梅干しを作った後に残る梅酢は、梅エキスがたっぷり詰まった貴重な調味料。使い道豊富なので、ぜひ有効活用してみてください。
今回は、梅酢の使い方、保存方法、保存期間を詳しくまとめてみました。
記事の内容
梅酢の使い方
ここからは、おすすめの梅酢レシピをご紹介していきます。
赤梅酢で紅生姜
下処理した新生姜を赤梅酢で漬けこめば紅生姜の出来上がり。1日ほどで漬けあがります。
参考赤梅酢で紅生姜!作り方と保存の仕方、しょっぱい時の対処法を解説赤梅酢で柴漬け
赤梅酢があれば即席の柴漬けを作ることもできます。
- きゅうり・なす・大根など好きな野菜を切る。
- 塩もみする。(少量の梅酢を足してもOK)
- おもしをして1時間ほどおく。
- 水分をしっかり絞る。
- 赤梅酢と米酢、砂糖を混ぜる。(味見をして調節)
- 袋に絞った野菜と⑤を入れて揉み込む。
- 袋の空気を抜いて冷蔵庫へ入れる。
- 味が染みたら完成。
うちの梅酢はかなりしょっぱいので米酢と砂糖を加えますが、その辺はお好みで。
簡単な一品が欲しい時は、切ったキューリを少量の赤梅酢と赤紫蘇で和えるだけでも美味しいです。
らっきょうの梅酢漬け
下処理したらっきょうを梅酢に漬けて、冷暗所で数日おけばらっきょうの梅酢漬けができます。(すっぱしょっぱい)
甘めがお好きな場合は、らっきょう酢と梅酢をブレンドして甘酢漬けにしても美味しいです。
らっきょうの下処理や基本の漬け方はらっきょうの漬け方(塩漬け・甘酢漬け)と出回る時期のまとめを参考にしてみて下さい。
梅酢で玉ねぎ漬け
玉ねぎはお酢につけると辛味がなくなり甘みが増します。
この時、お酢の一部を少量の梅酢で置き換えると塩味が加わってサラダやおつまみ、ツナサンドにぴったりです。
※梅酢が多すぎると、しょっぱくなりすぎるのでご注意を。梅酢でお寿司
梅酢はすし酢に少量足してもOK。赤梅酢なら寿司飯がほんのりピンク色になって可愛いです。
いなり寿司は油揚げが甘いの梅酢が少し多めでもいい感じ。
ちらし寿司や巻き寿司は塩分がきつくなり過ぎないように加減してみてください。
参考ちらし寿司の作り方と盛り付け方[お祝い事にもピッタリです] 参考巻き寿司の作り方 [酢飯と具材の準備・太巻きと細巻きの巻き方 ]炒め物・煮物
梅酢は豚肉や鶏肉など炒め物、サバやイワシの煮付けにも重宝します。
梅酢を少量足すことで味が引き締まり、隠し味にもなるのでおすすめです。
梅酢パスタ
ツナパスタやきのこパスタ、パスタサラダなどに少量加えると塩味と酸味が加わって味が引き締まります。
パスタサラダなら少し多めに入れても爽やかです。
梅酢ドリンク
梅酢ドリンクは夏にぴったり。
作り方は簡単で、グラス1杯の水かソーダに梅酢大さじ1杯を混ぜるだけ。
お好みでレモン汁やシロップを加えるとさらに美味しくなります。
梅酢ドレッシング
梅酢ドレッシングは玉ねぎサラダ、大根サラダ、豆腐サラダなどの和風サラダとの相性が格別。
作り方は簡単で梅酢1:醤油1/2~1:オリーブオイル1を容器に入れてよく混ぜ合わせるだけです。
参考梅干しの赤紫蘇の保存方法と使い道梅酢の保存の仕方
次に、梅酢の保存の仕方をご紹介します。(白梅酢も赤梅酢も同じです)
なるべく長持ちさせるのに必要な3ステップはこちらです。
- 保存する瓶を熱湯orアルコールで消毒し、しっかり乾燥させる。
- 梅酢を濾す。
- 濾した梅酢を消毒した瓶に入れて完了。
濾す時に使う道具も清潔な物を使って下さい。
梅酢は常温保存か冷蔵保存か
常温保存か冷蔵保存かは梅を漬けた時の塩分濃度を基準にしてみて下さい。
- 梅の20%前後の塩で漬けた場合→常温保存(冷暗所)でOK
- 梅の15%以下の塩で漬けた場合→冷蔵保存
- がっつり減塩/ハチミツなどを足した場合→冷蔵保存でお早めに
どの位で消費するかにもよりますが、減塩した場合は冷蔵庫に入れた方が無難です。
ちなみに、うちの梅干しは塩分濃度20%。常温保存でも傷んだことがありません。
参考桃のおすすめ品種5選とそれぞれの旬の時期 [上手な保存の仕方も紹介]梅酢の保存容器
梅酢の保存には蓋の付いた金属製以外の容器が向いています。ガラス瓶が定番ですが、陶器でもプラスチックでもペットボトルでも大丈夫です。
フタも金属製は避けた方が無難。以前、梅干しを保存したら見事にフタの内側がサビつきました(苦笑)
どの容器を使うのしても洗浄・消毒・乾燥が梅酢を長持ちさせるポイントです。
詳しい消毒の仕方はこちらをご覧ください。↓
参考梅酒の瓶のサイズと消毒の仕方梅酢の賞味期限
白梅酢も赤梅酢も保存期間は塩分濃度で決まります。(清潔に扱うことは大前提)
塩分濃度が20%前後で添加物が入っていなければ半永久的に持ちますが、そうでなければ賞味期限は短くなります。
15%以下の梅酢なら冷蔵保存で半年〜1年以内に使った方がいい場合も。
塩分濃度10%以下の梅酢やハチミツなどを足した場合は、もっと早く使い切るのがベストです。
自家製だと正確な賞味期限はわかりませんが、これらをチェックして異常があったら破棄しましょう。
- 梅酢が濁っていないか
- 変な臭いがしないか
- 変な色に変わっていないか
- 味が変わっていないか
おわりに
梅酢はヘルシーな万能調味料。いろんな料理に使うことができてとても便利です。
保存する時は瓶の消毒をしっかりして、塩分濃度に応じて保存場所を変えてあげてください。