハーブティーのいれ方
ハーブティーのいれ方は簡単。ティーポットでも急須でも小鍋でもいれられます。
ティーポットを使う場合
ティーポットや急須を使う場合はこんな感じです。
- ハーブを摘む。(片手に一握りくらい。)
- ハーブをポットに入る大きさにカット。
- ハーブを洗って水分を拭き取る。
- ティーポットを熱湯で温める。
- ティーポットのお湯を捨てて、くしゃくしゃっと揉んだハーブを入れる。
- 熱湯を注いでフタをする。
- 数分蒸らしたら完成。
ドライハーブを使うならひとつまみ程度が目安です。←お好きに調節して下さい。
カップを使う場合
- ハーブを摘む。(ひとつまみ位)
- ハーブをカップに入る大きさにカット。
- ハーブを洗って水気を拭く。
- カップを熱湯で温める。
- カップのお湯を捨てる。
- カップにくしゃくしゃっと揉んだハーブと熱湯を投入。
- 5分くらい蒸らして完成。
ドライハーブなら小さじ1程度が目安。ティーストレーナーがあると便利です。
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今までいろんなハーブをお茶にしてみましたが、元の香りが良くてもお茶にすると「まずっ」と思うものも多々ありました(笑)
でも、今回紹介したものはアロマウォーター的な感じで飲めるので、これからハーブティーを始める方にもおすすめです。
最初からおいしいと思えるかどうかは別として、香りのリラックス効果は高いので、ぜひ自宅で育ててみて下さい。